コルクマットのメリットデメリット

コルクマットは、赤ちゃんのプレイマットや子供の足音対策としてたくさんの方に愛用されています。
しかし赤ちゃん用のマットとして相応しいのかどうか悩んでいて、買うのをためらっていらっしゃる方も多いことでしょう。

そこでコルクマットのメリットとデメリットを挙げてみて、その正否を考えてみましょう。



コルクマットのメリット

底冷え防止

冬のフローリングは大変寒く、足元から冷えてきます。
夏は涼しくて気持ちがいいのですが、冬の季節ではこの底冷えがフローリングの欠点かもしれません。

そこで、底冷え防止のためにカーペットやラグなどを敷くのですが、そのひとつにコルクマットがあります。
コルクマットもカーペットやラグのように断熱性があり、床からの冷気を抑えてくれます。

最近のコルクマットは低ホルムアルデヒド製品で、赤ちゃんにとって非常にやさしいマットといえます。

防音対策

一般にコルクマットの厚さは、8mmと11mmで、この内表面部分の1mmだけコルクを使用しており、残りの部分はEVA樹脂で構成されています。

このEVA樹脂は非常にクッション性があり、寒い冬でも硬くならずその弾力性は保持したままです。
このクッション性が床に伝わる衝撃音を吸収し、防音の効果をもたらしているのです。

このコルクマットを床に敷くことによって、足音や物を落としたときの音を吸収し階下への騒音を防止してくれます。

小さな子供さんが走り回ってドタドタという騒音も、このコルクマットを敷けば緩和してくれますので、マンションにお住まいの方からも好評を得ております。

転倒によるケガ予防

フローリングは板の間だから非常に硬く、転んだりしたらケガをするおそれもあります。
ヨチヨチ歩きの赤ちゃんは、足元がまだおぼつかないためよく転びます。
そんな時コルクマットを敷いておけば、転んで頭を打った時にもケガがなくて済みます。

また高齢者がフローリング上で滑ったり、つまずいたりして転んでもケガを予防してくれます。

このように硬いフローリングでのケガ予防にコルクマットを敷く方が多くいらっしゃいます。
事実赤ちゃんのケガ予防にコルクマットを愛用している方がたくさんいらっしゃいます。

床のキズ予防

フローリングはデリケートで、ちょっとした摩擦や衝撃でもキズがつきます。
子供がおもちゃで遊んでいて、そのおもちゃとの摩擦や落下で床が傷つくというのはよくあるケースです。

またうっかり物を落としたりしても床は傷つきます。
こういったケースを考えてコルクマットを床に敷く方もいらっしゃいます。
コルクマットは床のキズ防止に役立つのです。

掃除が簡単

コルクマット上のお掃除は、毎日掃除機掛けで十分です。
そして何かこぼしたりしても防水性が高く、すぐに拭き取れば跡は残りません。

ラグマットのように毛の奥に入り込んだごみやほこりではなく、表面のごみホコリを吸い取ればいいだけですから、手間がかかりません。

また汚れたらその部分だけ取り外して水洗いもできるから、ラグマットのような大掛かりな洗濯も必要ありません。
赤ちゃんがいるご家庭ではコルクマットが重宝します。

補修が安く済む

万が一汚れたり破損しても、その部分だけ取り外して洗濯・交換ができますから補修が安く済みます。

ラグマットのような1枚そのものの洗濯・修理ではありませんから非常に低コストでメンテナンスができるということです。
特にマットを汚しやすい赤ちゃんや小さなお子さんには有効です。

子供のプレイマットとして使える

室内での子供の遊び場にこのコルクマットを敷いてやると非常に重宝します。
断熱効果があり、はしゃいで転んだ時のケガの予防にもなり、またドシンドシンという足音にも吸音効果を発揮し、防音対策にもなります。

コルクマットは表面がコルクであるだけに、非常に滑りにくく、転倒の予防にもつながっているのです。

床のベタベタ感から解放される

フローリングは夏は涼しくていいのですが、ちょっと寝そべった時など、床が汗でベタベタした感じが不快ですね。

コルクマットは1mmとはいえ表面部分がコルクを使用しておりますので、質感が非常にサラサラしており、夏などは感触が非常に気持ちがいいのです。

コルクマットを敷くことによってこのベタベタ感から解放されます。

ランニングコストが安く済む

コルクマットは非常に保温性に優れ、床からの冷気を遮断してくれます。
そのため体感温度は高く感ぜられ、エアコンの設定温度も低くて済みます。

つまりコルクマットを敷くことによって、電気代などのランニングコストが安く済み、経済的にも非常にやさしいアイテムといえます。



コルクマットのデメリット

コルクの粉が出る

コルクマットは表面1mmをコルクを使用しているため、摩擦によってコルクの粉が発生します。
これは致し方ないことで、対策法としてはコロコロローラーで粉を取り除くか、あるいは掃除機でこまめに吸い取ることです。

コルクの粉が気になる方は、コルクマットはやめてすべてEVA樹脂のジョイントマットにした方がいいかもしれません。

通気性が悪い

コルクマットに使われているEVA樹脂内には多くの空気孔があり、このおかげで断熱性、クッション性が保たれているわけですが、この空気孔は滞留しており流動性は一切ありません。

それゆえ内部は通気性が悪く、床に密着すると空気の流れは一切なく密閉状態となります。
何か液体をこぼし、それがジョイント部から床に侵入して放っておくとカビが発生することもあります。

また長い間コルクマット下の掃除と換気を怠れば、カビやダニの温床になることもありますので、注意が必要です。

マット下は適度に掃除と換気が必要です。

段差で躓くおそれがある

レギュラーサイズで8mm、大判サイズで11mmの厚みがあります。
この段差で赤ちゃんやお年寄りはつまずくおそれがあります。

フローリングの防寒対策にピッタリのコルクマットですが、厚みがあるからこそ防寒作用が実現できるのですから、ある程度の段差は仕方のないことです。

家具を載せたままだと復元しなくなる

コルクマットの上に家具など重いものを載せた状態ですと、凹んだまま復元しなくなります。
また家具を上にのせるとコルクマットのクッションで非常に不安定な状態になります。

コルクマットの上には家具は載せない方がいいでしょう。

ドアの開閉や引出しの邪魔になることがある

コルクマットは厚みがある分ドアの開け閉めの際、ドアの下部に引っ掛かり開閉の邪魔になることがあります。

また床すれすれに引き出しがある場合、その前にコルクマットを敷くと引き出せなくなることもありますので、購入前に確認しておく必要があります。

ジョイントするのが面倒

汚れたり破損したら、その部分だけ取り外しできるのがジョイントマットのいいところですが、この特徴がかえって面倒に感じることもあるようです。

フローリングを直接掃除するとき、マットをめくってしなければなりませんが、ラグマットなら丸めるだけで簡単にそれが可能です。

しかしコルクマットの場合、一つずつ取り外す必要があります。
掃除の後再びコルクマットを敷くときも、またひとつひとつジョイントしなおさなければなりません。

こういった手間がコルクマットにはあります。

まとめ

以上、コルクマットのメリットとデメリットを挙げさせていただきました。
赤ちゃん用のマットとして相応しいかどうか意見が分かれるところですが、デメリットに比べメリットの方が若干多いように思います。

私個人としては、赤ちゃんが口に入れても安全な低ホルムアルデヒド製品であるから、コルクマットは相応しいと思います。
なにしろ安全・安心が赤ちゃんには一番ですから。



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