腰痛で悩む人は多いと思います。
原因はいろいろあると思いますが、主な原因は骨盤の歪みからきていると推察されます。
骨盤の歪みが原因で腰の一部に負担をかけ、それが痛みとなって表れてくるというものです。
そこで骨盤矯正するためにいろいろな施策が試みられるわけですが、その中で最も効果的と思われるのがストレッチです。
ですが、腰痛持ちの人がいきなり激しいストレッチをやったために、余計に悪化したという話も聞きます。
今までストレッチとは無縁の人が無理に筋肉を伸ばすのですから、スジを痛めるのは無理のないことです。
そこでこのページでは、腰痛持ちの人が最初にやる無理のないストレッチ法を解説します。
参考になれば幸いです。
しゃがみストレッチ
ストレッチには基本的に前屈、開脚の二つのストレッチがありますが、腰痛持ちで、ストレッチには無縁の人がこれをいきなりやるのは無理なことです。
まずはじっくり腰のスジを伸ばすストレッチをしなくてはいけません。
それがしゃがみストレッチです。
やり方は簡単、ただしゃがんでいるだけ。
ただし踵は床につけたままです。
単純なストレッチですが、これが意外と体の硬い方には難しいのです。
まず踵を床につけたまましゃがめない。
しゃがもうとすると後ろにひっくり返りそうになります。
これは足首、脛、腰、股関節、背筋の筋肉が硬いためにそうなるのです。
まずは踵を浮かしたままでいいですから、しゃがむようにします。
そして徐々に踵を床に近づけていって、最終的につけたまましゃがめるように試みます。
そしてそれができたらその体勢まま、体重を前後左右に移動します。
そうすると先ほど言った足首、脛、腰、股関節、背筋の筋肉が伸ばされていくのを感じることができます。
骨盤の歪みは、骨盤の周りの筋肉だけが問題なのではなく、それに連なるあらゆる筋肉の硬化によっても引き起こされているのです。
これは私が10年のストレッチ歴を通してわかったことです。
それゆえ、腰の筋肉だけでなく足首や脛、股関節や背筋といった筋肉も微妙に影響を与えており、それが腰痛となって表れていると推察されるのです。
このストレッチのいいところは、自分の体重を利用しての柔軟性の強化ということです。
他からの力が入りませんから、ケガがなく進められることができます。
そしてこのストレッチを毎日することで先ほど言った筋肉が柔軟になり、やがて骨盤がどの向きに歪んでいるかがわかるようになります。
そうなると、さらに体重の移動に変化を加えて矯正を早めることになるわけです。
言葉だけでは説明しきれませんので、まずやってみてください。
これらは私がすべて行ったストレッチ法ですから、やってみれば私の言っていることが理解できるはずです。
四つん這いストレッチ
しゃがみストレッチが終わったら、今度は四つん這いになります。
四つん這い状態で、腰を前後にゆっくり振り、腰の筋肉をほぐします。
このストレッチは、次に行う背筋伸ばしストレッチの準備運動のようなものです。
ゆっくりゆっくり腰の筋肉をほぐしてください。
背筋伸ばしストレッチ
次に四つん這いの状態から、さらに両手を前に置き上体を反らします。
腰、股関節、背筋を伸ばすストレッチです。
上体を反らしたら、最初は無理に上体を揺すらずそのままの体勢でじっとしています。
そうすると徐々に筋肉が伸び始め体が慣れてきますから、この時初めて上体を上下にゆっくり揺すります。
筋肉の伸びを感じたら次のストレッチに移ります。
肩伸ばしストレッチ
背筋伸ばしストレッチが終わったら、そのまま腕を引きずるように腰を引いてきます。
肩から肩甲骨にかけての筋肉を伸ばし、同時に背筋、腰の筋肉も伸ばします。
上の写真のような体勢になったら、今度は肩を上下に揺らし肩甲骨、背筋の筋肉をさらに伸ばします。
そしてこの体勢からさらに腰を引き、足を正座の状態まで持ってきます。
おもに、腰、股関節の周りの筋肉をほぐします。
この体勢のまましばらくじっとしています。
腰の筋肉の伸びを感じるはずです。
これら一連のストレッチをワンセットにして、何回も行うとより効果的です。
腰痛は骨盤の歪みとそれに伴う筋肉の硬化が原因です。
それをストレッチによって徐々に緩和することで、腰痛は改善されるものと思います。
骨盤矯正座椅子
まとめ
腰痛持ちの人は、これら一連のストレッチを毎日することをおすすめします。
実は私も腰痛持ちで、長年悩まされてきました。
そこでストレッチに取り組んだわけですが、いきなり前屈や開脚ストレッチをやってもその効果は薄く、何か方法はないかと考えた結果このストレッチにたどり着いたのです。
腰痛改善には時間がかかりますが、まずはこれら一連のストレッチを行った後で前屈、開脚のストレッチをやれば、その効果は上がります。
時間をかけてゆっくりとストレッチに取り組めば、必ずいい結果に結びつくと思います。
このページが腰痛持ちの人の参考になれば幸いです。
最後までお読み頂き、真に有難うございました。