0.5カラットエタニティリングを買う目安

昨今、ファッションリングとしても人気の高いエタニティリング。

エタニティは永遠という意味から、婚約に関係する指輪と思われがちですが、そうではないようですね。

独身者既婚者問わず、いつでも着けていけるおしゃれなファッションリングというわけです。

リングの周りにダイヤが並んだシンプルなデザイン。

そしてカラット数に比例して、華奢なものからボリューム感あふれるものまであるゆえ、若い世代から40代50代の世代まで、幅広い年齢層に人気があります。

でも人気の秘密はデザインやフォルムだけではないようです。

そう、お値段がリーズナブルということ。

ダイヤが付ていればそこそこの値段がするのは当たり前。

しかしながらダイヤが1カラットも付いているのに、10万円以下で買えるリングもあるという価格の安さ。

こういったところにも人気の秘密があるようですね。

しかしこのエタニティリングを選ぶにあたって、買う目安はどこにあるのでしょうか。

どこを見て、これは買いだと思えるのでしょうか?

このページでは、0.5ctのエタニティリングに絞って、その目安となるものを見つけていきたいと思います。

値段は安い方がいい

これは誰もが思うことです。

値段は安い方がいいに決まっています。
しかし安かろう悪かろうでは話になりません。

安い上に商品の品質がいいのを選ぶ必要があります。

ご存知のように、ダイヤの質はピンキリで、上を見たらキリがありません。

品質がいいとそれに比例して値段もぐんと高くなります。

それゆえ、ある程度のところで妥協する必要があります。

ではどの地点で妥協すればいいのか?

それがこれからお話しするダイヤの輝きに関係してくるのです。

輝いてこそダイヤ

ダイヤは輝きが命です。
輝いてこそダイヤといえます。

それゆえ輝くダイヤを選ばなければなりません。

エタニティリングに付いているダイヤも、輝くものでなければなりません。

しかし素人さんはそれがわからないため、商品画像を判断材料にして選んでしまい、結果的に後悔してしまうのです。

ここでダイヤが輝くための条件についてお話をさせて頂きます。

ダイヤが輝くためには

ネットでダイヤを購入するとき、たいていの人はカラット数と価格を比較対象にします。
同じカラット数で一番安いものを買おうとしますね。

しかしそれだけでは安物のダイヤを買うことになります。

カラット数のほかに、ダイヤが輝くための条件も対象にしなくてはいけません。

そうすることによって選択対象が絞り込まれ、安くていいダイヤを買うことができるのです。

ではダイヤが輝くための条件とはないんでしょう。

それは、クラリティとカットが重要な要素になってきます。

クラリティとは

ダイヤの価値を測る指標として4Cがあります。

カラット(重さ)、カラー(色)、クラリティ(透明度)、カット(研磨・プロポーション)の頭文字をとってそう呼びます。

この中のクラリティとはダイヤの透明度を表す指標で、透明度の高いダイヤほど輝きます。

ダイヤは天然鉱物ゆえ、必ずインクルージョン(内包物)が存在します。

このインクルージョンが多いダイヤは透明度が低くなり輝きが劣るわけですが、このインクルージョンの多い少ないのグレードを表したのがクラリティなのです。

クラリティは11段階にランク付けされます。

インクルージョンの全くないFL(フローレス)を最高とし、インクルージョンの量が増えるにしたがい、IF、VVS1、VVS2、VS1というふうにランク付けされるわけです。

ではダイヤが輝くためにはクラリティはどのランク以上のものがいいかというと、「SIクラス」以上のダイヤなら輝くといえます。

SIクラスというのは表でもおわかりのように、肉眼で発見が困難なほどインクルージョンが微小なため、光の透過にそれほど影響を与えることはありません。

しかしその下の「Iクラス」になると、肉眼での発見が容易なほどインクルージョンが大きいため、光の透過を邪魔し輝きを著しく落としてしまうのです。

言葉だけの説明ではわかりにくいと思いますので、実際に比較画像を見てみましょう。

左がSIクラス、右がIクラスのダイヤです。
明らかに透明度が違うでしょう。

このように、輝くダイヤを見つけるためにはクラリティがSIクラス以上のものにする必要があるのです。

カットとは

採掘されたダイヤの原石は、一見スリガラスのようです。

それが人間の手によってあのような素晴らしい輝きを放つ石になるのです。

そしてその方法が、ラウンドブリリアントカットというカット法です。

しかしラウンドブリリアントカットすれば何でも輝くというものではありません。

カットの良し悪しによって輝いたりそうでなかったりするのです。

Excellentカットされたダイヤに光が入射すると、光はダイヤ内で漏れることなく反射され、再びダイヤ外へ放射されます。これを全反射といいます。(下イラスト左参照)

しかしダイヤのカットが深すぎたり浅すぎたりすると、光は全反射せずダイヤ底部より漏れてしまい輝きが劣ることになるのです。

これがカットの良し悪しによる輝きの違いです。

ダイヤ内の光が全反射するためには、その理想となるプロポーションが存在し、それが以下の比率で構成されています。

ダイヤは、この構成比率に近くて研磨状態が良好なものから、Excellent、VeryGood、Good、Fair、Poorとランク付けされます。

ではダイヤが輝くためにはカットはどのランク以上のものがいいかというと、「Good」以上のダイヤなら輝くといえます。

FairやPoorカットのダイヤはプロポーションに問題があり、輝くとは言えません。

よって輝くダイヤを見つけるためには、カットがGood以上のものにする必要があるのです。

ダイヤが美しくあるためには

輝くダイヤの見分け方は理解できたと思います。

しかし輝くだけでなく、そこにプラス美しさも加えたいと望むなら、カラーも選択基準の要素に加えなければなりません。

カラーはダイヤの色を表す指標で、無色のダイヤほど高くランク付けされます。

最近では、Very Light Yellowとかブラウンダイヤなどが販売されていますが、要は色のついたダイヤのことであり、価値的に見れば無色のダイヤより劣っていることになります。

ダイヤはやはり無色の方が美しく、美しく輝くダイヤを望むならカラーにもこだわりたいものです。

プリズム効果を発揮する無色のダイヤ

太陽光を含む白色光はプリズムを通せば赤、橙、黄、緑、青、藍、紫と七色に分かれます。

これは色それぞれの波長が異なるため、屈折によって光が分散されるためです。

この現象がダイヤ内でも起こります。

ダイヤ内に光が入射すると、光の中にある波長の異なる色が屈折によって分散されます。

上質のダイヤモンドを覗き込むと、いろいろな色の光線が発見できます。
これはダイヤ内でプリズム効果がなされているからです。

無色のダイヤに光が入射すると、反射した光は変色されることなくありのままの光線を放ちます。

しかし色のついたダイヤモンドの場合、ダイヤのカラーの影響を受けてしまい、光線を変色させるのです。

これがダイヤの美しさに影響します。
ダイヤに美しさを求めるなら無色の方が望ましく、色のついたものは避けた方が無難です。

ではダイヤが美しく輝くためには、カラーがどのランクのものがいいかというと「H」以上のものが望ましいといえます。

同じ「ほとんど無色」に属しているG、H、I、Jですが、IとJはその下の「わずかな黄色」のランクに近いこともあり、やはり幾分黄色く見えます。

プリズム効果にさほどの影響を与えないのは「Hカラー」以上のダイヤといえ、美しいダイヤを求めるならこれ以上のものを選ぶ必要があります。

ダイヤが輝く最低ライン

以上の説明から、ダイヤが輝くためにはクラリティSI以上、カットGood以上、そして美しく見えるためにはカラーH以上必要だということがおわかり頂けたと思います。

これが言うなれば、ダイヤが美しく輝くための最低ラインです。

つまりエタニティリングを買うときの目安は、これを基準にして選ぶことです。

先述しましたように、ダイヤは上を見たらキリがありません。
上質になればなるほど値段はぐんと跳ね上がります。

そんなものを追って買っていたらキリがありません。

それゆえ、このラインで妥協するのが賢明なのです。

そしてこの最低ラインの一番安いエタニティリングを買えばお得というわけです。

ここでは0.5ctのエタニティリングをテーマにしましたので、楽天よりその商品をピックアップさせていただきました。

まずはハイクオリティの商品をご覧ください。

いずれもクラリティがVSクラスでカラーもG~Dの高級クラス、おまけにプロポーションが優れている証のハート&キューピットがでるダイヤがセッティングされています。

このようなハイクラスのダイヤが果たしてエタニティリングに必要でしょうか?

私なら、ダイヤが美しく輝く最低条件が揃えば十分と考えます。

それならこんなに値段が高くもなく、リーズナブルな値段で購入することができます。

それが以下の商品です。

いかがでしょうか。

お値段が半分以下になっていますね。

それでいてこの商品は、上記の商品と同様、輝く条件がすべて揃っています。

どちらを選べばいいかもうおわかりでしょう。

ここでは0.5ctのエタニティリングを取り上げましたが、実際何カラットでも同様です。

基準となるダイヤの品質(Hカラー、クラリティSI、Goodカット)を見比べて、一番安いものを買うのがお得というわけです。

エタニティリングにそれほどの高品質のダイヤは必要なく、美しく輝く最低基準さえ満たせばそれで十分で、それの方がお安く買えてお得ということになるのです。

これからエタニティリングを買うときの目安にしてください。

このページが皆様のお役に立てれば幸いです。

最後までお読み頂き、真に有難うございました。

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