このページは、50代で空手を始めようとする方に向けて、基本的な稽古をお伝えさせていただいております。
今回は裏拳横顔面打ちのやり方を解説します。
裏拳横顔面打ち
横にいる相手の顔面を、裏拳で打つ技です。
三戦(サンチン)立ちの構えから、両拳を胸あたりで合わせます。
手のひら側は下を向いています。
これが裏拳横顔面打ちの基本構えです。
この構えから右拳を左耳の後ろあたりまでもっていき、相手が横にいることを想定して、そのまま一気に裏拳で顔面(上顎あたり)を打ちます。
打ち終わったらすぐに腕を引き、基本構えに戻ります。
そして左も同じように、左拳を右耳の後ろあたりまでもっていき、左側に相手がいることを想定して裏拳で顔面を打ちます。
打った後は同じようにすぐに腕を引き、基本構えに戻ります。
これが裏拳横顔面打ちの稽古方法です。
この技のポイントとなるところは、上体のひねりと腰のキレです。
腰を回すのでなく、腰をキルようなイメージで拳に体重を載せるのです。
この技は単に腕を振り回して打つ技ではなく、上体、腰のキレによって体重を拳に載せるような感覚で打つ技です。
反復して行うことによって技にキレが生まれ、鋭い裏拳打ちができるようになります。