0.5カラット ダイヤネックレス デザイン比較

ダイヤネックレスで、一番ポピュラーなダイヤの大きさは0.5カラット。

ネットでの検索では1カラットが一番多いのですが、これは恐らく価格を調べるためのもの。
実際に購入する方は少ないです。

一般的に人気が高いのは0.5ctのダイヤネックレスです。

そしてダイヤネックレスといってもデザインは様々で、その中で一番ポピュラーなのが一粒ダイヤネックレス。

これは定番中の定番です。

次に人気があるのはラインネックレス。
ラインネックレスには横並びと縦並びがありますが、人気が高いのは横並びのラインネックレスです。

そして愛好者が少なからずいる馬蹄のダイヤネックレス。
馬蹄(ホースシュー)は幸運をつかみ取るということから、ゲンを担いでこのネックレスを着ける方が多いのです。

楽天でのレビューから考察すると、大きく分けてこれら4つが良く売れている0.5ctダイヤネックレスといえます。

さて、これら4つのダイヤネックレス。
同じ0.5ctのダイヤが装填されていても、雰囲気がかなり違います。

こちらのページでは、0.5ctのダイヤネックレスをこれら4つのデザインでどれだけ雰囲気が違うか、比較をしてみたいと思います。

0.5ctダイヤネックレス 4つのデザイン

以下に、0.5ctのダイヤネックレスを、一粒、縦・横ライン、馬蹄と、それぞれの装着画像を掲載しました。すべて0.5ctのダイヤが装填されています。

これを見て、どういった印象をお持ちになられましたでしょうか。


一粒ダイヤネックレス

縦ラインネックレス

横ラインネックレス

馬蹄ダイヤネックレス

これを見た私の印象は、一粒ダイヤネックレスは清楚でおとなしい雰囲気をもち、どちらかといえば控えめな印象を受けるのに対し、馬蹄のダイヤネックレスは非常に目立ち、アクティブな印象を受けます。

そしてラインネックレスの縦と横は、高貴でドレッシーな雰囲気の中に、清楚で上品な印象を受けます。

このように同じ0.5ctのダイヤであっても、デザイン次第でこんなにも雰囲気が変わり、これによって身につけていく場所も変わってくるんですね。

普段使い、カジュアル、フォーマル、あなたならどの場所でこれらを使い分けますか?

ダイヤネックレスを選ぶときの注意点

一粒ダイヤ、ラインダイヤ、馬蹄ダイヤ、どのネックレスを選ぼうと注意すべきはひとつ。

それはダイヤの輝きです。

そのダイヤが輝くかどうかを確認してから選ばなければなりません。

そうです。

ダイヤは輝きが命です。
輝いてこそダイヤといえます。

ここに最大の注意を払わなければなりません。

では輝くダイヤをどうやって選ぶのか?

それはダイヤの4C(カラット、カラー、クラリティ、カット)の内、クラリティとカットが重要なカギを握るのです。

そしてダイヤの美しさは、カラーがカギを握ります。

このダイヤの輝きと美しさについてご説明させて頂きます。

クラリティ

クラリティとはダイヤの透明度を表す指標で、透明度の高いダイヤほど輝きます。

ダイヤは天然鉱物ゆえ、必ずインクルージョン(内包物)が存在します。

このインクルージョンが多いダイヤは透明度が低くなり輝きが劣るわけですが、このインクルージョンの多い少ないのグレードを表したのがクラリティなのです。

クラリティは11段階にランク付けされます。

インクルージョンの全くないFL(フローレス)を最高とし、インクルージョンの量が増えるにしたがい、IF、VVS1、VVS2、VS1というふうにランク付けされるわけです。

ではダイヤが輝くためにはクラリティはどのランク以上のものがいいかというと、「SIクラス」以上のダイヤなら輝くといえます。

SIクラスというのは表でもおわかりのように、肉眼で発見が困難なほどインクルージョンが微小なため、光の透過にそれほど影響を与えることはありません。

しかしその下の「Iクラス」になると、肉眼での発見が容易なほどインクルージョンが大きいため、光の透過を邪魔し輝きを著しく落としてしまうのです。

言葉だけの説明ではわかりにくいと思いますので、実際に比較画像を見てみましょう。

左がSIクラス、右がIクラスのダイヤです。
明らかに透明度が違うでしょう。

このように、輝くダイヤを見つけるためにはクラリティがSIクラス以上のものにする必要があるのです。

カット

採掘されたダイヤの原石は、一見スリガラスのようです。

それが人間の手によってあのような素晴らしい輝きを放つ石になるのです。

そしてその方法が、ラウンドブリリアントカットというカット法です。

しかしラウンドブリリアントカットすれば何でも輝くというものではありません。

カットの良し悪しによって輝いたりそうでなかったりするのです。

Excellentカットされたダイヤに光が入射すると、光はダイヤ内で漏れることなく反射され、再びダイヤ外へ放射されます。これを全反射といいます。(下イラスト左参照)

しかしダイヤのカットが深すぎたり浅すぎたりすると、光は全反射せずダイヤ底部より漏れてしまい輝きが劣ることになるのです。

これがカットの良し悪しによる輝きの違いです。

ダイヤ内の光が全反射するためには、その理想となるプロポーションが存在し、それが以下の比率で構成されています。

ダイヤは、この構成比率に近くて研磨状態が良好なものから、Excellent、VeryGood、Good、Fair、Poorとランク付けされます。

ではダイヤが輝くためにはカットはどのランク以上のものがいいかというと、「Good」以上のダイヤなら輝くといえます。

FairやPoorカットのダイヤはプロポーションに問題があり、輝くとは言えません。

よって輝くダイヤを見つけるためには、カットがGood以上のものにする必要があるのです。

カラー

輝くダイヤの見分け方は理解できたと思います。

しかし輝くだけでなく、そこにプラス美しさも加えたいと望むならカラーも重要な要素です。

カラーはダイヤの色を表す指標で、無色のダイヤほど高くランク付けされます。

最近では、Very Light Yellowとかブラウンダイヤなどが販売されていますが、要は色のついたダイヤのことであり、価値的に見れば無色のダイヤより劣っていることになります。

ダイヤはやはり無色の方が美しく、美しく輝くダイヤを望むならカラーにもこだわりたいものです。

プリズム効果を発揮する無色のダイヤ

太陽光を含む白色光はプリズムを通せば赤、橙、黄、緑、青、藍、紫と七色に分かれます。

これは色それぞれの波長が異なるため、屈折によって光が分散されるためです。

この現象がダイヤ内でも起こります。

ダイヤ内に光が入射すると、光の中にある波長の異なる色が屈折によって分散されます。

上質のダイヤモンドを覗き込むと、いろいろな色の光線が発見できます。
これはダイヤ内でプリズム効果がなされているからです。

無色のダイヤに光が入射すると、反射した光は変色されることなくありのままの光線を放ちます。

しかし色のついたダイヤモンドの場合、ダイヤのカラーの影響を受けてしまい、光線を変色させるのです。

これがダイヤの美しさに影響します。
ダイヤに美しさを求めるなら無色の方が望ましく、色のついたものは避けた方が無難です。

ではダイヤが美しく輝くためには、カラーがどのランクのものがいいかというと「H」以上のものが望ましいといえます。

同じ「ほとんど無色」に属しているG、H、I、Jですが、IとJはその下の「わずかな黄色」のランクに近いこともあり、やはり幾分黄色く見えます。

プリズム効果にさほどの影響を与えないのは「Hカラー」以上のダイヤといえ、美しいダイヤを求めるならこれ以上のものを選ぶ必要があります。

まとめ

0.5ctのダイヤネックレスを、デザインという観点から比較しました。

そして補足的に、ダイヤモンドの輝きと美しさについて述べさせて頂きました。

参考になりましたでしょうか。

このページが皆様のお役に立てれば幸いです。

最後までお読み頂き、真に有難うございました。

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