私は30歳の時、英検2級の資格取得しました。
正直申し上げますと2度目のチャレンジです。
1度目は1次試験はパスしましたが、2次試験で残念ながら落ちました。
そこで1度目の失敗を繰り返さないために勉強しなおし、2度目のチャレンジで見事合格したのです。
今回このページでは、英検2級対策の勉強法を私の失敗を交えてお話ししたいと思います。
1次試験は過去問をやれば突破できる
英検2級には1次試験と2次試験とがあり、1次試験は筆記試験、2次試験は面接による口頭試験です。
正直に申し上げまして、1次試験の筆記試験は私は難しいと感じたことはありません。
2回受験していますが、2回ともそうです。
書店で販売されている過去に出題された問題集や英検2級対策用に編集されたイディオム(慣用句)などの教材で勉強していきさえすればそれほど難しいものではありません。
ただし侮ってはいけません。
穴埋め問題などはイディオムを知っていれば解けますが、長文問題もありますから長文に慣れておく必要があります。
数多くの長文を読破して対策を取っておかなければなりません。
しかし時間はたっぷりありますから考える余裕があり、焦ることなく回答できます。
それゆえ勉強さえしていけばそれほど難しいといえるものではありません。
問題は2次試験です。
英検2級の2次試験は難しい
英検2級で難しいとされるのは2次試験の口頭試験です。
その試験方法は試験官との面接で、まず1枚の英文が書かれたカードを手渡されます。
そして ”Please read the card for five minutes.”というようなことが言われます。
今から30年以上も前のことなので、はっきりとした言葉はわかりませんが、とにかく5分ぐらいでそのカードに書かれている英文を読みなさいと言われるのです。
そして5分経過すると、
“I have a few questions for you.” と言われ、今読んだ英文に関する質問を英語でされるのです。
そしてそれに正しく答えられるかどうかで合否がきまります。
この試験で求められるのはまず読解力。
カードに書かれている英文の内容を把握できているか。
そして次に聞き取り力。
試験官の英語の質問を正確に聞けているか。
そして最後に作文力。
質問に対する答えが正確に英語で表現できているか、です。
これは5分という時間制限がある1発勝負で、間違えられないという思いから非常に緊張します。
この2次試験が英検2級では難しいのです。
では私はどのようにしてこの試験をパスできたのか。
それをこれからお話しします。
英語の小説を読んで英文に慣れる
まず私に必要だったのは英文に慣れることでした。
2次試験の内容はわかっていましたから、とにかく英文に慣れようと思い、英語小説の本を読みました。
私の場合はトムソーヤの冒険でした。
この本は語彙数も少なく構文も中学英語程度ゆえ非常に読みやすいです。
しかしゆっくり読むのでなく速読です。
2次試験は、短時間でカードに書かれた英文内容を把握しなければなりませんからゆっくり読んでいる暇はありません。
文章を目で追いながら瞬時に内容を理解しようとしました。
瞬時に内容を理解するためには、英文を日本語に訳すという行為はしません。
英単語、英文をそのまま英単語、英文で理解するのです。
要は英文のイメージ化です。
私たち日本人は日本語聞いていちいち訳しません。
なぜなら訳さなくても理解できるからです。
なぜ理解できるのか?
それは日本語を言語と捉えて理解しているのでなく、イメージで理解しているからです。
これと同じことを英語でもやったわけです。
英語を英語のまま受け入れて理解する。
こうすることで1回目を通すだけで英文の内容すべてを理解できるようになり、そのお蔭で2次試験での英文読みに非常に役に立ちました。
英語で日記をつける
この英文小説を読むことと同時にやったのが英語での日記の記帳でした。
これは英作文力をつけるための訓練で、試験官の質問に英語で上手に答えられるようにです。
日記というのは、その日感じたことや思ったことを簡単に書くものですが私の英語日記はそうではありませんでした。
朝起きてから寝るまでの行動を細かく英語で書き記していったのです。
それもこれも英作文力をつけるためです。
とにかく細かいことまで書き、例えば朝何時に目覚め、何時に布団から出て、それから洗面台での歯磨きと洗面にについてなど事細かに英文で書いていきました。
普通の日記では書かないことまで書いていきました。
そうすると次第に英作文力が身に付くようになり、ついには道を歩いているときに目にしたものを英語で描写して口ずさめるようになりました。
こうすることで英作文力と話す力が身に付き、2次試験では非常に役に立ち無事突破することができたのです。
英語は慣れ
私が英語の勉強をして思ったのは、英語に慣れることが重要ということです。
長文を読破し、目に映るものをすべてを英語で描写して口ずさむ。
こういう習慣が身に付くと英語は知らないうちに上達します。
要は慣れです。
英語は慣れたもんが勝ちです。
これから英検2級を受験しようとしている方にはぜひ知っておいてもらいたいことです。
このページが少しでもその方たちのお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、真に有難うございました。