0.2ct ダイヤネックレスの選び方

華奢で自己主張しないカジュアルなダイヤネックレスといえば

0.2カラットの一粒ダイヤネックレス。

0.1カラットでは小さすぎ、

0.3カラットでは自己主張感が少しある。


0.1ct

0.2ct

0.3ct

実際見比べてみてどうでしょうか。

0.2ctくらいのダイヤが、カジュアルではちょうどいい大きさでしょう。

大きすぎず小さすぎない、ちょうどいい大きさのダイヤが0.2カラットといえます。

この0.2ctの一粒ダイヤネックレスを、できるだけ安く、そしてより美しく輝くものだけを選んでいきましょう。

0.2ctダイヤネックレスの価格幅

まずこの0.2ctのダイヤネックレスはどのくらいで販売されているか、その価格幅を見てみましょう。

楽天で見つけた一番安い商品は17,000円と価格が設定されていました。

それが以下の商品。

そして一番高額で販売されていたのが306,360円の商品。

つまり0.2ctのダイヤネックレスといっても17,000円~306,360円の価格幅があるわけです。

この価格帯の中で、より安く、そしてその安い中でもより美しく輝くダイヤネックレスを探していきたいと思います。

ダイヤが美しく輝く条件

ダイヤはピンキリといわれるように、同じ0.2ctといっても上記でお示ししたように大きな価格幅があるのです。

その理由は、ダイヤの品質によってその価格が大きく異なってくるからです。

ではダイヤの品質とは何かというと、4C(カラット・カラー・クラリティ・カット)で評価されます。

カラットは言うまでもなくダイヤの重量のことで、カラーは色、クラリティは透明度、カットは研磨・プロポーションのことを言います。

この4つのCでダイヤの価値が測られますが、ダイヤの美しさや輝きは、カラー、クラリティ、カットによって決まってきます。

ではダイヤが輝くためには何が必要でしょうか。

ダイヤが美しくあるためには何が必要でしょうか。

まずはダイヤの輝きについてお話を進めさせていただきます。

ダイヤが輝くにはクラリティとカットが重要

ダイヤは輝きが命です。

輝いてこそダイヤです。

そしてその輝きを司るのがクラリティとカットなのです。

ではまずそのクラリティとカットについてお話ししたいと思います。

クラリティについて

クラリティとは先述しましたようにダイヤの透明度を表します。

ダイヤは天然鉱物ゆえ、必ずインクルージョン(内包物)が存在します。

このインクルージョン(内包物)の存在がダイヤの透明度に影響を与えるのです。

クラリティは11段階に区分けされ、インクルージョンが少ない順にランク付けされます。

インクルージョンの全く存在しない「FL(フローレス)」から始まり、量が増えるにしたがってIF、VVS1、VVS2、VS1と評価がつけられます。

ではダイヤが輝くのにあまり支障のないクラリティ(透明度)はどの程度かというと「SI」クラスです。

SIクラスというのは表からおわかりのように、肉眼で発見が困難な時につけられる評価で、それだけインクルージョンが微小ということです。

つまり光の透過にそれほど影響を与えないという程度です。

しかしその下のランクの「I」クラスになるとそうではありません。

Iクラスというのは、肉眼でも容易にインクルージョンが発見できるというもので、それだけインクルージョンの存在が大きく、光の透過を邪魔する存在なのです。

つまり光の透過の妨げはダイヤの輝きに影響しますから、Iクラスのダイヤモンドはあまり輝かないということになるのです。

言葉だけの説明ではわかりにくいと思いますので、実際に比較画像をご覧頂きます。

左がSIクラス、右がIクラスのダイヤです。

明らかに透明度の違いが見て取れるでしょう。

つまりダイヤが輝くためには、クラリティが少なくとも「SI」クラス必要なのです。

カットについて

次にカットについてお話しさせて頂きます。

ダイヤモンドの採掘時はすりガラスのようですが、それがカットによってあのような輝きを放つ石に変貌するのです。

そして最も輝くカット法をラウンドブリリアントカットといいますが、すべてのダイヤがこのカットを行うことによって輝くかというとそうではありません。

そこはやはり出来不出来というものがあり、素晴らしいカットがなされたものだけがより輝くダイヤへと変貌します。

以下のイラストをご覧ください。

矢印は光の反射のベクトルを表したものですが、Excellentカットされたダイヤに光が入射すると光はダイヤ内で反射され、それが再びダイヤ外へ放射されます。(イラスト左参照)

これを全反射といいます。

しかしダイヤのカットが深すぎたり浅すぎたりすると光は全反射せず、ダイヤの底部より漏れてしまい輝きが劣ることになるのです。

これがカットの出来如何による輝きの違いです。

ダイヤ内の光が全反射するためには、その理想となるプロポーションが存在し、それが以下の比率で構成されています。

ダイヤは、この構成比率に近くて研磨状態が良好なものから、Excellent、VeryGood、Good、Fair、Poorとランク付けされます。

ではダイヤが輝くためにはカットはどのランクのものがいいかというと、「Good」以上のダイヤです。

FairやPoorカットのダイヤはプロポーションに問題があり、輝くとは言えません。

よってダイヤが輝くためには、カットがGood以上のものにする必要があるのです。

美しいダイヤを求めるなら

ダイヤの輝きとクラリティ、カットの関係性についてはご理解頂けたと思います。

次に、カラーとダイヤの美しさの関係について説明させて頂きます。

カラーはダイヤの色を評価したもので、無色のダイヤほど高い価値が付けられます。

最近ではVery Light Brownなどのダイヤも販売されていますが、要は色のついたダイヤのことであり価値的に見れば無色のダイヤより劣っていることになります。

ダイヤはやはり無色のものが美しく、その理由はダイヤ内で起こるプリズム効果にあるのです。

プリズム効果を発揮する無色のダイヤ

太陽光を含む白色光はプリズムを通せば赤、橙、黄、緑、青、藍、紫と七色に分かれます。

これは色それぞれの波長が異なるため、屈折によって光が分散されるためです。

この現象がダイヤ内でも起こります。

ダイヤ内に光が入射すると、光の中にある波長の異なる色が屈折によって分散されます。

上質のダイヤモンドを覗き込むと、いろいろな色の光線が発見できます。
これはダイヤ内でプリズム効果がなされているからです。

無色のダイヤに光が入射すると、反射した光は変色されることなくありのままの光線を放ちます。

しかし色のついたダイヤモンドの場合、ダイヤのカラーの影響を受けてしまい、光線を変色させるのです。

これがダイヤの美しさに影響します。
ダイヤに美しさを求めるなら無色の方が望ましく、色のついたものは避けた方が無難です。

ではダイヤが美しく輝くためには、カラーがどのランクのものがいいかというと「H」以上のものが望ましいといえます。

同じ「ほとんど無色」に属しているG、H、I、Jですが、IとJはその下の「わずかな黄色」のランクに近いこともあり、やはり幾分黄色く見えます。

それゆえプリズム効果を発揮するのは「Hカラー」以上のダイヤといえ、美しいダイヤを求めるならこれ以上のものを選ぶ必要があります。

HカラーSIクラスGoodカット以上のダイヤを探す

以上の説明でおわかり頂けたと思いますが、美しく輝くダイヤの条件は、カラーがH以上、クラリティがSIクラス以上、カットがGood以上ということです。

つまり0.2ctダイヤネックレスを探す場合、上記の条件をクリアしたものを選ぶべきなのです。

では楽天より上記の条件をクリアしたものを選んでみましょう。

楽天で見つけた0.2ctダイヤネックレス

以下の商品が楽天で見つけた0.2ctダイヤネックレスです。

なお価格の安い順に掲載しています。

3万円台

4万円台

5万円台

6万円台

7万円台

8万円台

9万円台

10万円台

総括

0.2ctのダイヤネックレスを3万円台から10万円台まで掲載しましたが、どれを選ばれても美しく輝くダイヤネックレスだといえます。

ただし、金額にばらつきがありますのはダイヤ品質の違いによるもので、美しさの度合い、輝きの度合いにそれぞれ違いがあります。

そしてさらに絞り込むとすれば、鑑定書付きあるいはソーティング付きのものを選ぶのが賢明で、その中でも中央宝石研究所が発行した鑑定書付きのものがベストだといえます。

あとはご予算に合わせて選ばれればいいと思います。

いかがだったでしょうか。

このページが皆様のお役に立てれば幸いです。

最後までお読みいただき真に有難うございました。

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