首が回らない、腕が上がらないというのは、首だけが原因、肩だけが原因ではありません。
人体図を見て明らかなように、首の筋肉と肩の筋肉はつながっており、肩が痛くて腕が上がらない原因も、実は首の筋肉に原因があったなんてこともよくある話です。
それゆえ、首と肩のどちらかが痛ければ、首だけ、あるいは肩だけに原因があるのではなく、その両方に原因があると考えた方がいいと推察します。
私の場合、頸椎ヘルニアを患っており、おまけに左肩が痛くて上げづらいという症状が何年も続きました。
しかしストレッチを始めて5年ぐらいでしょうか、首の違和感はなくなり左肩の痛みもなくなりました。これもストレッチのお蔭でしょう。
この体験を通して、首と肩のストレッチはセットで行うのが一番と思った次第です。
このページでは、私が行った首と肩のストレッチ法をお伝えさせていただきます。
参考にして頂ければ幸いです。
首ストレッチ
首のストレッチといえば、首を上下左右に曲げるのが一般的でしょうが、私の行ったストレッチは少し違います。
自分の頭を手で押さえて、首のスジをひとつずつ丁寧に伸ばしていくのです。
時計の目盛りで例えたら、12時の方向は前、1時、2時の方向は斜め前、3時の方向は右横というふうに順番に頭を押さえ、その時伸びる首のスジを伸ばしていくという方法です。
こうすれば首の筋は確実に伸び、次第に柔らかくなってきます。
そしてそれが終わったら首の左右のひねりを行い、最後に首を回して終わりです。
これを毎日行うことによって首の筋は確実に柔らかくなり、次第に首の凝らない体になってきます。
是非試してみてください。
肩のストレッチ
肩のストレッチは皆さんすでにご存じだと思います。
右手を上にあげ、そのまま肘を曲げて手のひらを後頭部に持ってきます。
そして左手で右肘を掴んで左に引っ張るのです。
それが終わったら、今度は右腕で首を巻くように手を左肩に持ってきます。
そして同じように左手で右肘を手前に引くのです。
そして最後は右手を左脇にもってきて、左手で右肘を同じように手前に引くのです。
右肩が終わったら、同じように左肩も行います。
こうすることによって肩の筋肉が伸ばされ、次第に柔らかくなってきます。
壁を使った肩ストレッチ
壁から50㎝ほど離れて立ち、手を上げて壁に手をつきます。
そしてそのまま足を引いていき、体重を肩と腕にかけます。
頭を両肩より前に出すようにすると肩の筋肉がより伸ばされます。
それが終わったら今度は壁に背を向け、後ろ手で壁に手をつきます。
そして腰を落として肩と腕の筋肉を伸ばします。
壁を使うことで、通常のストレッチでは伸ばされないところまで筋肉が伸ばされます。
是非取り入れてください。
肩甲骨ストレッチ
肩甲骨を反らすストレッチです。
後ろ手で両手を組み、そのまま上体を前に倒し、それに連動して組んだ手も前に倒します。
体を前後に揺するとなお効果的で、巻いた肩甲骨を反対に反らすのが狙いです。
それと同時に肩、腕の筋肉も伸ばされ、肩を回した時の可動域も広がる効果もあります。
まとめ
以上の首と肩のストレッチをセットで行うことで、首のコリ、肩のコリは改善されます。
ただし毎日やらないと効果は出てきません。
是非取り組んでみてください。
このページが皆様のお役に立てれば幸いです。
最後までお読み頂き、真に有難うございました。