エタニティリング0.5ctの品質と価格の動向

エタニティリング0.5カラットの品質と価格の動向を調べてみました。

エタニティリングに限らず、ダイヤ製品はダイヤの品質によりピンからキリまであります。

よって同じ0.5ctのダイヤといってもその品質の違いにより、価格差は2~3倍もの違いがあります。

では0.5ctのエタニティリングではどうであったか?

0.5ctのエタニティリングの場合、楽天で調べてみますと、ダイヤ品質は4通りに分かれました。

それは、

① ダイヤの品質が全く謳われていないもの

② ダイヤの品質がハートアンドキューピットが現れると謳われているもの

③ ダイヤの品質がHカラー、SIクラスとだけ謳われているもの

④ ダイヤの品質がカラー、クラリティ、カットのすべてが謳われているもの

の4つです。

①のダイヤの品質が謳われていないエタニティリングは論外で、価格動向は調べませんでした。

しかしそれ以外の3つの価格動向は購入の参考になろうかと思いますので、ダイヤ品質の内容説明と、その価格についてお伝えさせて頂きます。

ハートアンドキューピットが現れるダイヤとは

エタニティリングのなかにハートアンドキューピットが現れるダイヤを使用と謳われているものがあります。

これは何のことかというとカットに関する記載です。

ダイヤを特別のスコープで覗き込むと、8つのハートとアロー像が確認されることがあります。

これをハートアンドキューピットが現れるダイヤとして重宝されています。

これはプロポーションとシンメトリ(対称性)の良い最高のカットをダイヤに施した場合、8つのハートとアロー像が特殊スコープで確認できるのです。

つまりハートアンドキューピットが現れるダイヤとは、最高のカットが施されたということで、カットグレードでいえばExcellentかVery Goodのカットにあたります。

カットはダイヤが輝くうえで重要な要素で、カットの良し悪しによってそのダイヤが輝くかどうか決まってきます。

Excellentカットされたダイヤに光が入射すると、光はダイヤ内で漏れることなく反射され、再びダイヤ外へ放射されます。これを全反射といいます。(下イラスト左参照)

しかしダイヤのカットが深すぎたり浅すぎたりすると、光は全反射せずダイヤ底部より漏れてしまい輝きが劣ることになるのです。

これがカットの良し悪しによる輝きの違いです。

ダイヤ内の光が全反射するためには、その理想となるプロポーションが存在し、それが以下の比率で構成されています。

ダイヤは、この構成比率に近くて研磨状態が良好なものから、Excellent、VeryGood、Good、Fair、Poorとランク付けされます。

ハートアンドキューピットと記載があれば、最高のカットが施されたダイヤを使っているという意味を表します。

ただし、ハートアンドキューピットが現れるダイヤを使っているからといって、そのダイヤが輝くとは言い切れません。

なぜならダイヤの透明度が悪ければ、いくら素晴らしいカットが施されていてもダイヤはそれほど輝かないのです。

光はダイヤ内のインクルージョン(内包物)に邪魔されて透過されず、期待通りには輝かないのです。

ハートアンドキューピットが現れるダイヤが輝くためには、クラリティが少なくともSIクラスなければならないのです。

ハートアンドキューピットが現れる0.5ctエタニティリング

HカラーSIクラスのダイヤとは

エタニティリングの中で、HカラーSIクラスとだけ謳われたものがあります。

このダイヤの品質について説明します。

ダイヤの美しさは、ダイヤのカラーと透明度で決まってきます。

つまり無色で透明感のあるダイヤが美しいとされます。

無色のダイヤが美しいのは、光の透過に伴うプリズム効果があるためです。

太陽光を含む白色光はプリズムを通せば赤、橙、黄、緑、青、藍、紫と七色に分かれます。

これは色それぞれの波長が異なるため、屈折によって光が分散されるためです。

この現象がダイヤ内でも起こります。

ダイヤ内に光が入射すると、光の中にある波長の異なる色が屈折によって分散されます。

上質のダイヤモンドを覗き込むと、いろいろな色の光線が発見できます。
これはダイヤ内でプリズム効果がなされているからです。

無色のダイヤに光が入射すると、反射した光はありのままの光線を放ちます。

しかし色のついたダイヤモンドの場合、ダイヤのカラーの影響を受けてしまい、光線を変色させるのです。

これがダイヤの美しさに影響します。
ダイヤに美しさを求めるなら無色の方が望ましく、色のついたものは避けた方が無難です。

ではダイヤが美しくあるためには、カラーがどのランクのものがいいかというと「H」以上のものが望ましいといえます。

同じ「ほとんど無色」に属しているG、H、I、Jですが、IとJはその下の「わずかな黄色」のランクに近いこともあり、やはり幾分黄色く見えます。

プリズム効果にさほどの影響を与えないのは「Hカラー」以上のダイヤといえます。

つまりHカラーのダイヤは美しいダイヤの属するのです。

そしてもうひとつ、ダイヤの美しさに影響を与えるのが透明度です。

いくらダイヤが無色でもダイヤが濁っていては光の透過が妨げられ、美しいとはいえません。

そこで透明度が必要になってくるわけです。

ダイヤの透明度はクラリティで表され、それが11段階で評価されます。

ではクラリティがSIクラスというのは、どの程度の透明度なのか?

表からおわかりのように、肉眼でインクルージョン(内包物)の発見が困難な時に付けられる評価で、つまりそれだけインクルージョンが小さいわけです。

これだけ小さければ光の透過にそれほど支障にはならず、ダイヤ本来の美しさを表現できるといえます。

よってHカラーSIクラスのダイヤは無色透明の美しいダイヤと呼べます。

ただし、無色透明だからといって輝くという保証はありません。

ダイヤが輝くためには、ハートアンドキューピットのところで説明しましたようにカットが重要になってきます。

カットがGood以上であってはじめてこのダイヤは輝くのです。

その点を注意して頂かなければなりません。

HカラーSIクラスのエタニティリング

すべてのダイヤ品質が掲載されたもの

最後に紹介するのは、ダイヤのすべての品質が掲載されたエタニティリングです。

これらは言うまでもなく、色よし透明度よしカットよしの3拍子揃った文句なしのエタニティリングです。

ただし、グレードに差があるため価格的に幅があります。

価格の安い順に紹介していきます。

ダイヤの品質と価格をご覧頂いて気付かれたと思いますが、価格帯は5万円台から15万円台に亘ります。

そしてこれら0.5ctのエタニティリングをじっくり観察すると、ダイヤの品質がすべて謳われたものの方が安いケースも出てきます。

どちらを選べばお得かおわかりでしょう。

0.5ctのエタニティリングのダイヤ品質と価格動向を調べておりますと、どれを買えば得かわかるようになります。

皆様の参考になれば幸いです。

最後までお読み頂き、真に有難うございました。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする