今回も、50代で空手を始める人のためのストレッチをご紹介します。
前回は、屈伸運動、膝回し、ウォーキングの三つを紹介させて頂きました。
今回は体のひねりをよくするためのレッグクロスウォーキングの紹介です。
一般に年を取ると体のひねりが硬くなります。
お年寄りの歩き方を見ておりますと、足と手は動いているのですが腰はまったく使われていません。
要は腰のひねりが全くない歩き方です。
これは腰や上半身のひねりが劣化している証とも言えます。
その劣化は私の経験では50代から始まります。
その劣化が始まる前に手を打っておかないと、年を取ってから泣かないといけません。
そこで効果的なのがレッグクロスウォーキングというわけです。
それではやり方をご説明します。
レッグクロスウォーキング
まず両足を肩幅に広げて立ちます。
この姿勢から左足を右脚の後ろからにクロスさせて横に出します。
次に右足をそのまま横に出します。
そして今度は左足を右脚の前からクロスさせて横に出します。
そして再度右足を横に出します。
そして同じように左足を右脚の後ろからクロスさせて横に出します。
これをリズミカルに繰り返すのです。
写真ではわかりやすいように止まっての撮影をしていますが、実際はリズミカルにトントントンと足をクロスさせて横に進む動きをしています。
このレッグクロスでポイントとなるのは、足を横に差し出したとき上体を捻ることです。
こうすることで腰、背筋のひねりに柔軟性が帯びるようになり、ウォーキングの時も手足だけの歩きではなく体全体を使った歩き方になるのです。
私は空手の稽古の前に必ずこのストレッチを採り入れています。
是非お試しください。
ただしこのストレッチは一般の道路でするのは危険です。
広い見晴らしのいい運動場などで行ないましょう。