聞き流すだけで英語が話せるようになるという謳い文句のスピードラーニング。
果たしてそうでしょうか?
私は英検2級を取得していますが、取得するまで懸命に努力した経験があり、そう簡単に英語が話せるようになるとは思えませんでした。
実は妻がその謳い文句に誘われてスピードラーニングのサンプルCDを取り寄せ、聞き流すだけの英語勉強法を試みたことがあります。
その結果どうだったかというと、頭の中に残っているのは英語の後の日本語訳だけで、英語のフレーズは残っていないとの感想でした。
やっぱりな~というのが私の率直な感想で、やはり耳だけに頼る英語の勉強法は英語をマスターするうえで何かが欠落しているように思えます。
ただ、私はそのサンプルCDを聴いたことがなかったのでどのような内容が収録されているか興味がわきました。
そこで私はそのサンプルCDをどれだけ聞き取れるか試してみることにしました。
英会話の内容を聞き取ることはできる
まずは聞き流すことから始めました。
新聞を読んでいる時、パソコンのキーボードをたたいている時、そのサンプルCDをBGMのように流しました。
数週間それを続けましたが、
結果、やはり妻の言ったように日本語部分は頭にかすかに残っていますが、英語の部分は皆目残っていませんでした。
そこで今度は集中して聴いてみることにしました。
すると、やはり英検2級を取得しているだけあって英語の内容はほとんどわかるのです。
ただ、理解はできても聴いた英語を再度自分が繰り返せるかというと難しいですね。
“Nice to meet you”や”That sounds good”などの簡単なフレーズならもちろん繰り返せますが、長い英文になるとちょっと難しくなります。
サンプルCDでは、アメリカのミラー一家が日本に越してきて、隣人の伊藤さん一家への挨拶の会話から始まるのですが、簡単な自己紹介程度のフレーズは繰り返すことができても、長くそしてアップテンポで話す英語は繰り返すどころか聞き取れないのです。
例えば次のような会話があります。
“My husband works for a computer company in the States.
He’s been transferred to the branch here in Japan for a year.”
これは私が会話を聞いて書き起こしたものですが、正しいかどうかわかりません。
何度も何度も聞きなおしてやっと書き起こせたものです。
ただこれが正解かどうかはわかりません。
何しろアップテンポで流れるように話しますから、集中して聴いてもこの程度です。
それにサンプル版は、CDだけの送付ですから答えを確認しようがありません。
これでは簡単なフレーズは話せても、長いフレーズの英文は話せないのです。
英語は繰り返してこそ話すことができる
英語を話せるようになるには、自分の口から実際に英語を話さないといけません。
そのためには聴いた言葉を繰り返す必要があります。
言葉を繰り返すためにはそれを正確に知る必要があり、そのためのテキストが必要になってきます。
しかしサンプルCDにはテキストがないものの、スピードラーニングにはテキストが添付されていると聞きます。
それを使って正確に言葉を繰り返すのです。
そうすればきっと英語を話すことができます。
会話を丸暗記
スピードラーニングに収録されている英会話の内容はいいものだと思います。
ただ聞き流すだけでは話すことはできないでしょう。
しかしテキストを復唱すれば話せるようになります。
ただ根気と時間が必要になります。
何度も何度も聞いては話し、話しては聞くということを繰り返していくのです。
そうすればいつの間にか全部覚え、丸暗記することができます。
そうです、結局は丸暗記してしまうのです。
そうすれば自ずと話すことができるでしょう。
なんでもそうですが、簡単にマスターできるものはありません。
根気よく努力を続けていくことによってはじめてマスターできるのです。
聞き流すだけで英語がマスターできるものではありませんが、スピードラーニングのCD教材はいいものと私は思います。
それゆえ勉強の仕方によっては英語がマスターできるものと思います。
大事なのは根気と努力と私は思います。
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