今回の50代でやっておくべきストレッチは背筋伸ばしです。
人間50年も生きてくると、どうしても背中が丸くなってきます。
そして背中が丸くなってくると、どうしても年を取ってみられます。
一般に人間は、前はごまかせても後ろはごまかせません。
いくら若作りしても、背中を見ればその年齢がわかるのです。
よって本当の若返りは背中造りから、つまり背筋を伸ばすことが重要になってくるのです。
ではやり方をご説明します。
背筋伸ばし
まず壁を前にして立ち、両手を上げて壁につきます。
そしてその状態から体重を壁側にかけていきます。
肩が硬い人は肩に負荷がかかり、痛みを感じることもあるかもしれません。
痛みが走ったら無理をせずにやめて、もう少し壁に近づいてこの運動を行ってください。
そうすれば肩に対する負荷が軽くなり、痛みを感じないでしょう。
壁との距離はいわば負荷調整で、より大きな負荷を求めるなら壁との距離をあけて行うといいでしょう。
そうすればよりハードなストレッチができるわけですが、ただ負荷が高いあまりケガをすることもありますので、自分で調整しあまり無理のない体勢を整えるのが肝要です。
そしてこの運動を続けると次第に肩が柔らかくなり、それが今度は背筋のストレッチに変わってきます。
肩が硬いうちはなかなか背筋までのストレッチにまで及ばず、肩どまりとなってしまいます。
しかし根気よく続けていくと肩は徐々に柔らかくなり、次第に背筋にまで及んできます。
つまりここまできて初めて背筋伸ばしストレッチになるわけです。
そして背筋伸ばしがある程度できるようになったら、今度はさらに負荷を背筋にかけます。
通常この背筋伸ばしの時の体の状態はまっすぐではありません。
たいていは少しお尻が出っ張った状態になっているはずです。
それを今度はお尻を引っ込めて体全体がまっすぐになるようにするのです。
横から見るとこんな感じです。
こうすることで、より背筋が伸びるわけです。
そしてこの運動が終わったら、反対側もやってみます。
今度は壁を背にして立ち、両手を壁に当てます。
そしてその体勢から徐々に腰を落としていきます。
ただ、これも結構きついストレッチで、肩、肩甲骨、背筋、その他諸々の筋肉が柔らかくなければ思うように腰を落とせません。
できるまでは、ケガのないようにゆっくり自分のペースで行えばいいと思います。
私の体験から言わせてもらえばこのストレッチは非常に有意義なストレッチで、体の特に体幹の歪みがわかるストレッチです。
自分では歪んでいないと思っていた体幹も、このストレッチによって微妙に筋肉の硬軟があり、これが歪みにつなかがっていたのかと思った次第です。
ゆえにこのストレッチは体の歪みを直し、背筋を伸ばすには非常に効果的なストレッチだと確信したのです。
背筋の歪みや丸みで悩んでいる方には、ぜひ取り組んでいただきたいストレッチです。
今回は背筋伸ばしのストレッチの説明でした。
参考にしていただければ幸いです。
最後までご覧いただき真に有難うございました。