女性なら一つは持っておきたいダイヤネックレス。
しかしどうせ持つなら一生もののダイヤネックレスがいいですね。
ダイヤネックレスといっても様々なデザインがあり、どれを一生ものにするかは個人の好みによるところが大きいですが、共通点でいえば飽きのこないデザインのものが相応しいといえるんじゃないでしょうか。
いつの時代にも違和感なくつけられ、流行に左右されないシンプルなデザイン、そんなダイヤネックレスが一生ものにふさわしいんじゃないでしょうか。
まずはダイヤネックレスと呼べるいくつかのデザインを見て、どれが一生もののダイヤネックレスに相応しいか検証してみたいと思います。
一粒ダイヤネックレス
まずは定番の一粒ダイヤネックレス。
余計な飾りつけは一切省き、シンプルに一粒ダイヤのみをセッティングしたネックレスで、カジュアル、フォーマル両方に活用できるという特徴があります。
一粒ダイヤということで周囲に控えめな印象を与え、ダイヤが周囲に与えがちな嫌味感というものがなく、それでいてダイヤの存在をしっかりアピールしてくれています。
昔からあるこの一粒ダイヤネックレスは時代を超え、多くの人に愛される人気のデザインといえましょう。
それゆえ一生もののダイヤネックレスとしては最高のデザインといえるでしょう。
ダイヤラインネックレス
ダイヤが横一列に配列されたちょっとゴージャス感のあるネックレス。
それがダイヤラインネックレスです。
配列されるダイヤの数は5~13、もしくはそれ以上のダイヤ数が配列されており、そのダイヤ数によってカジュアル、フォーマルと使い分けることもできます。
ただゴージャス感が手伝い、少し嫌味に映ることもありますので、T.P.Oをわきまえた使い方に終始しなければなりません。
それにこのデザインは昔からあったわけではなく、最近注目され始めたものゆえ、流行りすたりがないとは言えません。
一生もののダイヤネックレスとしては疑問が残るところです。
ダンシングダイヤネックレス
少しの揺れに反応し、ダイヤだけがゆらゆら揺れて輝くダイヤネックレス。
ダイヤが揺れることで光の反射が多くなり、それだけ周囲の目に留まりやすいダイヤネックレスです。
ある意味、一粒ダイヤネックレスより目立つネックレスといえるでしょう。
ただこのネックレスも昔からあったわけではなく、つい最近ダンシングストーンネックレスとして一躍脚光を浴びたアクセサリーで、時代を超えて愛されるかどうかは疑問です。
やはり流行の変転には抗えず、いつしか忘れ去られるデザインかもしれません。
いずれにしても一生もののダイヤネックレスには相応しくないといえるかもしれません。
デザインダイヤネックレス
台座の上にダイヤが数個セッティングされたネックレスで、デザインは様々。
これらのダイヤネックレスは言うまでもなく流行に左右されるネックレスで、時代の変遷とともにデザインも変わってきます。
それゆえ、一生ものとしては相応しくないといえます。
総括
以上の検証の結果として、一生ものに相応しいダイヤネックレスは一粒ダイヤネックレスといえます。
シンプルで飽きのこないデザイン。
嫌味がなく流行に左右されない一粒ダイヤネックレスは、時代を超えて愛されるデザインといえるでしょう。
一生もの一粒ダイヤネックレスの選び方
ではその一生ものの一粒ダイヤネックレスを選ぶにあたって、どういった点に注意して選ばなければならないのか?
一生もののダイヤネックレスを買う以上、そのダイヤは輝かなければ意味がありません。
ダイヤは輝きが命で、輝いてこそダイヤといえます。
輝きを無視したダイヤ購入はお金をどぶに捨てるようなもので、ダイヤに関しては輝きにこだわらなければなりません。
ではダイヤが輝くためには、ダイヤのグレードがどの程度必要なのか?
そこから話を進めたいと思います。
ダイヤの輝きは透明度とカットに依存する
ダイヤの価値を測る指標として4Cがあります。
4Cとは、カラット(重量)、カラー(色)、クラリティ(透明度)、カット(研磨・プロポーション)の頭文字をとってそう呼びますが、ダイヤの輝きはこの中のクラリティとカットに依存しています。
ではクラリティ、カットそれぞれのグレードがどの程度ならダイヤは輝くのか?
まずはクラリティについてのご説明からさせていただきます。
クラリティとは
クラリティとは先ほども申し上げたようにダイヤの透明度を表す指標です。
ダイヤは天然鉱石ゆえ、必ずインクルージョン(内包物)が存在します。
インクルージョンの多いダイヤは透明度が低くなり、逆に少ないダイヤは透明度が高くなります。
つまり簡単にいうと、インクルージョンの量の度合いによって透明度が測られているのがクラリティというわけです。
クラリティは11段階に区分けされ、インクルージョンのない場合クラリティは「FL(フローレス)」と評価されます。
そしてインクルージョンの量が増えるに従い、IF、VVS1、VVS2、VS1・・・と評価されていきます。
ではダイヤが輝くために必要なクラリティはどの程度かというと、「SI」クラスです。
SIクラスというのは表からおわかりのように、肉眼でインクルージョンの発見が困難な時につけられる評価です。
つまりそれだけ微小ということ。
インクルージョンが微小なため光の透過にそれほど影響を与えないのです。
しかしその下のランクの「I」クラスになると、肉眼での発見が容易なほどインクルージョンが大きいため、光の透過を著しく邪魔するのです。
言葉だけの説明ではわかりにくいと思いますので、実際に比較画像をご覧ください。
左がSIクラス、右がIクラスです。
明らかに透明度の違いが見て取れるでしょう。
このようにダイヤが輝くためには、ダイヤの透明度を測る指標のクラリティが少なくともSIクラス必要なのです。
カットについて
ダイヤが輝くのはカットのお蔭です。
カット技術が進まなければあのようにダイヤが輝くことはなかったでしょう。
そしてその最も輝くカット法がラウンドブリリアントカットといわれるものです。
しかしダイヤをラウンドブリリアントカットすればすべて輝くかというと、そうではありません。
やはりそこは出来不出来にかかってきます。
下のイラストをご覧ください。
これはダイヤのカットの出来によっての光の反射の違いを表したものですが、たとえばExcellentカットされたダイヤに光が入射すると光はダイヤ内で反射され再びダイヤ外へ放射されます。(イラスト左参照)
これを全反射といいますが、ダイヤのカットが深すぎたり浅すぎた場合には光は全反射せず光が途中で漏れてしまい、輝きが劣ることになるのです。
これがカットの出来如何による輝きの違いです。
ダイヤ内の光が全反射するためには、その理想となるプロポーションが存在し、それが以下の比率で構成されています。
ダイヤは、この構成比率に近くて研磨状態が良好なものから、Excellent、VeryGood、Good、Fair、Poorとランク付けされます。
ではダイヤが輝くためにはカットはどのランクのものがいいかというと、「Good」以上のダイヤです。
FairやPoorカットのダイヤはプロポーションに問題があり、輝くとは言えません。
つまりダイヤが輝くためには、カットがGood以上必要なのです。
美しいダイヤを求めるなら
輝くダイヤの見分け方についてご理解頂けたと思います。
しかしさらに美しさも求めるならカラーにもこだわりたいものです。
カラーはダイヤの色を評価したもので、無色のダイヤほど高い価値が付けられます。
最近ではVery Light Brownなどのダイヤも販売されていますが、要は色のついたダイヤのことであり価値的に見れば無色のダイヤより劣っていることになります。
ダイヤはやはり無色のものが美しく、その理由は無色ダイヤに顕著に表れるプリズム効果にあります。
プリズム効果を発揮する無色のダイヤ
太陽光を含む白色光はプリズムを通せば赤、橙、黄、緑、青、藍、紫と七色に分かれます。
これは色それぞれの波長が異なるため、屈折によって光が分散されるためです。
この現象がダイヤ内でも起こります。
ダイヤ内に光が入射すると、光の中にある波長の異なる色が屈折によって分散されます。
上質のダイヤモンドを覗き込むと、いろいろな色の光線が発見できます。
これはダイヤ内でプリズム効果がなされているからです。
無色のダイヤに光が入射すると、反射した光は変色されることなくありのままの光線を放ちます。
しかし色のついたダイヤモンドの場合、ダイヤのカラーの影響を受けてしまい、光線を変色させるのです。
これがダイヤの美しさに影響します。
ダイヤに美しさを求めるなら無色の方が望ましく、色のついたものは避けた方が無難です。
ではダイヤが美しく輝くためには、カラーがどのランクのものがいいかというと「H」以上のものが望ましいといえます。
同じ「ほとんど無色」に属しているG、H、I、Jですが、IとJはその下の「わずかな黄色」のランクに近いこともあり、やはり幾分黄色く見えます。
プリズム効果にさほどの影響を与えないのは「Hカラー」以上のダイヤといえ、美しいダイヤを求めるならこれ以上のものを選ぶ必要があります。
おすすめ 一粒ダイヤネックレス
0.2ctダイヤネックレス
0.3ctダイヤネックレス
0.4ctダイヤネックレス
0.5ctダイヤネックレス
0.7ctダイヤネックレス
1.0ctダイヤネックレス
まとめ
一生ものにできるダイヤネックレスとその選び方に関して述べさせていただきました。
いかがだったでしょうか。
参考になりましたでしょうか。
このページが皆様のお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、真に有難うございました。