ダイヤがひとつ輝くネックレス。
一粒ダイヤネックレス。
余計な飾りは一切なく、ダイヤがひとつそこにあるだけ。
シンプル イズ ベストをそのまま表現したようなアクセサリーで、その魅力は時代を経ても変わらない。
シンプルゆえ、いくつになっても身に付けられるアクセサリーで、20代から60代、あるいはそれ以上であっても違和感なく身に付けることができます。
カジュアル、フォーマル、普段使いに至るまであらゆるシーンで活用できるという特徴もあり、そのT.P.Oに合わせて活用することもできます。
このように一粒ダイヤネックレスのメリットは多大で、年齢制限はなく、しかもどんな場面にも順応できる特徴があり、他のアクセサリーにはないメリットをもっているといえるでしょう。
ではその年齢制限のない一粒ダイヤネックレス。
どのようなことに注意して選ばなければならないでしょうか?
ダイヤの大きさ
まず気をつけなければならないのはダイヤの大きさ、いわゆるカラット数です。
以下に0.1ct~1.0ctの一粒ダイヤネックレスの装着画像を掲載します。
まずこちらをご覧ください。
この画像を見られて、例えば20代が1カラットのダイヤネックレスを身に付けていればどうでしょう。
嫌みに感じませんか?
また若いのにこんな大きなダイヤをつけていたらイミテーションと見られないでしょうか?
逆に60代で0.1カラットのダイヤネックレスではどうでしょう。
悪くはありませんが、年代のわりに貧相に映りませんか?
これは極端な例かもしれませんが、やはり歳相当の大きさというものはあるのです。
年齢に合ったダイヤの大きさの定義があるわけではありませんが、年齢に合ったダイヤの大きさというのは否めません。
それゆえ大きさ選びは慎重にしなければなりません。
ダイヤは輝きが命
一粒ダイヤネックレスを選ぶ際、大きさに重点をおく人は多いと思います。
確かに先述しましたように年齢に合った大きさというのは大事ですが、もっと大事なのは輝きです。
ダイヤは輝きが命で、輝いてこそダイヤといえます。
それゆえ選ぶなら、輝くダイヤネックレスを選ばなければなりません。
しかし素人さんは画像の見た目で判断し、それを買って見たものと違うことに落胆し、後悔することになるのです。
ダイヤというのは天然ものですから二つとして同じものは存在しません。
それゆえ画像と同じ商品が送られてくることはまずないのです。
ネットでダイヤ製品を買う時の注意点は、画像ではなくダイヤのスペックで判断することです。
ダイヤのスペックとは4Cのことで、4Cとはカラット、カラー、クラリティ、カットの頭文字をとってそう呼びますが、このうちのクラリティとカットがダイヤが輝くうえで重要なキーになるのです。
まずはクラリティとカットについて説明させて頂きます。
クラリティについて
クラリティとはダイヤの透明度を表します。
ダイヤは天然鉱物ゆえ、必ずインクルージョン(内包物)が存在します。
このインクルージョン(内包物)の存在がダイヤの透明度に影響を与えるのです。
クラリティは11段階に区分けされ、インクルージョンが少ない順にランク付けされます。
インクルージョンの全く存在しなし「FL(フローレス)」から始まり、量が増えるにしたがってIF、VVS1、VVS2、VS1と評価がつけられます。
ではダイヤが輝くのにあまり支障のないクラリティ(透明度)はどの程度かというと「SI」クラスです。
SIクラスというのは表からおわかりのように、肉眼で発見が困難な時につけられる評価で、それだけインクルージョンが微小ということです。
つまり光の透過にそれほど影響を与えないという程度です。
しかしその下のランクの「I」クラスになるとそうではありません。
Iクラスというのは、肉眼でも容易にインクルージョンが発見できるというもので、それだけインクルージョンの存在が大きく、光の透過を邪魔する存在なのです。
つまり光の透過の妨げはダイヤの輝きに影響しますから、Iクラスのダイヤモンドはあまり輝かないということになるのです。
言葉だけの説明ではわかりにくいと思いますので、実際に比較画像をご覧頂きます。
左がSIクラス、右がIクラスのダイヤです。
明らかに透明度の違いが見て取れるでしょう。
つまりダイヤが輝くためには、クラリティが少なくとも「SI」クラス必要なのです。
カットについて
次にカットについてお話しさせて頂きます。
ダイヤモンドの採掘時はすりガラスのようですが、それがカットによってあのような輝きを放つ石に変貌するのです。
そして最も輝くカット法をラウンドブリリアントカットといいますが、すべてのダイヤがこのカットを行うことによって輝くかというとそうではありません。
そこはやはり出来不出来というものがあり、素晴らしいカットがなされたものだけがより輝くダイヤへと変貌します。
以下のイラストをご覧ください。
矢印は光の反射のベクトルを表したものですが、Excellentカットされたダイヤに光が入射すると光はダイヤ内で反射され、それが再びダイヤ外へ放射されます。(イラスト左参照)
これを全反射といいます。
しかしダイヤのカットが深すぎたり浅すぎたりすると光は全反射せず、ダイヤの底部より漏れてしまい輝きが劣ることになるのです。
これがカットの出来如何による輝きの違いです。
ダイヤ内の光が全反射するためには、その理想となるプロポーションが存在し、それが以下の比率で構成されています。
ダイヤは、この構成比率に近くて研磨状態が良好なものから、Excellent、VeryGood、Good、Fair、Poorとランク付けされます。
ではダイヤが輝くためにはカットはどのランクのものがいいかというと、「Good」以上のダイヤです。
FairやPoorカットのダイヤはプロポーションに問題があり、輝くとは言えません。
よってダイヤが輝くためには、カットがGood以上のものにする必要があるのです。
美しいダイヤを求めるなら
ダイヤの輝きとクラリティ、カットの関係性についてはご理解頂けたと思います。
しかしダイヤは輝きだけでは美しいといえません。
ダイヤが美しく輝くためには、ダイヤのカラーがキーとなるのです。
次に、カラーとダイヤの美しさの関係性について説明させて頂きたいと思います。
カラーはダイヤの色を評価したもので、無色のダイヤほど高い価値が付けられます。
最近ではVery Light Brownなどのダイヤも販売されていますが、要は色のついたダイヤのことであり価値的に見れば無色のダイヤより劣っていることになります。
ダイヤはやはり無色のものが美しく、その理由はダイヤ内で起こるプリズム効果にあるのです。
プリズム効果を発揮する無色のダイヤ
太陽光を含む白色光はプリズムを通せば赤、橙、黄、緑、青、藍、紫と七色に分かれます。
これは色それぞれの波長が異なるため、屈折によって光が分散されるためです。
この現象がダイヤ内でも起こります。
ダイヤ内に光が入射すると、光の中にある波長の異なる色が屈折によって分散されます。
上質のダイヤモンドを覗き込むと、いろいろな色の光線が発見できます。
これはダイヤ内でプリズム効果が発揮されているからです。
無色のダイヤに光が入射すると、反射した光は変色されることなくありのままの光線を放ちます。
しかし色のついたダイヤモンドの場合、ダイヤのカラーの影響を受けてしまい、光線を変色させるのです。
これがダイヤの美しさに影響します。
ダイヤに美しさを求めるなら無色の方が望ましく、色のついたものは避けた方が無難です。
ではダイヤが美しく輝くためには、カラーがどのランクのものがいいかというと「H」以上のものが望ましいといえます。
同じ「ほとんど無色」に属しているG、H、I、Jですが、IとJはその下の「わずかな黄色」のランクに近いこともあり、やはり幾分黄色く見えます。
それゆえプリズム効果を発揮するのは「Hカラー」以上のダイヤといえ、美しいダイヤを求めるならこれ以上のものを選ぶ必要があります。
まとめ
いくつになっても身に付けられるアクセサリー、一粒ダイヤネックレス。
選ぶのに重要なキーとなるのがまず大きさ。
年齢に合った大きさのダイヤを選ぶこと。
そしてその次に、美しく輝くダイヤが付いたネックレスを選ぶこと。
この2点さえ間違わなければ、理想の一粒ダイヤネックレスを選ぶことができるでしょう。
最後に、どの年代にも合う一粒ダイヤネックレスを紹介し、このページを閉じたいと思います。
最後までお読みいただき、真に有難うございました。