シンプルで飽きのこないデザイン エタニティリング。
年齢を問わず幅広い年代に人気のあるデザインリングです。
このエタニティリングには大きく分けて爪留め、レール留め、覆輪留めの3種類があり、それぞれメリット・デメリットが存在します。
このページでは、それぞれのメリット・デメリットについてお話しします。
エタニティリング爪留めのメリット
ダイヤ一粒一粒丁寧に爪で留められているエタニティリング。
このリングのメリットは何といってもダイヤの輝きです。
ダイヤモンドの輝きは光の反射によるもので、より多くの光を取り込んだダイヤがより多く輝くのは自明の理です。
爪留めのダイヤの場合、一つのダイヤに4本の爪が四隅にそれぞれ配置されており、それ以外の部分はダイヤ底面を除いてほぼ露出状態です。
それゆえ光の入射はダイヤ表面だけでなく爪と爪との間からも入ってくるわけです。
そのため光の反射が多く行われ、それだけ輝くということです。
エタニティリングのダイヤに輝きを求めるのなら、この爪留めにするのが1番ということです。
ではデメリットはないのか?
爪留めのデメリット
確かに爪留めダイヤはよく輝きますが、使い勝手においては少々問題が存在します。
爪留めエタニティリングは、何か手を動かして作業をする場合爪に繊維が引っかかる可能性を否定できません。
衣服の繊維やストッキングの繊維といったものに引っ掛かり、衣服やストッキングを傷つけることもあります。
またそれによって爪の緩みを発生させ、ダイヤが外れることも考えられます。
またピンキーリングに使用する華奢なエタニティリングの場合、造りが華奢なため変形することもあり、そのせいで爪が緩みダイヤが外れることもあるのです。
華やかな席で似合う爪留めエタニティリング
爪留めエタニティリングが似合うのはおしゃれをして出かける場所に最適でしょう。
手を動かすごとにリングのダイヤがキラキラ煌めき、周囲の目に必ず留まる華やかな存在になります。
ただし、手の動きには慎重さが必要で、何かにぶつけたりしないように注意したいものです。
レール留めエタニティリングのメリット
次にレール留めのエタニティリングについてお話しします。
レール留めとは、ダイヤの両脇を2つのレーンがダイヤを挟んだ状態で留める技法で、これによりリング全体がツルンとした状態になっており、引っ掛かりが極めて少ないリングといえます。
そしてダイヤが両脇からがっちり留められているため、衝撃があってもダイヤは両脇のレールに保護され守られる形となっています。
それゆえダイヤが外れることはめったになく、爪留めほど扱いに気を付ける必要はありません。
要は、使い勝手のいいリングといえましょう。
レール留めのデメリット
ダイヤがレールで両脇から留められているため、ダイヤの露出度は低くなります。
ダイヤが露出しているのはほぼダイヤの表面だけで、サイドは完全にレールに隠されています。
そのせいで光の入射は爪留めほどではなく、入射光は限られてしまいます。
それゆえそれに比例して輝きも少なくなり、爪留めほどの輝きは期待できません。
この露出度の低さがレール留めの最大のデメリットといえるでしょう。
普段使いに最適なレール留めエタニティリング
レールでダイヤが隠されている分、輝きが少ないレール留めですが、メリットはあります。
それは普段使いのリングに最適だということ。
使い勝手がよく、引っ掛かりも少ないレール留めは普段使いに最適です。
レールでダイヤが保護されているため、爪留めほど扱いに気を付ける必要はありません。
それに普段使いは、あまり派手であっては周囲から嫌味に取られることもありますので、少々派手さを抑えたリングの方が好感をもたれます。
輝きを少し抑えたレール留めエタニティリングならこれにうってつけで、嫌味に映らずまた扱いにも気を遣わず最適だといえましょう。
覆輪留めエタニティリングのメリット
次に、覆輪留めのエタニティリングのお話をします。
覆輪留めとは読んで字のごとしダイヤ一一粒の周りを地金が覆った状態の留め方で、エタニティリングのダイヤ一粒一粒の周りを地金が覆っています。
メリットとしてはダイヤが外れることがまずない安定した留め方で、使い勝手がよく普段使いに向いているリングといえましょう。
ダイヤの周りを地金が覆っているためダイヤが少し大きく見えるのもメリットといえるかもしれません。
覆輪留めのデメリット
ではデメリットはないかというと、レール留め同様ダイヤの周りを地金が覆っているため光が入りにくく、したがって輝きが爪留めに比べて少ないといえるかもしれません。
しかし最近ではミル打ちといってダイヤの周囲の地金部分に小さな粒を打ち込んでいく技法が用いられたエタニティリングもあります。
ダイヤの輝きを補足し、一粒一粒がより美しく見せる技法が施されたエタニティリングです。
覆輪留めエタニティリングのデメリットを補った技法といえるでしょう。
ゴージャス感を漂わす覆輪留めエタニティリング
ダイヤ一粒一粒が大きく見えるため、ゴージャス感は満点です。
地金がダイヤの周りを覆っているため一粒一粒が大きく見え、より華やかに見えるエタニティリングといえます。
上のエタニティリングは総計1カラットで7石のダイヤが配置されていますが、見るからに華やかな容姿を醸し出しています。
華やかな席にはこういったエタニティリングが似合うんじゃないでしょうか。
どのタイプのエタニティリングもメリットデメリットはある
爪留め、レール留め、覆輪留め、どのタイプのエタニティリングもメリットデメリットはあります。
要は、ご自分が身に着けていく場所に適応したエタニティリングを選べばいいわけです。
このページがお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、真に有難うございました。