一粒ダイヤネックレスが人気を集めています。
飽きのこないシンプルなデザインで、流行に左右されずいつの時代にも受け入れられるため、自分へのご褒美に、あるいはプレゼントとして多くの方がご購入されています。
そして最近では一粒ダイヤネックレスの中でも小粒の、具体的には0.1ctくらいのダイヤネックレスに人気が集まっています。
それは、一粒ダイヤネックレスをよそ行き用のアクセサリーではなく、普段でも身に着けられるよう「普段使い」のアクセサリーとして活用されているからです。
確かに小粒のダイヤネックレスであれば、派手さはなく、さり気ないおしゃれができるアクセサリーとして普段使いには向いているかもしれませんね。
しかし元々この小粒ダイヤネックレスの人気は、ブランド品から始まったともいえるかもしれません。
ティファニー、カルティエ、ヨンドシーなど、女性の人気ブランドの中で販売されている小粒ダイヤネックレスが人気を呼び、それが広まったともいえるでしょう。
しかし見ておりますと価格がべらぼーに高いですね。
0.1ctを切るダイヤネックレスに、8万円以上の価格がついているのですからびっくりします。
そこで、そんなに高品質のダイヤがセッティングされているのか私なりに調べてみました。
このページでは、ブランド品に使われている一粒ダイヤネックレスはどのようなものなのか。
品質、価格面からノンブランド品と比較してみたいと思います。
ティファニー
ブランドの一番人気であるティファニーでは、バイザヤードという一粒ダイヤネックレスが売れています。
ダイヤの大きさが0.05ctですから本当に小さい。
そして以下は、これより少し大きい0.08ctのダイヤです。
地金はプラチナでなくシルバーを使っています。
以下は0.03ctのダイヤで同じくシルバーを使っています。
驚くのは価格の高さです。
ダイヤの大きさの割に、びっくりするくらいの価格が付けられています。
しかも地金はプラチナでなくシルバーです。
これもブランドであるがゆえの価格でしょう。
ティファニーの公式ホームページによると、0.18ct以上のダイヤモンドに限り鑑定書が付いていますが、それ未満のダイヤには鑑定書は付けられていないということです。
つまり、上記のダイヤネックレスには鑑定書は付かないということです。
ダイヤの質は鑑定書を見れば明らかになりますが、なければそれがわかりません。
ダイヤが輝くかどうかは、ダイヤの質、クラリティとカットを見ればそれがわかります。
クラリティがSI2以上、カットがGood以上あればそのダイヤは輝くといえますが、鑑定書がない以上何とも言えません。
よってダイヤが輝くかどうかわからないのです。
カルティエ
カルティエの場合、中古品の紹介となります。
中古品ゆえ、新品に比べて値段が安いですが、それでも高いです。
ダイヤモンドの品質ですが、商品ページを見ても記載されておらず、ダイヤモンド〇カラットとだけ記載されております。
4℃(ヨンドシー)・カナル4℃
ヨンドシーの一粒ダイヤネックレスですが、他のブランド品に比べ価格は安いですね。
但し、商品ページにはダイヤモンドの大きさ(カラット数)の記載さえなく、もちろん他のクラリティやカット、カラーの記載もありませんでした。
そしてカナルヨンドシーの一粒ダイヤネックレス。
同じくダイヤのカラット数、クラリティ、カット、カラーの記載はありません。
ただ商品ページの装着画像を見ると、大きさは0.1ctあたりではないかと推察します。
アガット
最後にアガットの一粒ダイヤネックレス。
商品ページに、0.1ctダイヤモンドとだけ記載されており、それ以外の情報はありません。
お値段は52,800円と、決して安い値段がついているわけではありません。
これもブランド品ゆえの値段だと推察します。
ノンブランド 0.1ctダイヤネックレス
では次に、ノンブランド品の0.1ctダイヤネックレスを見てみましょう。
ノンブランド品の0.1ctダイヤネックレスは、大きく分けてダイヤが輝くものと、あまり輝かないものとに分類できます。
輝くダイヤとは、クラリティがSI2以上、カットがGood以上の評価を得ているもので、あまり輝かないダイヤとはそれ未満のダイヤのことを指します。
※ ダイヤが輝くか、そうでないかについては、「光る0.3カラットダイヤネックレスの見分け方」に詳しく説明しましたので、そちらをご覧ください。
これら二つのタイプのダイヤネックレスを価格面で比較してみたいと思います。
まずはあまり輝かない0.1ctダイヤネックレスから。
あまり輝かない0.1ctダイヤネックレスの値段は?
0.1ctのダイヤネックレスは安いもので、1万円~2万円台で販売されています。
シンプルな6点留めのものは割と安く、フクリン留めのものは2万円台で販売されています。
しかしこれらのダイヤネックレスに輝きは期待できません。
なぜならクラリティがすべて「I1」クラスのものばかりだからです。
そして何より悪いのはカットの表記がないということです。
カットの表記がないのは、表記できるほどの出来ではないということ。
つまりFair以下のダイヤといえます。
ダイヤが輝くためにはクラリティがSIクラス、カットがGood以上必要です。
これらのダイヤネックレスはどれもその条件を満たしていません。
よって輝くとは言えないのです。
輝く0.1ctダイヤネックレス
クラリティSI2以上、カットGood以上の輝く条件が揃った0.1ctのダイヤネックレスを紹介しましょう。
この輝くダイヤネックレス、
あまり輝かないダイヤネックレスと比べ、値段がどれくらい違うと思いますか?
驚くなかれ。
ほとんど違いはないのです。
ほぼ同じ金額で、輝くダイヤネックレスが購入できます。
以下にその商品をご紹介します。
輝くダイヤとあまり輝かないダイヤネックレス。
価格差はわずか数千円。
ダイヤは輝きが命。
輝いてこそダイヤといえます。
どちらを買うべきか、言うまでもないでしょう。
まとめ
一粒ダイヤネックレスのブランド品とノンブランド品とを比べてみました。
正直申しまして、ブランド品のダイヤネックレスは、ダイヤの質を明確にうたっておらないため、輝くかどうか疑問です。
しかしノンブランド品のダイヤネックレスはダイヤの質を明確にうたっており、そのため輝くかどうかの判断は容易にできます。
ブランド品とノンブランド品。
名前をとるか品質をとるか。
それはあなた次第ですね。
最後までお読み頂き、真に有難うございました。