華奢なエタニティリングの選び方

華奢なエタニティリングと聞いて、何カラットのものを想像しますか?

普通、華奢な感じといえば0.1ct~0.3ctのエタニティリングを想像すると思います。

では着けた感じを想像できますか?

0.1ctのエタニティリングの場合、着けた感じはこうなります。

このエタニティリングの場合、リング幅は約1.0㎜、ダイヤの数は20石ですから、ダイヤ一粒は0.005ctということになります。

しかし同じ0.1ctのエタニティリングでも、ダイヤ数が15石になると着けた感じはこうなります。

このリングの場合のリング幅は約1.6㎜に広がり、すこしボリュームが出た感じになります。

つまり華奢なエタニティリングを選ぶにしても、カラット数だけでなく、使われているダイヤ数にも気を配る必要があります。

ダイヤ数が多ければ一粒あたりの大きさが小さくなり、その分リング幅も小さくなりますから、0.1ctといっても華奢の度合いが違ってくるのです。

このページでは、ダイヤ数と照らし合わせながら華奢なエタニティリングの選び方を、解説させて頂きます。

華奢すぎるエタニティリングのデメリット

華奢、華奢といって、極細のエタニティリングのみを購入対象にしない方がいいと思います。

先ほど紹介した0.1ctのエタニティリング。
ダイヤ数が20石でリング幅が1㎜では、華奢といっても華奢すぎます。

なぜ華奢すぎたらいけないのかというと、強度が弱すぎるからです。

幅わずか1㎜のリングにダイヤが並べて配置されているわけです。
そこに衝撃を加わるとどうなりますか?

リングは曲がり、ダイヤが外れて落ちてしまいます。

レビュー記事で、華奢なエタニティリングのダイヤが外れたなんて記事をよく見かけます。

18金やプラチナは柔らかい素材です。

簡単に曲げることができます。

たとえば自転車に乗る。

そしてブレーキをかけた時に、薬指にはめていたリングにブレーキレバーから圧力が加わったとすると、簡単に曲がってしまいます。

これは普通のリングでさえこうなってしまうのです。

それくらい18金やプラチナというものは柔らかい素材なのです。

まして幅1㎜となるとその弱さはなおさらです。

つまり華奢なエタニティリングといっても程度というものがあり、あまり華奢すぎるものは避けた方がいいといえます。

リング幅は2㎜は欲しい

強度に問題がある華奢なエタニティリングですが、リング幅はやはり2㎜は欲しいものです。

下の0.1ctエタニティリングのリング幅はそれぞれ1.9㎜と2.0㎜ですが、1.9㎜の方はダイヤ15石でレール留め、2.0㎜の方はダイヤ10石で爪留めです。

そして1.9㎜の場合、ダイヤ数の多さから一粒が小さくなっていますが、その分レール留めでリング幅をカバーする格好になっています。


リング幅1.9㎜(レール留め)ダイヤ15石


リング幅2.0㎜(爪留め)ダイヤ10石

いかかでしょう。

華奢なリングといっても少なくともこれくらいのリング幅が必要ではないでしょうか?

そして以上のモデル写真でお気づきかと思いますが、ダイヤの数が多いエタニティリングの場合リング幅がどうしても小さくなるゆえ、それをレール留めという留め方でその幅をカバーしています。

そして0.1ctのエタニティリングの爪留めの場合は、ダイヤ10石くらいがちょうどいいリング幅になり、見た目も強度も申し分ないエタニティリングになるということです。

つまりリング幅は、レール留めとダイヤ数によって調整できるわけで、レール留めとダイヤ数の使い分けで、幅2㎜に近づけることができるのです。

おすすめ0.1ctエタニティリング

0.2ctエタニティリングの場合

次に、0.2ctエタニティリングのダイヤ数とリング幅の関係を見ていきましょう。

以下のエタニティリングはダイヤ数10石でリング幅も2.0㎜というちょうどいい華奢さ加減と言えます。


リング幅2.0㎜(爪留め)ダイヤ数10石

そしてこの下が11石と14石のエタニティリングですが、これも1.8㎜というリング幅で申し分のない華奢さ加減です。


リング幅1.8㎜(爪留め)ダイヤ数11石


リング幅1.8㎜(爪留め)ダイヤ数14石

しかし同じ11石であっても留め方がレール留めになるとリング幅は広くなり、下のように2.6㎜という太さになります。

華奢というには少し太く感じます。


リング幅2.6㎜(レール留め)ダイヤ数11石

同じレール留めでも、ダイヤ26石のエタニティリングなら、リング幅が2.2㎜の太さになりますから、ちょうどいい感じになります。


リング幅2.2㎜(レール留め)ダイヤ数26石

しかしレール留めは、やはりリング幅を大きく見せますね。

華奢という感じからは離れるような感じがします。

0.2ctの華奢なエタニティリングを選ぼうと思ったら、爪留めがいいかもしれません。

おすすめ0.2ctエタニティリング

0.3ctエタニティリングの場合

最後に0.3ctのエタニティリングのダイヤ数とリング幅の関係を見ていきます。

下はダイヤ数10石の0.3ctのエタニティリングですが、リング幅が2.5㎜もあり、華奢と呼べるには少し太い感があります。やはり10石では多いのかもしれません。


リング幅2.5㎜(爪留め)ダイヤ数10石

ですがダイヤ数15石になるとリング幅も1.9㎜になり、華奢な感じが出てきます。
それが下の写真です。


リング幅1.9㎜(爪留め)ダイヤ数15石

そしてダイヤが23石となるとリング幅が1.7㎜となります。


リング幅1.7㎜(爪留め)ダイヤ数23石

僅か0.2㎜の差ですが、これでは華奢すぎるような感じになりますね。

以上比較してわかったのは、0.3ctで華奢なエタニティリングと呼べるのは、ダイヤ数15石あたりが適当だといえることです。

おすすめ0.3ctエタニティリング

まとめ

華奢なエタニティリングの選び方をダイヤ数に照らし合わせてさせて頂きました。

参考になりましたでしょうか。

このページが皆様のお役に立てれば幸いです。

最後までお読み頂き、真に有難うございました。

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