普段使いには貝パールネックレスで十分?

フォーマルウェアの定番ジュエリーといえばパールネックレス。

しかし昨今ではパールネックレスはフォーマルに限定されることなく、カジュアルや普段使い用のアクセサリーとして用いられることが多くなっています。

しかしフォーマルに合うパールネックレスを、そのままカジュアルや普段使いに用いることはできません。

やはりカジュアルにはカジュアルの、普段使いには普段使いに相応しいパールネックレスがあるはずです。

このページでは、普段使いに相応しいパールネックレスにはどのようなものかを考えてみたいと思います。

本真珠が普段使いに向かない理由

本真珠、いわゆる養殖物のあこや真珠は普段使いには向かないといえます。

その理由を次に挙げさせて頂きます。

本真珠はメンテナンスが大変

本真珠は酸に弱く、付着したまま放置すると変色してしまいます。

たとえば夏など、直接肌に触れて身に着けた場合、汗が真珠に付着してしまいます。

それを拭きもせずそのままケースに保存すると真珠は酸化され、色あせてしまいます。

こうならないよう身につけた後、ケースに仕舞うときは必ず乾いたタオルで拭き取るか、大量の汗で濡れた時などは真水にネックレスをくぐらせてから、乾いたタオルで完全に拭き取った後、仕舞わなければなりません。

仮に、本真珠を普段使いにした場合どうなるでしょう。

この工程をパールネックレスを仕舞うたびに行わなくてはなりません。

また行ったとしても十分とは言えないかもしれません。

なぜなら普段使いで日中ずっとしているわけですから、汗が真珠をつなぐ糸に浸み込んでいないともいえません。

そうなると糸を通して汗が真珠を酸化させるのです。

このような理由から本真珠のネックレスは普段使いには向かないといえます。

長時間の直射日光照射は本真珠を傷める

次にあげる理由として直射日光があります。

なんでもそうですが、直射日光はものを傷めます。

特に本真珠の場合は直射日光に弱く、長時間さらしていると傷む速度が早まります。

冠婚葬祭など、めったにない式典で、しかも屋内で身に着けるのならそんな心配はいらないでしょう。

しかし普段使いになるとそうはいきません。

外に出る機会が多くなる分、直射日光の長時間照射は避けられません。

そんな状況下に本真珠をさらしておけば傷むのは目に見えています。

そんなわけで、本真珠ネックレスは普段使いには向かないといえます。

普段使いには人工真珠ネックレスを

本真珠のネックレスは天然ものだけあって高いものです。

そんなものを普段身に着けていて傷めてしまえばもったいない話です。

それゆえ普段使いにするなら人工真珠ネックレス、いわゆる貝パールと呼ばれるネックレスが相応しいんじゃないかと思います。

貝パールとは、本真珠同様に天然の貝核を中心に入れて作られたもので、真珠が真珠層を巻き重ねする過程を人工的に行ったものです。

ではこの貝パールにはどういったメリットがあるのか?

それを次に述べてみたいと思います。

汗・酸化に強い

人間の手によって層を巻き重ね、磨きと加工を繰り返しているので、天然真珠に比べると汗・酸化に対して強く、変色や変質がしにくく長持ちするという特徴があります。

メンテナンスがほとんどいらない

本真珠のようなメンテナンスはほとんど必要ありません。

本真珠は、汗、化粧品(整髪料・コロン)の付着などに気を遣わなければなりませんが、貝パールの場合はそのような心配はいりません。

汗をかいた時に、軽く乾いたタオルで拭き取るだけでそれ以外のことは何も必要ありません。

価格が安い

本真珠に比べ価格が格段に安いのがメリットです。

養殖真珠は産出までに何か月もかかるのに対し、貝パールは人工ゆえそれほどの時間はかかりません。

よってその分価格が格段に安く、本真珠の10分の1程度の価格で購入できます。

まとめ

普段使いには貝パールネックレスで十分間に合います。

最近の貝パールネックレスは技術革新により品質も向上し、遠目で見ればほとんど本真珠と遜色ありません。

それゆえ日常着けるパールネックレスには、値段も安くメンテナンス不要の貝パールネックレスで十分だといえます。

いかがだったでしょうか。
参考になりましたでしょうか。

このページが皆様のお役に立てれば幸いです。

最後までお読み頂き、真に有難うございました。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする