3畳ラグマットの使い方

200×250cmの3畳ラグマットは、比較的大きなラグマットといえます。
6畳間においては半分を占め、8畳間においては約4割を占めるほどの大きさです。
それゆえ、12畳くらいの広さがあった方が使い勝手がいいといえます。

ラグはカーペットと違って部屋全体に敷き詰めるものではなく、お部屋のワンポイントに敷くことで装飾にアクセントを加え、おしゃれに演出するのが本来の目的です。

部屋の広さに比べて大きすぎるラグは、ラグ本来の目的であるワンポイントアクセントから逸脱し、カーペット的使われ方になってしまいます。

そこでこちらのページでは、6畳間、8畳間であっても、工夫次第でワンポイントアクセントというラグの役割を果たせるような使い方をご紹介させていただきます。




ラグを活かすにはゾーニング効果を狙う

ゾーニング効果とは、ラグをお部屋の一角に敷くことで、そこに見えない壁に仕切られた別空間を創出させる効果のことです。

想像してみてください。
家具も何もない部屋に、ラグを1枚敷くとします。
あなたはその部屋に入ったとき、どこで体を休ませますか。
ラグの上に座りますね。

これが床一面に敷き詰められたカーペットならどうでしょう。
全面にカーペットが敷かれていますから、座る場所はどこでも自由です。
つまり空間は仕切られていないのです。

1枚のラグを部屋の一角に敷くだけで別空間ができ、自然とその場所に身を寄せる。
これがラグのゾーニング効果です。

この効果がでるような使い方を、3畳ラグで行うのです。

家具を少なくして3畳ラグを使う

ラグがカーペット的使われ方をされる原因は、部屋の広さのわりにラグが大きすぎることがありますが、もう一つは家具の量が多いということも挙げられます。

ラグの周りに家具が所狭しと並べられていたらどうでしょう。
フローリングは全く露出せず、目に入るものはすべてラグです。
これではラグではなくカーペットです。

ラグが際立って見えるためには、フローリングとラグとのメリハリがはっきりしなくてはいけません。
そのためには、木目のフローリングを露出させる必要があるのです。

6畳間、8畳間に3畳ラグを敷く場合、フローリングをできるだけ露出させるためには、家具を少なめにする必要があります。
そうすればラグとフローリングとのメリハリができ、ゾーニング効果が発揮されるわけです。

ラグの周りにはテレビとソファーしかありません。
どうです、ラグが際立って見えませんか。

もし仮に、ラグの周りに他の家具が置かれていたらどうでしょう。
フローリングは家具で隠され、ラグはカーペット的存在となってしまうのです。

今度は、ソファーをのけて、テーブルをラグの真ん中に設置してみましょう。

テーブルが設置されていることもあって、ラグの上はまさに憩いの場。
皆がお茶を飲み談笑する場になっています。

ソファーがない分フローリングの露出度も高く、ゾーニング効果もバッチリですね。
3畳ラグは長方形ですから、縦横自由に変えることもできます。

このように、6畳間、8畳間のような部屋に3畳ラグを使うときはできるだけ家具の量を減らし、フローリングの露出度を上げてやることが大切です。

このようにすれば、ラグ本来の目的であるワンポイントアクセントを効かせた使い方ができます。
しかしどうしても家具の量が減らせない場合は、2畳用のラグに変えた方がいいでしょう。

お部屋をおしゃれに彩るにはラグは最適のアイテムで、使い方ひとつでお部屋をどんな雰囲気にも変えられます。




ワンルームに3畳用ラグを使ったら

参考までに、ワンルームにこの3畳ラグを使ったらどのようなレイアウトになるか検証してみましょう。
まずはソファーとベッドを6畳間、8畳間それぞれに設置した場合のイラストです。

ラグの周りに家具が取り囲む格好になっています。
悪くはありませんが、フローリングの露出度が少ないためカーペット的な使われ方になっています。

テレビの前までラグは必要なく、できればソファーとベッドの足元だけにした方がよりラグ感が出るのではないでしょうか。

3畳用でなく2畳ラグで充分だといえます。

次にテーブルとベッドをそれぞれに設置してみましょう。

ソファーがない分広く感じ、8畳間では見事にゾーニング効果が発揮されています。
しかし6畳間においては、ラグの大きさは否めません。
2畳ラグで充分といえます。

しかし8畳間なら、3畳ラグでも問題ないといえるでしょう。
但しこれ以上家具を増やすとラグ感がなくなってしまいますから、注意が必要です。

おすすめ3畳ラグ

まとめ

3畳のラグは6畳間、8畳間で使うにはいささか大きいラグですが、家具を少なくしフローリングの露出を増やしてやることで、ラグ本来の目的を果たすことができます。

ラグを効果的に使うには、フローリングとラグとのメリハリがはっきりすることが大事ですが、部屋にすこし大きいラグであっても工夫次第でラグらしい使い方ができるのです。




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