アレキサンドライトという宝石をご存知ですか?
ひとつの石が2つの色をもち、太陽光下では青緑、電灯光下では赤紫に変化するという大変貴重な石です。
宝石の王様とも言われ、希少性が高いことから世界で最も高価な宝石の1つに数えられています。
それゆえネット市場でも天然物のアレキサンドライトを販売しているショップが少なく、あったとしても0.1ct程度の小さなものがほとんどです。
このアレキサンドライトの価値を測る基準はカラーチェンジにあり、いかに鮮明に変色するかでその価値が決まってきます。
つまりカラット数ではなく、変色性の強さによって決まるということです。
このアレキサンドライトは希少性が高いため、一般の宝飾品を扱う店などでは見ることができないのが現状で、したがってどうしてもネットでの販売に目を向けるわけですが、ネットショップを見ておりますと様々なアレキサンドライトに出合うことになります。
このページでは、ネット市場でのアレキサンドライトネックレスの販売状況を見てみたいと思います。
天然アレキサンドライトネックレスは稀
楽天市場でアレキサンドライトネックレスを検索しますと、様々なものに出合います。
天然アレキサンドライトもあれば、シンセティックアレキサンドライト、人工アレキサンドライト、再結晶アレキサンドライトなどがあります。
この中で一番少ないのが天然アレキサンドライトのネックレスでした。
アレキサンドライトのカラット数の表記がなく、ただ約2.6~2.7mm 1p等の表記しただけのものです。
装着画像を見ても相当小さいのがわかります。
希少性の高さを物語っています。
人工アレキサンドライトにも3種類ある
そして天然ものの他は人工のアレキサンドライトですが、これも大別すると3種類に分かれます。
ひとつは、シンセティックアレキサンドライト。
よく商品説明を見ないと見逃してしまいそうですが、要するに合成宝石ということです。
以下の商品はすべてシンセティックアレキサンドライトネックレスです。
シンセティックアレキサンドライトネックレス
1.5ctもあるのにこの価格です。
価格の安さに驚かされます。
ただひとつ気になることがあります。
合成アレキサンドライトと謳っていますが、その成分が表示されていません。
どのように合成アレキサンドライトを生成したのかも記載されていません。
ちょっと疑問に感じるところです。
続いて人工アレキサンドライトネックレス。
人工アレキサンドライトネックレス
ここになるとさらに値段が安い。
2カラットもあるのにお値段は1万円台。
しかしここでも疑問。
人工と記載されていますが、成分表示もなければ、工程表示もありません。
何をどのようにして出来上がったのか、大まかな説明でもあれば安心するのですが・・・
最後に再結晶アレキサンドライトネックレス。
再結晶アレキサンドライトネックレス
再結晶のアレキサンドライトネックレスは京セラのクレサンベールの商品です。
京セラクレサンベールの商品は再結晶タイプの人工宝石で、天然石と同一の成分の物質を長時間かけて入念に再結晶化させたものです。
それゆえ、天然宝石と同一の成分を持つという特性があり、他の人工宝石とは一線を画すものです。
再結晶宝石のメリット
変色性が天然鉱石と同じ
京セラの再結晶宝石は、天然宝石と同一の成分を持つ宝石を人工的に作ったものですから、アレキサンドライトにおいてはその変色性は同一といえます。
他の合成宝石にみられる人工宝石は成分表示がないため、その変色性は定かではありません。
それゆえ変色性(カラーチェンジ)においては疑問を抱かざるを得ないわけですが、クレサンベールのアレキサンドライトにおいてはそういった問題はなく、極めて天然に近いものだといえます。
透明度・変色性の高い部分だけ抽出される
再結晶のアレキサンドライトといえども、多少の気泡や色のムラ、変色性の強弱もあるでしょう。
しかしひとつのルースとして取り上げる時には、最高のものを取り上げます。
それゆえ、最高級と判断されたアレキサンドライトだけネックレスにされるわけです。
まとめ
ネット市場でのアレキサンドライトネックレスについて調べてみました。
大きく分けて、天然ものと人工ものがありますが、カラーチェンジ力があり、透明性、カラット数を考慮すると京セラのアレキサンドライトが一番いいのではないかと思います。
いかがだったでしょうか。
参考になりましたでしょうか。
このページが皆様のお役に立てれば幸いです。
最後までお読み頂き、真に有難うございました。