京セラ クレサンベールを選ぶメリット

ルビー、サファイアなど、色石のアクセサリーを選ぶのは非常に難しい。

特にネットでは直接目で見ることができないので尚更です。

しかし京セラが販売するクレサンベールの色石なら、安心して選ぶことができます。

京セラのクレサンベールとは再結晶宝石のことで、大自然の中で生み出される宝石と成分はまったく同じで、違いといえば自然界が作り出したものと、人工的に似通った環境の下で作られたものとの違いです。

そもそも京セラが再結晶宝石を手掛けるきっかけとなったのは、天然宝石の質の低下、価格の高騰にあります。

天然宝石にはキズやインクルージョン(内包物)が必ずあり、またあるからこそ天然宝石と呼べるのですが、しかしそれをカバーするために色石の場合人工処理が施され、熱を加えて色を良くしたり、含侵処理によってキズやインクルージョンを見えにくくしているのが現状で、それがまた通例になっています。

ここまで人工処理が施されたものが果たして天然宝石と呼べるのか、甚だ疑問に感じるところですが、これでは宝石本来の魅力 人に夢を与え、心を豊かにすることから遠ざかりつつあることを危惧した京セラは、宝石本来の美しい「色」を現代技術の力で再現したいという思いから、開発が始まりました。

そしてその京セラの努力が実を結び、天然宝石と同成分の再結晶宝石が完成したわけですが、実はこの再結晶宝石には巷で販売されている天然と称する色石宝石以上のメリットがあるのです。

このページでは、京セラクレサンベールのメリットについてお話ししたいと思います。

クレサンベールは退色しない

退色とは色あせないことです。

冒頭で申し上げましたように、天然の色石宝石の場合ほとんどが何らかの人工処理がなされています。

たとえばコランダムから産出されるルビーやサファイアなどは、自然な状態ではほとんどは美しい色にはならないため、人工的な処置をしています。

そのひとつが含侵処理という処方です。

含侵処理とは、ルビーやサファイアなどの透明度を鉛ガラスを含侵させることによって改善させる方法で、2004年の初めころから宝石市場に急速に広がったとされています。

そして過度の含浸がコランダム(ルビー・サファイア)の重量や耐久性などに影響を及ぼすことが懸念され、全国宝石学協会が国内外に注意を喚起したといいます。

またある研究機関の検査の結果では、含侵ルビーは酸に腐食されやすいというデータが出ています。

汗は酸です。

つまり含侵ルビーは汗には弱いということになります。

また含侵ルビーネックレスの商品ページに次のような記載がありました。

※注 このルビーは、色を引き立たせる為の加熱処理と、光沢・透明度を増す為の含浸処理がされていますので、超音波洗浄機にかけると変色する場合があります。(商品説明ページより抜粋)

つまり汗をかいたからといってネックレスを洗浄すれば、ルビーが変色する可能性があるということです。

ダイヤモンドは永遠の輝きといいます。
しかし含侵ルビーの色調は永遠ではないようです。

汗や洗浄によって色は褪せていき、買った頃の色調は保てないのが人工処理された色石宝石と言えましょう。

しかしクレサンベールの再結晶宝石は違います。

鉱石が再結晶する前に、余分な不純物を取り除いたうえで再結晶させていますからインクルージョンはほとんどなく、またあったとしてもそれを避けてカッティングしていますから極めて透明度の高い宝石となっています。

そして再結晶させた後は一切人工処理をしておらず、よっていつまでも色あせない宝石に出来上がっています。

クレサンベールこそ、永遠の色調をもったカラーストーンといえるでしょう。

透明性のある色石を実現

天然宝石にはインクルージョンが付き物です。

自然の営みの中で作られた鉱石には必ず不純物が混ざり、それがインクルージョンとなって表れます。

特にエメラルドの場合はそれが顕著で、インクルージョンのないエメラルドはないとまで言われています。

しかしそれが天然の証と称され重宝されるのですが、宝石の透明感を阻害し美観を損ねる原因になっています。

しかしクレサンベールにはほとんどインクルージョンがありません。

先述したように、再結晶させる前に鉱石の段階で不純物を取り除き、ピュアに近い状態で再結晶させるためほとんどインクルージョンが発生しないのです。

またたとえインクルージョンが発生したとしてもそれを避けてカッティングするため、完成された宝石になったときはインクルージョンがほとんど皆無の状態になっています。

つまりカラーストーンには珍しい、透明性のある宝石になっているということです。

これもクレサンベールのメリットのひとつに加えられます。

クレサンベールは天然宝石より輝く

宝石に透明感があるというのは非常に重要なことです。

透明感があるということは光の透過が良く、つまりそれだけ輝くということを意味しています。

ここで、クレサンベールの再結晶宝石の輝きについて詳しく説明させて頂きます。

クレサンベールの屈折率は天然宝石と同じ

京セラはクレサンベールについてをこう述べています。

クレサンベールと天然の宝石は、化学的・物理的・光学的性質にほとんど違いがないと。

その意味とは何でしょうか?

化学的性質は同じ

たとえば天然のルビーの場合、化学的組成は、Al2O3です。

一方クレサンベールのルビーの化学的組成もAl2O3です。

これは全く同成分ということになります。

これを証づけるものとしてX線回折、分光分析を行っており、天然石と同一という結果が出ております。

物理的性質も同じ

天然ルビーの結晶系は六方晶系ですが、クレサンベールのルビーも全く同じです。

そして硬度(モース)も同じ9、比重は天然3.90~4.01に対してクレサンベールルビーは4.01でほぼ同じ、融点に関しても同じ2050℃という結果が出ています。

このように物理的性質もほぼ同じといえます。

光学的性質も同じ

さらに光学的性質について見てみますと、

天然ルビーの屈折率は1.760~1.768に対し、クレサンベールのルビーの屈折率は1.762~1.770という結果が出ています。

つまり屈折率もほぼ同じ。

そして複屈折は天然は0.008に対しクレサンベールでは0.008という結果。
これも同じです。

以上のデータは、すべて京セラクレサンベールの公式ホームページより抜粋したものです。

詳しくは、京セラクレサンベールの公式ホームページをご覧ください。

ここで注目すべきは、光学的性質における屈折率です。

屈折率も天然宝石とほぼ同じと出ておりますが、屈折率が同じということは輝きも同じということになるのです。

媒体には必ず屈折率が存在し、屈折率が高いものほど光は鋭角に曲がります。

屈折率は以下の数式で産出されます。

屈折率は臨界角に関係し、臨界角とは光が逃げない角度のことを言います。

臨界角のことをわかりやすく水と空気とで説明すると、光源を水の中に置き、そこから光を放射したとします。

放たれた光は水中から空気へと進みますが、媒質が異なるため、空気中に出ると光は屈折します。(①の場合)

水面に対して光源はほぼ真下にあるので光はこういう方向に進みますが、これがもし光源から離れたところの水面ではどうでしょう。

②のように、光は水中から出られず、そのまま水中に反射されることになるのです。
この角度を臨界角といいます。

この臨界角は宝石の場合輝きに影響し、臨界角が狭いほど光を逃さず効率的に光を反射させることができます。

ダイヤが輝くのは臨界角が極端に小さいからで、そのおかげで入射した光を逃さずダイヤ内で反射させるため、あのような素晴らしい輝きを放つことができるのです。

話を元に戻しますと、クレサンベールの宝石は天然ものと同一の成分を有しているため、屈折率は同じです。

屈折率は同じだから臨界角も同じということになり、輝きも天然のものと同じということなのです。

しかし唯一天然ものと違うものがあるとするならば、透明度による輝きの違いです。

先述したようにクレサンベールにはほとんどインクルージョンがないため透明度は抜群です。

このような透明度抜群のクレサンベールとインクルージョンがある天然宝石とでは輝きが全然違います。

よってクレサンベールは、天然宝石と屈折率が同じという事実に加えて透明度が高い分、より輝くということを意味しています。

まとめ

京セラクレサンベールを選ぶメリットについてお話ししました。

クレサンベールは、褪色しない、透明度が高い、それによって輝きも天然宝石以上というメリットがあります。

そしてこれが半永久的に持続されるわけです。

色石のアクセサリーを選ぶなら、これをおいてないでしょう。

最後に、人気のクレサンベールルビーネックレスを紹介し、このページを閉じたいと思います。

最後までお読み頂き、真に有難うございました。

クレサンベール ルビーネックレス

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