1カラットの一粒ダイヤネックレス選びは慎重に

ダイヤ愛好者なら誰もが憧れる1カラットダイヤネックレス。

粒が大きいゆえ、すれちがうだけでも必ず目に留まる。

隠そうにも隠し切れないほどの存在感があり、見るものを圧倒するほどの魅力を放つ。

それが1カラットのダイヤネックレスの特徴といえましょう。

しかし大きさゆえの魅力の反面、大きさゆえにアラを探されるという側面があるのも事実。

小さいダイヤなら多少ダイヤが濁っていても誰も気に留めないし第一凝視することもない。

しかし大きいダイヤだからこそ人は凝視もするし、その欠点を探そうとする。

悲しいかな人間の性は妬みも手伝ってどこかに欠点はありはしないかと詮索する。

それゆえ下手なダイヤネックレスをつけていようものならすぐに見抜かれ、口には出さないものの、心では欠点をみつけたことでほくそ笑んでいるかもしれない。

つまり1カラットのダイヤネックレスを身に付けるということはそれだけ周囲の妬みも買うし、アラも探されるということです。

1カラットのダイヤネックレス。

大きくて存在感のあるこのダイヤネックレスは確かに魅力的です。

しかし1カラットであれば何でもいいとばかりに身に付けていれば失笑を買いかねません。

それゆえ選び方は慎重に期さなければなりません。

輝かない1ctダイヤネックレスは選ばない方がいい

ダイヤは輝きが命です。

輝いてこそダイヤといえます。

確かにダイヤである以上ガラス玉より輝くといえます。

しかしダイヤであればなんでも輝くというものではありません。

輝くダイヤもあればあまり輝かないダイヤもあるのも事実です。

その差は何か?

それはダイヤの透明度とカットが重要なカギを握ります。

1カラットのダイヤネックレスを選ぶ際、この輝きを最も重視した選び方をしなければなりません。

そうでないと失笑を買いかねません。

では透明度とカットがどの程度であれば輝くといえるのか。

それを以下にご説明します。

クラリティについて

ダイヤモンドの価値を測る指標に4Cがあります。

4Cとは、カラット(重量)、カラー(色)、クラリティ(透明度)、カット(研磨・プロポーション)の頭文字をとってそう呼びます。

このなかのクラリティとはダイヤの透明度を表します。

そしてクラリティのランクはダイヤが輝くうえで重要な要素となります。

ダイヤは天然鉱物ゆえ、必ずインクルージョン(内包物)が存在します。

このインクルージョン(内包物)の存在がダイヤの透明度に影響を与えるのです。

クラリティは11段階に区分けされ、インクルージョンが少ない順にランク付けされます。

インクルージョンの全く存在しなし「FL(フローレス)」から始まり、量が増えるにしたがってIF、VVS1、VVS2、VS1と評価がつけられます。

ではダイヤが輝くのにあまり支障のないクラリティ(透明度)はどの程度かというと「SI」クラスです。

SIクラスというのは表からおわかりのように、肉眼で発見が困難な時につけられる評価で、それだけインクルージョンが微小ということです。

つまり光の透過にそれほど影響を与えないという程度です。

しかしその下のランクの「I」クラスになるとそうではありません。

Iクラスというのは、肉眼でも容易にインクルージョンが発見できるというもので、それだけインクルージョンの存在が大きく、光の透過を邪魔する存在なのです。

つまり光の透過の妨げはダイヤの輝きに影響しますから、Iクラスのダイヤモンドはあまり輝かないということになるのです。

言葉だけの説明ではわかりにくいと思いますので、実際に比較画像をご覧頂きます。

左がSIクラス、右がIクラスのダイヤです。

明らかに透明度の違いが見て取れるでしょう。

つまりダイヤが輝くためには、クラリティが少なくとも「SI」クラス必要なのです。

カットについて

ダイヤモンドの採掘時はすりガラスのようですが、それがカットによってあのような輝きを放つ石に変貌するのです。

そして最も輝くカット法をラウンドブリリアントカットといいますが、すべてのダイヤがこのカットを行うことによって輝くかというとそうではありません。

そこは出来不出来というものがあり、素晴らしいカットがなされたものだけがより輝くダイヤへと変貌します。

以下のイラストをご覧ください。

矢印は光の反射のベクトルを表したものですが、Excellentカットされたダイヤに光が入射すると光はダイヤ内で反射され、それが再びダイヤ外へ放射されます。(イラスト左参照)

これを全反射といいます。

しかしダイヤのカットが深すぎたり浅すぎたりすると光は全反射せず、ダイヤの底部より漏れてしまい輝きが劣ることになるのです。

これがカットの出来如何による輝きの違いです。

ダイヤ内の光が全反射するためには、その理想となるプロポーションが存在し、それが以下の比率で構成されています。

ダイヤは、この構成比率に近くて研磨状態が良好なものから、Excellent、VeryGood、Good、Fair、Poorとランク付けされます。

ではダイヤが輝くためにはカットはどのランクのものがいいかというと、「Good」以上のダイヤです。

FairやPoorカットのダイヤはプロポーションに問題があり、輝くとは言えません。

よってダイヤが輝くためには、カットがGood以上のものにする必要があるのです。

つまりダイヤが輝くためにはクラリティ「SIクラス」以上、かつカット「Good」以上必要ということです。

これは、どちらか一つ欠けてもダイヤは輝きません。

両方相まって初めてダイヤは輝くということです。

一粒ダイヤネックレスを選ぶときの最低条件

以上の説明でおわかり頂けたと思いますが、ダイヤが輝くためにはクラリティが最低でもSIクラス、カットがGoodなければダイヤは輝くとは言えません。

特に1カラットのダイヤともなれば輝きのあるなしは目立ちます。

それゆえこの条件をクリアしたものだけを選ぶようにした方がいいのです。

美しいダイヤを求めるなら

ダイヤは輝きが命。

しかし輝きだけでなく美しさも求めるなら、カラーにもこだわりたいものです。

実はカラーとダイヤの美しさは密接に関係しており、カラー如何によってその美しさが大きく変わってくるのです。

カラーはダイヤの色を評価したもので、無色のダイヤほど高い価値が付けられます。

最近ではVery Light Brownなどのダイヤも販売されていますが、要は色のついたダイヤのことであり価値的に見れば無色のダイヤより劣っていることになります。

ダイヤはやはり無色のものが美しく、その理由はダイヤ内で起こるプリズム効果にあるのです。

プリズム効果を発揮する無色のダイヤ

太陽光を含む白色光はプリズムを通せば赤、橙、黄、緑、青、藍、紫と七色に分かれます。

これは色それぞれの波長が異なるため、屈折によって光が分散されるためです。

この現象がダイヤ内でも起こります。

ダイヤ内に光が入射すると、光の中にある波長の異なる色が屈折によって分散されます。

上質のダイヤモンドを覗き込むと、いろいろな色の光線が発見できます。
これはダイヤ内でプリズム効果が発揮されているからです。

無色のダイヤに光が入射すると、反射した光は変色されることなくありのままの光線を放ちます。

しかし色のついたダイヤモンドの場合、ダイヤのカラーの影響を受けてしまい、光線を変色させるのです。

これがダイヤの美しさに影響します。
ダイヤに美しさを求めるなら無色の方が望ましく、色のついたものは避けた方が無難です。

ではダイヤが美しく輝くためには、カラーがどのランクのものがいいかというと「H」以上のものが望ましいといえます。

同じ「ほとんど無色」に属しているG、H、I、Jですが、IとJはその下の「わずかな黄色」のランクに近いこともあり、やはり幾分黄色く見えます。

それゆえプリズム効果を発揮するのは「Hカラー」以上のダイヤといえ、美しいダイヤを求めるならこれ以上のものを選ぶ必要があります。

つまり輝きプラス美しさも追及するなら、このカラーにもこだわる必要があるわけです。

鑑定書付きのダイヤネックレスを選ぶ

1カラットダイヤネックレス選びに求めるものは、鑑定書付きのものです。

鑑別書ではなく鑑定書です。

鑑別書とは、その石が天然ダイヤモンドであることだけを証明した証書のことで、ダイヤモンドの品質を謳ったものではありません。

一方鑑定書とは、ダイヤの品質を謳ったもの、つまりカラット、カラー、クラリティ、カットの4Cを証明したものが記載されている証書を言います。

つまり鑑定書付きというのはそれだけ高品質のもので、他の商品と一線を画すものなのです。

1カラットのダイヤネックレスを選ぶわけですから、言うも更なり。

必ず鑑定書付きのものを選びましょう。

しかしこの鑑定書。

どこが発行したものであるか確認する必要があるのです。

鑑定結果は鑑定機関によってまちまち

ご存じでしょうか?

鑑定書を発行する鑑定機関にもいろいろあるということを。

よく商品ページに「第三者鑑定機関による証明書」と謳った文言が見られますが、問題はその第三者鑑定機関がどこか?ということです。

ダイヤの品質にピンからキリがあるように、第三者鑑定機関もピンからキリまであります。

つまりダイヤ鑑定に対して厳しい鑑定機関もあれば甘い機関もあるということです。

例えば、ダイヤのカラーがある機関では「D」と鑑定されていても厳しい鑑定機関にもっていくと「F」と鑑定されたり、クラリティ「VS1」の鑑定が「SI1」と鑑定されたりするわけです。

それゆえ鑑定書添付と謳われていても、それらすべてが同じ品質とは言えないわけです。

ではどこの鑑定機関の鑑定書なら信用できるのか?

中央宝石研究所の鑑定書なら安心

「中央宝石研究所」いわゆる「中宝研」の鑑定書なら間違いないでしょう。

業界でもトップクラスの鑑定機関で、鑑定においては最も厳しい基準で行われます。

この中央宝石研究所が発行した鑑定書が添付されたダイヤネックレスなら品質は保証されます。

上記の美しく輝く条件をクリアした一粒ダイヤネックレスなら、間違いなく期待通りのお品となるでしょう。

つまり失笑されない1カラットダイヤネックレスを選ぶには、この機関が鑑定した鑑定書が絶対必要なのです。

中央宝石研究所鑑定書付きの高品質ダイヤネックレス

以下に、中央宝石研究所発行の鑑定書(ソーティング)が添付された一粒ダイヤネックレスをご紹介します。

ダイヤ品質がHカラー以上、クラリティSIクラス、カットGoodのもので、高品質に値するネックレスです。

参考までにご覧ください。

最後に

1カラットの一粒ダイヤネックレス。

大きくて存在感があり魅力的です。

しかし選び方を間違うと失笑を買いかねません。

そうならないために選ぶ際は慎重に吟味し、確かなものを選ばなければならないのです。

最後に、このページが皆様のお役に立てれば幸いです。

最後までお読みいただき、真に有難うございました。

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