ルビー、サファイア、エメラルド。
無色のダイヤモンドとは対照的な色とりどりの色石宝石。
ダイヤモンドにはその価値を測る4Cがあり、これを見ればどの程度のランクのものかすぐにわかり、ダイヤの持つ美しさや輝きがある程度は把握できるものです。
しかし色石に関しては4Cのような評価基準がないため、ネットで選ぶとなると商品画像を判断材料にするしかありません。
ですがひとつとして同じものがないのが天然宝石。
注文して商品画像と同じものが送られてくるはずもなく、それに近い色合いの石が送られてきて期待通りであればいいのですが、期待に反した色石が届いたりしたら目も当てられません。
そんなケースも考えられますので、色石をネットで選ぶのは非常に難しいといえます。
このページでは、ルビー、サファイア、エメラルドなどの色石ネックレスを選ぶ際、どういった色合いのものがいいのかお話しさせて頂きます。
ルビーはピジョンブラッドがベスト
赤い色の宝石ルビー。
しかし赤といっても様々な色相がルビーにはあります。
ルビーが最も美しいとされる色はピジョンブラッド、いわゆる鳩血色のものがいいとされ、購入を検討しているのならこの色のルビーネックレスがいいと思います。
しかし楽天で、「ピジョンブラッド ルビーネックレス」と検索すると様々な色味のルビーネックレスがヒットするのには驚かされます。
基準が定かでないピジョンブラッドルビー
楽天で「ピジョンブラッド ルビーネックレス」と検索すると以下の商品がヒットしました。
最初は赤黒いルビーネックレス。
そして紫が混じった赤色のルビーネックレス。
そして濃いピンク色のルビーネックレスなど様々です。
しかしこれら皆「ピジョンブラッド」と謳われています。
果たしてどれが本当のピジョンブラッドルビーなのか？
これらの商品を見てわかることは、ピジョンブラッドの正確な基準はないということです。
これほど広範囲のカラーがピジョンブラッドというのなら、どんなルビーだってピジョンブラッドと言っても通用します。
つまりピジョンブラッドという文言だけでは信用できないといえます。
選ぶとするなら、ピジョンブラッドという文言だけに踊らされるのでなく、本当の鳩血色かどうか確かめてルビーネックレスを選ばなければなりません。
ではどうやってその色を確かめるのか？
それは天然ルビーでは無理です。
しかしクレサンベールの再結晶ルビーなら確かめるまでもなく、すべてがピジョンブラッドのルビーといえます。
なぜなら京セラは、ピジョンブラッドのルビーしかクレサンベールと認めないからです。
京セラはクレサンベールについてこう述べています。
クレサンベールは、天然宝石と化学的・物理的・光学的にほぼ同じと。
それを裏付けるものとして科学的データを公式ホームページに公開しています。
つまりクレサンベールは天然宝石と同じ成分を有し、しかもルビーに関してはピジョンブラッド以外のものはクレサンベールと認めないのです。
ピジョンブラッドのルビーネックレスを選ぶなら、このクレサンベールのルビーネックレスも選択肢のひとつに加えてみいいのではないかと思います。
参考までに、クレサンベールのルビーネックレスを以下に紹介します。
クレサンベール ルビーネックレス
サファイアはコーンフラワーブルーがベスト
次に青色の宝石サファイア。
サファイアはルビーと同じコランダムという鉱石から採れ、赤い色の石がルビー、それ以外の色の石がサファイアと呼ばれています。
サファイアにはピンクサファイアやパパラチアサファイアなどがありますが、一般にサファイアといえばブルーのものをいいます。
このサファイアの最高の色とされるのがコーンフラワーブルー。
この色は矢車草の花の青色をいい、この色のサファイアが最高といわれています。
サファイアネックレスを購入するなら、この色のものを探すといいでしょう。
ちなみに楽天で「コーンフラワーブルー サファイアネックレス」と検索したら、次の商品がヒットしました。
サファイアに関してはルビーのピジョンブラッドのような色のばらつきがなく、確かに矢車草の花の青色、コーンフラワーブルーに近いですね。
しかし商品点数はたったこれだけ。
コーンフラワーブルーと謳われたサファイアネックレスは以上の4点だけで、それ以外にヒットした商品といえばクレサンベールのサファイアネックレスでした。
つまり天然サファイアの中でコーンフラワーブルーといえるものは本当に数が少ないということが明らかになり、それだけ希少価値が高く、貴重だということです。
しかし希少性の高さから品数が少ないのはわかるのですが、これだけ少なければ物足りなさを感じます。
やはり選ぶなら、たくさんの中から好みのものを選びたいものです。
先ほど、4点以外にヒットした商品がクレサンベールのサファイアネックレスと申し上げましたが、天然にこだわらなければクレサンベールのサファイアネックレスも選択肢の中に入れてもいいと思います。
クレサンベールのサファイアは再結晶宝石で、科学的データのもと、天然宝石と化学的・物理的・光学的にほぼ同じと証明されており、天然サファイアと何ら変わることがありません。
しかもこのサファイアは間違いなくコーンフラワーブルーですから、選ぶに値すると言えましょう。
参考までに、クレサンベールのサファイアネックレスを以下に紹介します。
品数が豊富で価格も安いクレサンベールのサファイアネックレスなら選びやすく、どれをとっても損はないと思います。
エメラルドは深緑がベスト
次に緑色の宝石エメラルド。
この宝石は深緑がベストカラーとされていますが、クラック（亀裂）やインクルージョン（内包物）が多い宝石として有名です。
これらのキズが透明度を劣化させ、エメラルドの深緑という色を濁らせるという問題があります。
それゆえ色のほかに透明度にも気を配る必要があり、これら両者が良好であってはじめていいエメラルドとして認められるわけです。
しかしエメラルドにはほかにも問題があります。
それはオイル処理という問題です。
ほとんどのエメラルドにはオイル処理がされている
天然のエメラルドにはオイル処理がされています。
実に世に出回る約99%のエメラルドがその処理がなされているといわれています。
その理由は、クラックやインクルージョンが多いことに起因し、これらを目立たなくするためにオイルを含侵しエメラルドの透明度を上げ、色艶をあげているのです。
しかしこのオイル処理も半永久的ではなく、洗浄や乾燥によってオイルが抜け落ち色あせが発生することもあり、時間の経過とともに色艶が悪くなってくる可能性だってあるのです。
それゆえ、初めは深緑であったエメラルドも、そうでなくなることも無きにしも非ずといえます。
つまり選ぶとしたらオイル処理がされていないエメラルドがベストというわけですが、それはまず不可能でしょう。
オイル処理がされていないエメラルドを見つけるのはまず不可能で、たとえあったとしても高額な値段が付けられていることと思います。
しかし天然エメラルドにこだわらなければ、オイル処理されていないものはあります。
それはクレサンベールのエメラルドです。
クレサンベールエメラルドは深緑でノンオイル
再結晶宝石として有名な京セラクレサンベール。
地球内部の環境を人工的に整え、天然宝石と同成分の原鉱石を溶かして再結晶させた宝石クレサンベール。
京セラはクレサンベールについてこう述べています。
クレサンベールは、天然宝石と化学的・物理的・光学的にほぼ同じと。
それを裏付ける科学的データを、クレサンベール公式ホームページに公開しています。
つまりクレサンベールのエメラルドは人工宝石というだけで、成分は天然と何ら変わることがないのです。
しかもカラーは深緑でオイル無処理ときている。
なぜそうなのか？
それは再結晶石をカッティングするときに深緑の部分だけをカットし、またクラックやインクルージョンを避けてカットしているため、濁りがなく透明なエメラルドが創出できるわけです。
濁りがなく透明なエメラルドにはオイル処理などの必要はなく、したがっていつまでも美しいエメラルドとして保持できるわけです。
エメラルドネックレスを選ぶなら、このクレサンベールのエメラルドネックレスも選択肢のひとつに加えてもいいのではないでしょうか。
参考までにクレサンベールのエメラルドネックレスを以下に紹介します。
クレサンベール エメラルドネックレス
まとめ
色石ネックレスの選び方を述べさせて頂きました。
結局のところ色石はカラーと透明度が命です。
色が悪ければ石自体が美しくなく、透明度が悪ければ輝きも悪くなります。
この両者が揃ってはじめて美しい色石ネックレスとなるのですが、天然宝石で探すのは難しいといえます。
それよりも人工であっても天然と何ら変わることのない再結晶宝石の方が値段も安く、断然優位だといえます。
このページが皆様の参考になれば幸いです。
最後までお読み頂き、真に有難うございました。