永遠の輝きを有するダイヤモンド。
モース硬度が10という、どの鉱石よりも硬いダイヤモンドは傷つくことはなく、それゆえ永遠の輝きを放ちます。
ガラスやジルコニアといった物質は表面硬度が柔らかいため、それ以上の硬度を持った物質と擦れると傷がつき、輝きが劣ってきます。
しかしダイヤモンドは違います。
ダイヤ以上の硬度をもった物質はなく、それゆえどの物質と擦れ合っても決して傷つくことはありません。
つまりこれがダイヤモンドは永遠の輝きといわれる所以なのです。
さてこの永遠の輝きをもつダイヤですが、輝きは永遠でも輝きの質と度合いはダイヤのによって千差万別です。
よく輝くダイヤもあれば、あまり輝かないダイヤもあります。
七色の光を放つダイヤもあれば、黄色っぽく光を放つダイヤもあります。
この違いは、ダイヤモンドの質と研磨状態(カット)によるものであることは言うまでもありません。
この項では、40代50代に相応しいダイヤの選び方についてお話をさせて頂きます。
40代50代に相応しいダイヤモンドとは
30代まではまだまだ若いという感覚から、模造品、いわゆるイミテーションの宝飾品で身を包んでも違和感なく身に着けられたと思います。
しかし40代や50代といった世代に入ると、やはり本物を身に着けたくなるようになります。
ダイヤモンドも然りです。
キュービックジルコニア、あるいはダイヤの模造品といった類の装飾品から、本物のダイヤ、しかも中より上クラスの、多少見栄えのするダイヤモンドを身に着けたくなるものです。
そこで選び方ですが、ダイヤが美しく輝くための条件を把握しておく必要があります。
それを知ったうえでダイヤ選びを開始するのが得策といえましょう。
美しく輝くダイヤの条件
一般にダイヤを選ぶ基準は、4Cといわれるダイヤの評価が基本となります。
4Cとは、カラット(重量)、カラー(色)、クラリティ(透明度)、カット(研磨・プロポーション)のことをいい、それぞれの頭文字をとってそう呼びます。
カラットは大きさと思われがちですが、実際は重さで1カラットは0.2gになります。
このカラットは、ダイヤのもつ輝きや美しさとは無関係ですので無視して頂いて結構です。
関係するのはカラット以外の3C、いわゆるカラー、クラリティ、カットが関係してきます。
まずはダイヤの輝く条件についてお話しします。
ダイヤの輝く条件
ダイヤの輝く条件として、参考になるのが3Cのうちクラリティとカットで、こちらの、ある条件をクリアしたダイヤなら間違いなく輝くダイヤといえましょう。
ではクラリティから順番に説明させて頂きます。
クラリティについて
クラリティとは先述しましたようにダイヤの透明度を表します。
ダイヤは天然鉱物ゆえ、必ずインクルージョン(内包物)が存在します。
このインクルージョン(内包物)の存在がダイヤの透明度に影響を与えるのです。
クラリティは11段階に区分けされ、インクルージョンが少ない順にランク付けされます。

インクルージョンの全く存在しない「FL(フローレス)」から始まり、量が増えるにしたがってIF、VVS1、VVS2、VS1と評価がつけられます。
ではダイヤが輝くのにあまり支障のないクラリティ(透明度)はどの程度かというと「SI」クラスです。

SIクラスというのは表からおわかりのように、肉眼で発見が困難な時につけられる評価で、それだけインクルージョンが微小ということです。
つまり光の透過にそれほど影響を与えないという程度です。
しかしその下のランクの「I」クラスになるとそうではありません。
Iクラスというのは、肉眼でも容易にインクルージョンが発見できるというもので、それだけインクルージョンの存在が大きく、光の透過を邪魔する存在なのです。

つまり光の透過の妨げはダイヤの輝きに影響しますから、Iクラスのダイヤモンドはあまり輝かないということになるのです。
言葉だけの説明ではわかりにくいと思いますので、実際に比較画像をご覧頂きます。

左がSIクラス、右がIクラスのダイヤです。
明らかに透明度の違いが見て取れるでしょう。
つまりダイヤが輝くためには、クラリティが少なくとも「SI」クラス必要なのです。
カットについて
次にカットについてお話しさせて頂きます。
ダイヤモンドの採掘時はすりガラスのようですが、それがカットによってあのような輝きを放つ石に変貌するのです。
そして最も輝くカット法をラウンドブリリアントカットといいますが、すべてのダイヤがこのカットを行うことによって輝くかというとそうではありません。

そこはやはり出来不出来というものがあり、素晴らしいカットがなされたものだけがより輝くダイヤへと変貌します。
以下のイラストをご覧ください。
矢印は光の反射のベクトルを表したものですが、Excellentカットされたダイヤに光が入射すると光はダイヤ内で反射され、それが再びダイヤ外へ放射されます。(イラスト左参照)
これを全反射といいます。

しかしダイヤのカットが深すぎたり浅すぎたりすると光は全反射せず、ダイヤの底部より漏れてしまい輝きが劣ることになるのです。
これがカットの出来如何による輝きの違いです。
ダイヤ内の光が全反射するためには、その理想となるプロポーションが存在し、それが以下の比率で構成されています。

ダイヤは、この構成比率に近くて研磨状態が良好なものから、Excellent、VeryGood、Good、Fair、Poorとランク付けされます。
ではダイヤが輝くためにはカットはどのランクのものがいいかというと、「Good」以上のダイヤです。

FairやPoorカットのダイヤはプロポーションに問題があり、輝くとは言えません。
よってダイヤが輝くためには、カットがGood以上のものにする必要があるのです。
美しいダイヤを求めるなら
ダイヤの輝きとクラリティ、カットの関係性についてはご理解頂けたと思います。
次に、カラーとダイヤの美しさの関係性について説明させて頂きます。
カラーはダイヤの色を評価したもので、無色のダイヤほど高い価値が付けられます。
最近ではVery Light Brownなどのダイヤも販売されていますが、要は色のついたダイヤのことであり価値的に見れば無色のダイヤより劣っていることになります。
ダイヤはやはり無色のものが美しく、その理由はダイヤ内で起こるプリズム効果にあるのです。
プリズム効果を発揮する無色のダイヤ

太陽光を含む白色光はプリズムを通せば赤、橙、黄、緑、青、藍、紫と七色に分かれます。
これは色それぞれの波長が異なるため、屈折によって光が分散されるためです。
この現象がダイヤ内でも起こります。
ダイヤ内に光が入射すると、光の中にある波長の異なる色が屈折によって分散されます。
上質のダイヤモンドを覗き込むと、いろいろな色の光線が発見できます。
これはダイヤ内でプリズム効果がなされているからです。
無色のダイヤに光が入射すると、反射した光は変色されることなくありのままの光線を放ちます。
しかし色のついたダイヤモンドの場合、ダイヤのカラーの影響を受けてしまい、光線を変色させるのです。
これがダイヤの美しさに影響します。
ダイヤに美しさを求めるなら無色の方が望ましく、色のついたものは避けた方が無難です。
ではダイヤが美しく輝くためには、カラーがどのランクのものがいいかというと「H」以上のものが望ましいといえます。

同じ「ほとんど無色」に属しているG、H、I、Jですが、IとJはその下の「わずかな黄色」のランクに近いこともあり、やはり幾分黄色く見えます。
それゆえプリズム効果を発揮するのは「Hカラー」以上のダイヤといえ、美しいダイヤを求めるならこれ以上のものを選ぶ必要があります。
40代50代の選ぶダイヤは最低ラインより上
以上のご説明でおわかり頂いたと思いますが、ダイヤが美しく輝く条件は、カラーがH、クラリティがSI2、カットがGoodとなります。
しかしこれはあくまでも最低条件で、40代50代が選ぶダイヤはこれ以上のものが望ましいといえます。
なぜなら、多少の見栄を張る必要があるからです。
この程度のダイヤなら30代だって身に着けられます。
40代50代にしか着けられないダイヤ。
30代にはない大人の魅力を感じさせる40代50代の選ぶダイヤは、もっと上質のものが相応しい。
確かに予算の関係もあり、カラット数が大きければそれだけ値段も高くなり、二の足を踏むこともあるでしょう。
ですが一生ものの買い物として選ぶとすれば、多少の高額もやむを得ないといえるのではないでしょうか。
そう、一生ものの買い物です。
劈頭で申し上げました通りダイヤは永遠の輝きを有しております。
輝きが失われることは決してありません。
それゆえ親から子へ、子から孫へと譲ることも可能です。
そう考えると、少々高くても買えるのではないでしょうか。
40代50代に相応しいダイヤリング選び
ダイヤリングといえばすぐに思い浮かべるのが立爪のダイヤリングですね。
エンゲージリングによく使われるタイプのデザインですが、これ、あまり評判がよくありません。
なぜかというとダイヤの部分だけが突出しているため引っ掛かりが多く普段使うにはあまり適していないし、またお出かけの際に着けたとしても、やはり突起部分が引っ掛かり、使いづらいという問題があるからです。
そこでおすすめなのが引っ掛かりの少ない埋め込みタイプのダイヤリングか、あるいは今流行りのエタニティリングがいいのではないでしょうか。
エタニティリングもダイヤの部分が多少隆起しているデザインのものがありますが、引っ掛かりの少ない埋め込みタイプのエタニティリングもあります。
これなどはお出かけの際のファッションリングに適しているのではないでしょうか。
エタニティリングのメリット
エタニティリングのメリットとしては、まず第一にゴージャス。
何粒ものダイヤがセッティングされているためきらびやか。
キラキラしているので必ずといっていいほど人目を惹く。
そして第二に、上品であること。
ゴテゴテした装飾感がなく、デザインはいたってシンプル。
真一文字にダイヤが配列されたデザインゆえ、嫌らしさ、これ見よがし感がない。
大人のリングを感じさせる。
そして第三に、何といってもお値段が安い。
一粒ダイヤリングであればダイヤも多少大きめのものが必要。
それゆえ自然と価格も高くなる。
しかしエタニティリングの場合、小粒のダイヤが配列されているから一粒ダイヤリングと比べ、同じカラット数なら安く仕上げられる。
以上がエタニティリングを選ぶメリットといえます。
40代50代が選ぶエタニティリングとは
ではどういったクラスのエタニティリングなら40代50代に相応しいか?
ダイヤのクラスでいうと、カラット数は1カラット。
クラリティはVSクラス。
カットはH&C
カラーはG~Dクラス。
これくらいが最適と思われます。
実際の商品を紹介していきますと次の通りになります。
おわりに
40代50代が購入するダイヤは、まさに一生もの。
一生ものの買い物だと思って、多少高価であっても購入する価値はあると思います。
どうか悔いのないお買い物をされますことをご祈念申しあげます。
最後までお読みいただき、真に有難うございました。