シンプルで嫌味のない一粒ダイヤピアス。
余計な飾りが一切ないダイヤだけのピアスだから、流行に左右されず、いつの時代であっても身に着けられる息の長いアクセサリーとして人気があります。
身に着ける年代は30代~40代の方が多いのですが、選ぶときに迷うのがダイヤの大きさだそうです。
ダイヤピアスは耳に直接着けるものだから、耳の形や耳たぶの大きさが大きく関係し、ダイヤの大きさによってはアンバランスに映ることもあるからです。
だから大きさを決めるのが一番難しい。
ただ大きさを決めるには、そのピアスをいつ、どんな場所にしてくのかを考えた方がいいと思います。
なぜならば、普段使いにするのか、それともお出かけ用やフォーマル用に使うのかによって選ぶ大きさも変わってくるからです。
たとえば1カラットのダイヤピアス、普段使いに合いますか?
合いませんね。
大きすぎます。
それに嫌味に映ります。
また、フォーマルの場に0.1カラットのダイヤピアスが合いますか?
合わないとはいえませんが、少し寂しすぎます。
このように、普段使いには普段使いの、フォーマルにはフォーマルの場に相応しいダイヤの大きさがあるのです。
こちらのページでは、T.P.Oに応じたダイヤピアスの大きさを検証し、その中からおすすめできるピアスを説明を交えながらご紹介させて頂きます。
普段使いに合うダイヤピアスの大きさ
ダイヤピアスを普段使いにするなら、周囲の目をおおいに気にしなくてはなりません。
ただでさえピアスは派手なアクセサリーです。
周囲を見渡しても普段ピアスを身に着けている人は、本当に稀でしかありません。
その上にダイヤが付いたピアスともなりますと、周囲の目は一層厳しくなります。
それゆえ、ダイヤの大きさには余計に気を遣わなくてはいけません。
では普段使いにするダイヤピアスの大きさはどれくらいが適当か?
私は、0.1~0.3ctあたりが適当だと思います。
以下の装着画像をご覧ください。
この中で、普段身に着けていて、嫌味に映らないのはどれでしょう。
0.1~0.3ctのダイヤなら存在自体が控えめで、嫌らしく映ることはないでしょう。
そしてそれぞれの直径は以下の通り。
片耳のカラット数は半分ですから、大きさは約2.5㎜~3.4㎜です。
0.1ctでは小さすぎると思ったら、フクリン留めのピアスにしたらいいです。
フクリン留めなら周囲を地金が覆いますから一回り大きくなります。
普段使いに合うダイヤピアスの質
ダイヤは輝きが命です。
輝いてこそダイヤといえます。
しかしあまり輝く必要がない場合もあります。
それが普段使いのダイヤピアスの場合です。
ダイヤの大きさに気を遣い、あまり大きくないダイヤを選択してもそのダイヤがあまりにも輝いたらどうでしょう。
嫌味に映りませんか?
ピアスは派手なアクセサリーと申し上げました。
その派手なアクセサリーがキラキラ光る。
これでは派手なうえに「ド」が付く派手さに変貌します。
小さなダイヤを選択した意味がありません。
普段使いのダイヤピアスの質は、ダイヤがそこそこ輝けばいいのです。
あまり輝きすぎると、周囲から「見せびらかしてる」と思われかねません。
ピアスひとつで人間関係を壊したら元も子もありませんからね。
普段使いのダイヤピアスの輝きはほどほどがいいと思いますよ。
普段使いに相応しいダイヤピアス(0.1~0.3ct)
ダイヤがほどほど輝くピアスをご紹介します。
ダイヤがよく輝くためにはクラリティがSIクラス以上、カットがGood以上必要です。
どちらか一つ欠けてもダイヤの輝きは劣ります。
以下のダイヤピアスはそのどちらかが欠けたものです。
ふたつとも欠けたものはありません。
よって輝きを少し抑えたダイヤピアスといえます。
フォーマルに合うダイヤピアスの大きさ
一般にフォーマルの場には、ダイヤは大きい方がいいというイメージがありますが、そうとは限りません。
小さい顔に小さい耳たぶ、華奢な体型では、大きなダイヤではアンバランスです。
これこそ顔の大きさや耳たぶの大きさ、体型に合ったものを選ばなければなりません。
そしてどうしても大きさに迷ったら0.5ctあたりが適当です。
0.5ctなら大きすぎず小さすぎず、どんな人にも合う大きさといえます。
一般にフォーマルの場でのアクセサリーは、品を大事にします。
つまりダイヤピアスを着けることによって、その方の品が向上しなければなりません。
しかし大きすぎると品を落としてしまうことだってありますので、大粒のダイヤを選ぶときは気を付けなければなりません。
フォーマルだからって大きければいいってもんじゃなく、ある程度の慎みが必要なのです。
それが品の向上になり、その方の美にもつながるのです。
私としては、0.5ctのダイヤピアスが一番妥当だと思いますが、みなさんはどうでしょう。
フォーマルの場に合うダイヤピアスの質
フォーマルの場では、普段使いの時のように輝きに気を使うことはないでしょう。
よく輝くダイヤピアスをすればいいと思います。
先ほどダイヤがよく輝く条件としてクラリティが「SIクラス」以上、カットが「Good」以上と申し上げました。
フォーマルのダイヤピアスを選ぶとしたら、ここらあたりが妥当だと思います。
つまり、クラリティがSIクラス、カットがGoodのもので十分ということで、これ以上のハイレベルのダイヤは必要ないと考えます。
ダイヤモンドは上を見たらキリがなく、クラリティがVVSクラスのものとか、カットがExcellentというのがあります。
確かにこのグレードのダイヤはよく輝きますが、ダイヤピアスにそれほどのハイグレードのものは必要ないと思うのです。
なぜなら価格も大幅に高くなり、それに落としてなくす怖れのあるアクセサリーですから、値段も質もそこそこで十分と思うからです。
私としてはクラリティがSIクラス、カットがGoodで十分と考えますが、
みなさんはどうでしょう。
色にはこだわりたいフォーマルのダイヤピアス
ダイヤの輝きについてはお話ししましたが、ではカラーはどうでもいいのか?
いいえ、ダイヤのカラーは輝きには直接関係しませんが、美しさには大いに関係します。
ここでダイヤのカラーについてお話しします。
ダイヤは無色というイメージがありますが、決してそうではありません。
ほとんどのダイヤは色が付いており、無色のダイヤはむしろ稀といえます。
まったくの無色のダイヤをカラーではDと評価し、黄色味が増えるにしたがいE、F、G、H・・・と評価されます。
最近では、Very Light BrownとかYellowといったダイヤが販売されていますが、要は色のついたダイヤのことであり、価値的には無色のダイヤより劣っています。
やはりダイヤは無色ものが価値が高いのです。
先ほど無色のダイヤは美しさに関係していると申し上げましたが、輝くダイヤに無色の要素が加わりますと、美しく輝くダイヤに変貌するのです。
それはプリズム効果がそうさせるのです。
プリズム効果を発揮する無色のダイヤ
太陽光を含む白色光はプリズムを通せば赤、橙、黄、緑、青、藍、紫と七色に分かれます。
これは色それぞれの波長が異なるため、屈折によって光が分散されるためです。
この現象がダイヤ内でも起こります。
ダイヤ内に光が入射すると、光の中にある波長の異なる色が屈折によって分散されます。
上質のダイヤモンドを覗き込むと、いろいろな色の光線が発見できます。
これはダイヤ内でプリズム効果がなされているからです。
無色のダイヤに光が入射すると、反射した光は変色されることなくありのままの光線を放ちます。
しかし色のついたダイヤモンドの場合、ダイヤのカラーの影響を受けてしまい、光線を変色させるのです。
これがダイヤの美しさに影響します。
ダイヤに美しさを求めるなら無色の方が望ましく、色のついたものは避けた方が無難です。
フォーマルのダイヤピアスはHカラー以上のものを
ではダイヤが美しく輝くためには、カラーがどのランクのものがいいかというと「H」以上のものが望ましいといえます。
「ほとんど無色」に属しているG、H、I、Jですが、IとJはその下の「わずかな黄色」のランクに近いこともあり、やはり幾分黄色く見えます。
プリズム効果にさほどの影響を与えないのは「Hカラー」以上のダイヤといえ、美しいダイヤを求めるならこれ以上のものを選ぶ必要があります。
フォーマルで身に着けるダイヤピアス。
やはり美しく輝いて欲しいものです。
私のおすすめは、Hカラー、SIクラス、Goodカットのダイヤピアスです。
皆さんはいかがでしょうか。
フォーマルおすすめダイヤピアス
まとめ
一粒ダイヤピアスの大きさ選びを、普段使い、フォーマルと分けて説明させて頂きました。
参考になりましたでしょうか。
皆様のダイヤピアス選びに貢献できたら幸いです。
最後までお読み頂き、真に有難うございました。