プラチナ ダイヤネックレスの選び方

ちょっとしたお出かけ用にひとつは持っておきたい一粒ダイヤネックレス。

シンプルで飽きのこないデザインだからどんな服装にも合わせやすく、カジュアルにもフォーマルにも使えることから、年齢を問わず人気のあるネックレスです。

この一粒ダイヤネックレスには18金とプラチナのものがありますが、若い人には18金のダイヤネックレスが、アラフォーあたりからプラチナのものが好まれる傾向にあるようです。

一概には言えませんが、18金にはアクセサリー的な感覚が、プラチナには宝石的な感覚があり、年齢によってそれが分かれているのかもしれません。

ところで、18金のダイヤネックレスとプラチナのそれとは選び方が異なります。

ダイヤは透明性の高い鉱石ゆえ、地金の色に影響を受けやすい宝石といえます。
それゆえ、ダイヤの質によって地金も変えた方がいい場合もあるのです。

このページでは、ダイヤがどのような質の時プラチナネックレスにした方がいいのか?
その選び方について解説したいと思います。

地金カラーの影響を受けやすいダイヤモンド

上質のダイヤは無色透明で、どんな光でも透過させます。
ダイヤ周りの地金の反射光をも透過させます。

一般にダイヤネックレスに使われる地金は、大きく分けてプラチナと18金に分かれます。
そしてプラチナ、18金とも光を反射し、それぞれの色を持っています。

プラチナは白色系の光を反射し、18金はイエローゴールドの場合黄色系、ピンクゴールドの場合は橙系の光を反射します。

これらの色がダイヤに少なからず影響を与えるのです。

無色透明のダイヤの場合、白色系の光を反射するプラチナが最高といえます。
しかしダイヤが黄色味がかったものであった場合、それを隠すために18金を使います。

こうすることでダイヤの黄色が目立たなくなるのです。

このようにダイヤのカラーによって、地金をプラチナにしたり18金にしたりすることで、ダイヤネックレスをより良いものにすることができるのです。

Hカラー以上のダイヤならプラチナ

では実際に、どのくらいのカラーレベルならプラチナがいいかというとH以上です。

ほとんど無色に属するHカラーですが、これ未満のI、Jでは幾分黄色く見える傾向にあり、地金を18金にした方がいいと思います。

それゆえHカラー以上のダイヤネックレスの場合、地金はプラチナが望ましいといえます。

クラリティI1のダイヤならプラチナ

ダイヤの透明度を示す指標にクラリティがあります。

ダイヤは天然鉱物ゆえ必ずインクルージョン(内包物)が存在します。
このインクルージョンの多い少ないによってダイヤの透明度が判別され、クラリティの評価が決定されるのです。

インクルージョンがまったくないダイヤのクラリティはFL(フローレス)と評価され、それからインクルージョンが増えるにしたがいIF、VVS1、VVS2と評価されます。

インクルージョンにはフェザー、クラウド、カーボンなどの種類がありますが、カーボン以外はほとんど白色系のインクルージョンといえます。

以下のダイヤはI1クラスのものですが、インクルージョンがはっきりと見て取れますね。
仮にこのダイヤの地金を18金にしたらどうでしょう。

白色系の多いインクルージョンに18金の台座をしたら、インクルージョンが余計に目立つと思いませんか?

逆にプラチナを台座にしたらどうでしょう。
プラチナは白色系の輝きを放ちますから、白色系のインクルージョンを目立たなくします。

そうです、保護色のような役目をするのです。

つまり、インクルージョンが目立つダイヤにはプラチナ台のネックレスがいいといえます。

ただ私としてはクラリティI1以下のダイヤネックレスはおすすめできません。
できたらSIクラス以上のダイヤネックレスを選んでください。

HカラーSIクラスGoodカット以上のダイヤならプラチナ

Hカラー以上のダイヤにはプラチナネックレスが相応しいとすでに述べました。

ここにもう一つ条件を加えて、SIクラス以上、Goodカット以上のダイヤならなおのことプラチナのネックレスが相応しいといえます。

SIクラス以上、Goodカット以上というのは、ダイヤが輝く2大条件です。

Hカラー以上のダイヤにこれが加わりますと、美しく輝くダイヤネックレスになるのです。
その美しさの理由は、ダイヤのプリズム効果にあります。

プリズム効果を発揮する無色の輝くダイヤ

太陽光を含む白色光はプリズムを通せば赤、橙、黄、緑、青、藍、紫と七色に分かれます。

これは色それぞれの波長が異なるため、屈折によって光が分散されるためです。

この現象がダイヤ内でも起こります。

ダイヤ内に光が入射すると、光の中にある波長の異なる色が屈折によって分散されます。

上質のダイヤモンドを覗き込むと、いろいろな色の光線が発見できます。
これはダイヤ内でプリズム効果が発揮されているからです。

無色で輝くダイヤに光が入射すると、光は色ごとに分散されて反射します。

もし仮に18金のネックレスであったなら、この光線は少なからず金色の影響を受け美しさを損なうことも考えられるのです。

それゆえこのような上質のダイヤを使ったネックレスには、プラチナが相応しいのです。

いえ、プラチナでないといけないのです。

HカラーSIクラスGoodカット以上のダイヤにはプラチナネックレスこそ相応しいといえます。

まとめ

プラチナ ダイヤネックレスの選び方についてまとめました。

プラチナにするか18金にするかはダイヤのカラーにすべて依存します。
ダイヤが無色に近ければプラチナ、黄色ければ18金。

このように選べば間違いはないでしょう。

ただ好みで18金を選ぶのはアリですから、そこはお任せします。

要はセッティングされているダイヤを美しく見せるにはどちらが相応しいかということです。その結果上記のような答えを導きだしたというわけです。

このページが少しでもお役に立てたら幸いです。

最後までお読み頂き、真に有難うございました。

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