元宝石商が選ぶ!予算1万円台で買える輝くダイヤネックレス

彼女や奥様へのプレゼントに最適なダイヤネックレス。

プレゼントしたいけど、ダイヤのネックレスだから高そう!
とても1万円で買えそうにもない。

確かに1万円以内ではいいものは買えません。
でも1万円台なら輝くダイヤネックレスが買えますよ。

ダイヤモンドはピンキリです。

1万円以内のダイヤネックレスなら、探せばいくらでもあります。

でもそのダイヤは輝きますか?

ダイヤは輝きが命です。
輝いてこそダイヤです。
輝かなければダイヤとしての値打ちがない!

そんなダイヤネックレスを大切な人には贈れませんね。

このページでは、元宝石商の私が、どんなダイヤが輝くのか説明を交えながら、1万円台で買えるダイヤネックレスをご紹介させていただきます。

ダイヤが輝く条件

ダイヤであればどれもこれも輝くというわけではありません。

ある条件が揃わなければ、ダイヤは輝かないのです。

その条件とは、ダイヤの透明度とプロポーションがカギを握ります。

まずそれについてお話ししましょう。

透明度を表すクラリティ

ダイヤは天然鉱石ゆえ、必ずインクルージョン(内包物)が存在します。

そのインクルージョンの多い少ないによって、ダイヤの透明度が変わってきます。

インクルージョンの少ないダイヤは透明度が高く、光をよく透過させますからよく輝きます。

反対にインクルージョンの多いダイヤは透明度が悪く、光の透過を邪魔しますから輝きは劣ります。

つまり透明度の高いダイヤほど、よく輝きます。

ダイヤの透明度を表す指標をクラリティといい、11段階で評価されます。

最高のFL(フローレス)から始まり、最低ランクのI3で終わります。

この表の内、ダイヤが輝くにはどの程度のクラリティであればいいかというと「SI2」です。

SIクラスは1と2で評価が分かれますが、どちらも肉眼でインクルージョンの発見が困難な時につけられる評価で、つまりそれだけインクルージョンの量が少ないため、光の透過にさほどの影響を与えないのです。

しかしその下のIクラスになると、肉眼でインクルージョンの発見が容易なほどその量が多いため、光の透過の邪魔をし輝きを著しく落としてしまうのです。

言葉だけの説明ではわかりにくいと思いますので、実際に比較画像を見てみましょう。

左がSIクラス、右がIクラスのダイヤです。
明らかに透明度の違いがわかるでしょう。

このように、ダイヤが輝く条件第1の透明度は、クラリティがSI2以上必要ということです。

プロポーションを表すカット

ダイヤモンドの原石は一見するとすりガラスのようです。

しかしそのすりガラス状態のダイヤモンドを人間のカット技術によって、あのような輝くダイヤモンドに生まれ変わらせるのです。

しかしカットすれば必ず輝くというわけには参りません。

カットの出来如何によって、輝いたりそうでなかったりするのです。

たとえばExcellentカットされたダイヤに光が入射すると、光はダイヤ内で漏れることなく反射され、再びダイヤ外へ放射されます。これを全反射といいます。(下イラスト左参照)

しかしダイヤのカットが深すぎたり浅すぎたりすると光は全反射せずダイヤ底部より漏れてしまい、輝きが劣ることになるのです。

これがカットの出来如何による輝きの違いです。

輝きはダイヤの全容(プロポーション)によって左右され、理想のプロポーションは以下の比率で構成されています。

この比率に近く、プラス研磨技術を加味して、Excellent、Very Good、Good、Fair、Poorの順にカットは評価されます。

ダイヤが輝くためにはGoodカット以上必要とされ、それ未満では輝きが劣ったダイヤといえます。

1万円未満ダイヤネックレスのクラリティとカット

では次に、1万円未満で販売されているダイヤネックレスのクラリティとカットを見てみましょう。

どの商品を見ても、クラリティはよくてSI2、カットの表示はありません。

クラリティがいくらSIクラスであっても、カットがGoodでなければ輝かないのです。

なぜなら、クラリティ、カットが二つ揃って初めて輝くダイヤといえるからです。

また、グレードの表記がないものもあります。
これなどは論外で、グレードの表記ができるほどのダイヤではないということです。

よって輝くダイヤとは言えません。

これらはみな楽天市場でチョイスした1万円未満のダイヤネックレスです。

このように、1万円未満ではクラリティSI2以上、カットGood以上のダイヤネックレスを見つけるのは不可能に近いのです。

私がおすすめするダイヤネックレスは、第三者機関が証明する「クラリティSIクラス、カットGood」のみです。ショップ側のみが主張する「クラリティSIクラス、カットGood」ではおすすめ不十分と考えますので、省いております。

輝く条件が揃った1万円台ダイヤネックレス

ではいよいよ本題の、クラリティSI2以上、カットGood以上のダイヤネックレスで、お値段が1万円台のものをご紹介します。そしてもちろん、第三者機関が発行する鑑定書が添付されたものに限っています。

クラリティSIクラス、カットGoodのダイヤネックレスであっても、鑑定書ではなく鑑別書の添付したものは省いております。鑑定書はダイヤの品質を謳ったものであり、鑑別書はダイヤが本物であるという証明のみですから、本質は全く別物と考えます。よっておすすめ不十分と考え、それらのダイヤネックレスは省いております。

以上3点が、私がおすすめする1万円台のダイヤネックレスです。

0.1カラットと小粒ながら、よく輝くダイヤが装填されています。

0.1カラットでは小さすぎると思われるでしょうが、ティファニーのバイザヤードにみられるように、小粒で華奢なダイヤネックレスほど非常に人気が高いのです。

それは普段使いに最も適した大きさだからです。

控えめな小さなダイヤネックレスなら、自然な装いを壊さず、さりげなさの中にちょっとしたおしゃれをするのに最適です。

ティファニーはブランドゆえお値段が相当高いですが、これなら1万円台で購入可能です。

まとめ

1万円台の輝くダイヤネックレスをご紹介させていただきました。

ダイヤネックレス。
いざ選ぶとなると迷います。

でも選ぶ基準さえ決まれば、簡単に絞り込めます。

このページが少しでもお役に立てたら光栄です。

最後までお読み頂き、真に有難うございました。

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