20代に似合う一粒ダイヤネックレス選び

20代ともなるとアクセサリーも本物が欲しくなります。

ジルコニアではなく本物のダイヤモンドのネックレスは、やはり着けていて気分が違います。

ダイヤを身につけている。

ただそれだけで気分が高揚します。

これが本物の醍醐味です。

しかし20代はやはり若い。

あまり大きなダイヤをつけていると、それが本物かどうか疑われるのもやはり20代。

だから適度の大きさというのが選ぶうえでの焦点になります。

どの程度のダイヤネックレスなら20代に相応しいか?

このページでは20代に似合う一粒ダイヤネックレスはどの程度のものかを考えてみたいと思います。

ダイヤは何カラットが適当か

冒頭で申し上げましたように、20代に似合うダイヤネックレスを選ぶにあたって最も重要なのがダイヤの大きさです。

あまり大きすぎればイミテーションに見え、小さすぎれば貧相に見える。

それゆえ適度な大きさが望まれるわけですが、そこでどの程度の大きさのものが相応しいか実際に比較してみたいと思います。

ダイヤネックレス大きさ比較

0.1~0.5ctのダイヤネックレスを装着したときの画像を比較してみましょう。

0.1ct~0.2ctの大きさはあまり変わらなく見えますが、0.3ctになると大きく見えますね。


0.1ct

0.2ct

0.3ct

0.5ct

ダイヤの存在感が断然違います。

そして0.5ctになるとその迫力はグンと伸びます。

ネックレスにおけるダイヤの大きさ選びは年齢もありますが、その人の体型にもよるところが大きいのです。

あまり華奢な体型の方が大きなダイヤだと不釣り合いに見えますし、逆に大柄な方が小さなダイヤでは貧弱に見えます。

ですから、ダイヤネックレスで適度な大きさとされる0.5ctあたりを20代では最大のものと考え、その中から体形に合った大きさのものを選ぶのが賢明だいといえるかもしれません。

いずれにしても0.5ct以下のダイヤネックレスが適当だと言えます。

金かプラチナか

次に選ぶのが地金です。

これは好みによりますが、若い20代が選ぶのは金が多いようです。

その理由はカジュアルに使うからだと推察します。

20代といっても前半と後半があり、後半の方ならフォーマルに使う機会もあるかもしれませんが、だいたい使う用途はカジュアルが多いように見受けられます。

そのためプラチナより金の方が使い勝手がよく、どんな服装にも合わせやすいと理由から金を選ぶ方が多いようです。


プラチナ台

18金台

また18金が台座の場合、ダイヤのカラーが目立ちにくいという特徴があり、ダイヤが少々黄色味がかった色を帯びていても18金がそれをカバーして目立ちにくくしてくれます。

それに加えて、色を帯びたダイヤは無色のダイヤより価格が安く、また18金はプラチナより値段が安い傾向にありますから、買いやすいというメリットもあります。

こういった理由からでしょうか、18金台のダイヤネックレスを求める人が多いようです。

ダイヤの留め方

次に選ぶべき点はダイヤの留め方です。

一般にネックレスにおけるダイヤの留め方は、爪留めとフクリン留めがあります。

爪留めは文字通り4~6本の爪でダイヤを留める技法で、フクリン留めとはダイヤの周囲を地金が覆ったように留める技法です。


爪留め

フクリン留め

これも好みによるところが大きいのですが、フクリン留めには地金が周囲を覆っている分ダイヤが大きく見えるというメリットがあります。

それゆえ小さなダイヤであっても、存在感のあるネックレスに見えるのです。

しかし反対にデメリットもあります。

ダイヤの輝きは光の反射によるものですが、フクリン留めはダイヤが地金で覆われている分光が入っていきにくく、そのため爪留めに比べ輝きにくいというデメリットもあるのです。

爪留め、フクリン留め、それぞれメリットデメリットがありますが、これらをよくわきまえて選択する必要があります。

ダイヤの質

最後に選ぶべきはダイヤの質です。

このダイヤの質によってそのダイヤが美しいかどうか。または輝くかどうかが決定します。

それゆえ、選ぶ前にダイヤの質をじっくり確認しなければなりません。

ではどういったダイヤなら美しく、かつ輝くのか?

ご存知のようにダイヤというのはピンからキリまであり、上を見たらキリがありません。

よってある程度のところで妥協しなくてはいけません。

その妥協点とは、ダイヤが美しく、かつ輝く最低ラインです。

この最低ラインを目印にダイヤネックレスを選ぶのが妥当です。

では最低ラインとはどの程度のダイヤか?

それはクラリティがSIクラスでカットがGood、カラーはHのダイヤです。

これならダイヤは美しく輝くといえます。

それはなぜか?

その理由を説明するには、クラリティとカット、カラーについて説明しなければなりません。

少々お時間を摂らせますが、これらの説明を以下にさせて頂きます。

クラリティについて

ダイヤは天然鉱物ゆえ、必ずインクルージョン(内包物)が存在します。

このインクルージョンが多いダイヤは透明度が低くなり光の透過が悪くなるわけですが、このインクルージョンの多い少ないのグレードを表したのがクラリティなのです。

このクラリティは11段階にランク付けされます。

インクルージョンの全くないFL(フローレス)を最高とし、インクルージョンの量が増えるにしたがい、IF、VVS1、VVS2、VS1というふうにランク付けされるわけです。

ダイヤが輝くためには透明度が必要ですが、では透明度のあるダイヤとは、クラリティがどの程度であればいいのか?

それはSIクラスです。

以下の表をご覧ください。

SIクラスというのは表でもおわかりのように、肉眼で発見が困難なほどインクルージョンが微小なため、光の透過にそれほど影響を与えることはありません。

しかしその下の「Iクラス」になると、肉眼での発見が容易なほどインクルージョンが大きいため、光の透過を邪魔してしまうのです。

その結果、輝きも劣ってしまうのです。

つまりSIクラス以上のダイヤは透明度が高く、光が透過しやすいダイヤといえます。

ただし、透明度が高いからといって輝きを保証するものではありません。

ダイヤが輝くためには、クラリティSI以上のほかに、次に説明するカットが重要な要素となります。

カットについて

採掘されたダイヤの原石は、一見スリガラスのようです。

それが人間の手によってあのような素晴らしい輝きを放つ石になるのです。

そしてその方法が、ラウンドブリリアントカットというカット法です。

しかしラウンドブリリアントカットすれば何でも輝くというものではありません。

カットの良し悪しによって輝いたりそうでなかったりするのです。

Excellentカットされたダイヤに光が入射すると、光はダイヤ内で漏れることなく反射され、再びダイヤ外へ放射されます。これを全反射といいます。(下イラスト左参照)

しかしダイヤのカットが深すぎたり浅すぎたりすると、光は全反射せずダイヤ底部より漏れてしまい輝きが劣ることになるのです。

これがカットの良し悪しによる輝きの違いです。

ダイヤ内の光が全反射するためには、その理想となるプロポーションが存在し、それが以下の比率で構成されています。

ダイヤは、この構成比率に近くて研磨状態が良好なものから、Excellent、VeryGood、Good、Fair、Poorとランク付けされます。

では光がよく反射するカットとはどのランク以上のものがいいかというと、「Good」以上のダイヤです。

FairやPoorカットのダイヤはプロポーションに問題があり、輝くとは言えません。

よってカットがGood以上のダイヤが、輝くダイヤといえるのです。

カラーについて

ダイヤは無色と認知されがちですがそうではありません。

物質の混入により、黄色味がかったダイヤモンドもあります。

これは天然鉱物ゆえ仕方がないことです。

最近では、Very Light Yellowとかブラウンダイヤなどが販売されていますが、要は色のついたダイヤのことであり、価値的に見れば無色のダイヤより劣っていることになります。

ダイヤはやはり無色の方が美しく、その理由はダイヤ内で起こるプリズム効果にあります。

太陽光を含む白色光はプリズムを通せば赤、橙、黄、緑、青、藍、紫と七色に分かれます。

これは色それぞれの波長が異なるため、屈折によって光が分散されるためです。

この現象がダイヤ内でも起こります。

ダイヤ内に光が入射すると、光の中にある波長の異なる色が屈折によって分散されます。

上質のダイヤモンドを覗き込むと、いろいろな色の光線が発見できます。
これはダイヤ内でプリズム効果がなされているからです。

無色のダイヤに光が入射すると、反射した光はありのままの光線を放ちます。

しかし色のついたダイヤモンドの場合ダイヤのカラーの影響を受けてしまい、光線を変色させるのです。

これがダイヤの美しさに影響します。

ダイヤに美しさを求めるなら無色の方が望ましく、色のついたものは避けた方が無難です。

ではダイヤが美しくあるためにはカラーがどのランクのものがいいかというと「H」以上のものが望ましいといえます。

同じ「ほとんど無色」に属しているG、H、I、Jですが、IとJはその下の「わずかな黄色」のランクに近いこともあり、やはり幾分黄色く見えます。

プリズム効果を発揮するのは「Hカラー」以上のダイヤといえ、美しいダイヤを求めるならこれ以上のものを選ぶ必要があります。

まとめ

以上の説明でおわかり頂けたと思いますが、ダイヤが美しく輝くためにはクラリティSIクラス、カットGood、カラーHが最低限必要です。

これ未満のダイヤ品質では残念ながら期待通りの美しさも輝きも持ち合わせておりません。

よってこの最低ラインを目印にダイヤネックレスを選ぶ必要があります。

さて、20代に似合うダイヤネックレスの選び方をお伝えして参りましたが参考になりましたでしょうか。

最後に、20代に似合うダイヤネックレスをご紹介し、このページを閉じたいと思います。

最後までお読み頂き、真に有難うございました。

0.1~0.3ctダイヤネックレス

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