9月の誕生石サファイア。
その深く濃い青色は、時に大空を、時に大海原を想起させる。
ダイヤのようなキラキラした感じはないが、ただ静かにそして控えめに輝く様は、まさに大人の女性にピッタリの宝石といえます。
それゆえ9月生まれの奥様方をもつ男性にとっては、40を過ぎたあたりから、誕生日プレゼントとしてサファイアネックレスを贈るのもいいかもしれません。
しかしサファイアネックレスを贈るときに難しいのが色の選別。
どのような色のサファイアがいいのかわからないですね。
たとえば店頭で買うとなると、店員に「これがおすすめです」といわれれば、いわれるままに買ってしまうなんてことが多々あります。
素人ですからサファイアの色の良し悪しなんてわからないから無理もないことですが、しかしある程度の知識を持って選んだ方が間違いは少なくなります。
そこでこのページでは、サファイアネックレスを選ぶにあたってどのような色がいいのか、そしてどのサファイアネックレスならプレゼントとして恥ずかしくないのかを解説させて頂きます。
色はコーンフラワーブルーが最適
コランダムという鉱石から産出されるサファイアには様々なカラーが存在します。
ピンク系のピンクサファイアやオレンジに近いピンクをもつパパラチアサファイア、そしてブルー系のブルーサファイアなどです。
一般にサファイアといえばこのブルー系のことを指し、40代のプレゼントの対象となるものです。
しかしブルーといっても濃淡様々で、ひどいものになると黒に近いブルーサファイアもあるのです。
お店によっては「これはいい色のサファイアです」とかいって買わせるところもありますが、とんでもない話です。
サファイアには美しいとされるブルーカラーというのがあり、これを基準に選ぶ必要があるのです。
その色はコーンフラワーブルーという色で、矢車草の花の青色を指しています。
この色のサファイアが最も美しいとされ、この色を持ったサファイアは品質的には上級で高値で取引されています。
よって選ぶとしたらコーンフラワーブルーのサファイアネックレスにした方がいいのです。
天然サファイアにみる様々な問題点
しかしコーンフラワーブルーをもったサファイアネックレスを天然宝石で見つけるとなると非常に難しいです。
なぜなら天然サファイアにはいろいろな問題があるからです。
それは色艶を良く見せるために施された人工処理です。
ご存知かどうかわかりませんが、実にサファイアの95%が加熱処理をしております。
加熱処理は天然と認めらる許容範囲で、加熱処理されたサファイアであっても天然サファイアと認められています。
しかしサファイアにされる処理は加熱処理にとどまりません。
サファイアには、ほかに表面拡散加熱処理と含侵処理なるものがあるのです。
表面拡散加熱処理
宝石の色を変えたり色調を変えるために、加熱処理時に人為的に特定の元素を加え、宝石の表面に拡散・浸透させる加熱処理法を表面拡散加熱処理といいます。
たとえば無色のコランダム(ルビーやサファイア)にチタンやクロムといった着色元素を加熱処理時に加えると、色を石表面に浸透させることができます。
このサファイアは、見た目はブルーでもそれは表面だけで、カットすれば中身は無色のコランダムが現れてきます。
こうなるともはやサファイアとは言えず、天然宝石ともいえないでしょう。
しかしこんなサファイアネックレスが実際に販売されているのです。
サファイアにこういった処理をした場合、商品説明の中での記載が義務付けられており、もし表面拡散処理と記載があれば選ばないようにしなくてはいけません。
いくらきれいなブルーでもそれは表面だけで、中身は無色という場合もありますから。
これがサファイアの表面拡散加熱処理で、さらに含侵処理なるものがあります。
含侵処理
サファイアの透明度をよくする目的で行われているのがこの含侵処理。
鉛ガラスをサファイアのクラックやインクルージョンに含侵させ、透明度をアップさせるという処理。
しかしこの含侵処理されたサファイアは、重量や耐久性などに影響を及ぼすことが懸念されており、事実酸に弱いという報告も見られます。
つまり経年による退色や、汗による変色もあり得るのです。
この含侵処理されたサファイアは、鑑別書においては「含侵を認む。」と表記されるため見分けるのは容易いですが、商品説明では省いているときもあるため、十分な注意が必要です。
以上サファイアにおける人工処理の種類について述べさせて頂きましたが、このように天然サファイアにはいろいろ問題があるのです。
選んでいいのは加熱処理だけで、そのほかの表面拡散加熱処理や含侵処理されたサファイアは絶対選んではいけません。
あとで必ず後悔することになります。
しかし加熱処理されて美しい色合いを取り戻したサファイアであってもやはり限界があり、色むらやインクルージョンが必ず存在します。
サファイアの命は美しいブルー色と透明度。
これらを持ち合わせたサファイアを選ぶのは至難の業です。
そこでおすすめするのが京セラクレサンベールのサファイアネックレスです。
安心して選べるクレサンベールのサファイアネックレス
京セラクレサンベールという名をご存知ですか?
あの京セラという会社が、独自の技術で作り上げた宝石をクレサンベールと呼ぶのです。
クレサンベールはいわば再結晶宝石です。
再結晶宝石とは、天然サファイアと同成分の鉱石を一度溶かし、それを時間をかけて再結晶させることで、美しいサファイアに生まれ変わらせるという技法です。
それゆえ当然、化学組成、屈折率等は天然サファイアと同じです。
巷に出回っている色を合わせたような模造宝石ではなく、宝石のいわば再現です。
不純物が混じりやすい自然界においてはでき得なかった美しい色合いのサファイアを、京セラが科学の力で再現した宝石。
それがクレサンベールの再結晶宝石です。
しかもその再結晶させたサファイアの中から、インクルージョン(内包物)が少なく色むらのないところだけを抽出し、最高のものだけをクレサンベールとしてネックレスや指輪、ピアスといった製品にしているのです。
つまり再結晶させたサファイアすべてが販売されているわけではなく、選びに選び抜いたものだけが商品として販売されているのです。
これこそがプレゼントにふさわしいサファイアといえるでしょう。
ではクレサンベールのメリットは何でしょう。
メリット1 輝きが天然ものと同一
クレサンベールの成分は天然ものと同一と申し上げました。
これは何を意味するかというと、成分が同じということは光の屈折率も同じということです。
媒体には必ず屈折率が存在し、屈折率が高いものほど光は鋭角に曲がります。
屈折率は以下の数式で産出されます。
屈折率は臨界角に関係し、臨界角とは光が逃げない角度のことを言います。
臨界角のことをわかりやすく水と空気とで説明すると、光源を水の中に置き、そこから光を放射したとします。
放たれた光は水中から空気へと進みますが、媒質が異なるため、空気中に出ると光は屈折します。(①の場合)
水面に対して光源はほぼ真下にあるので光はこういう方向に進みますが、これがもし光源から離れたところの水面ではどうでしょう。
②のように、光は水中から出られず、そのまま水中に反射されることになるのです。
この角度を臨界角といいます。
この臨界角は宝石の場合輝きに影響し、臨界角が狭いほど光を逃さず効率的に光を反射させることができます。
ダイヤが輝くのは臨界角が極端に小さいからで、そのおかげで入射した光を逃さずあのような素晴らしい輝きを放つことができるのです。
話を元に戻しますと、クレサンベールの宝石は天然ものと同一の成分を有しているため、屈折率は同じです。
屈折率は同じだから臨界角も同じということになり、輝きも天然のものと同じということなのです。
これがクレサンベールのメリットのひとつなのです。
メリット2 カラーが均一
天然宝石にはどうしても色むらがあります。
濃いもののあれば薄いものもあり均一されていません。
それゆえ、選ぶ宝石によって色むらが発生するのです。
しかしクレサンベールの場合は違います。
先ほども申し上げたように、いいところだけを抽出した宝石ですから色むらがほとんどありません。
すべて色が均一化された宝石がクレサンベールなのです。
そして特筆すべきは、クレサンベールのサファイアの色はコーンフラワーブルーなのです。
精巧な機器と高度な技術を以て、クレサンベールのサファイアはみなコーンフラワーブルーの色を有しております。
それゆえプレゼントには最適なサファイアと言えます。
メリット3 インクルージョン(内包物)がほとんどない
天然宝石には必ずインクルージョン(内包物)が存在します。
これは天然物ゆえ仕方がないことです。
しかしクレサンベールは違います。
極力インクルージョンの少ない部分をカットし抽出したものですから、濁りのもとであるインクルージョンがほとんど存在しないのです。
それゆえ常に透き通った宝石を提供できるのがクレサンベールというわけです。
クレサンベールサファイアネックレスを選ぶメリット
以上の説明でおわかり頂けたと思いますが、クレサンベールのサファイアネックレスなら安心して選ぶことができます。
色むらなし、インクルージョンなし、成分、輝きは同一。
カラーはすべてコーンフラワーブルー。
そして天然サファイアのように一切の人工処理はしていません。
もちろん加熱処理もです。
天然では成しえなかった色合いを、科学の力によって成しえた美しい色合いの宝石。
それがクレサンベールの再結晶宝石です。
クレサンベールのサファイアネックレスなら安心してプレゼントとして選ぶことができます。
クレサンベールサファイアネックレス
まとめ
サファイアネックレスを選ぶにあたってのサファイアの色選びから、プレゼントとして恥ずかしくない商品選び。
これらを通して得た結論は、京セラのサファイアネックレスこそプレゼントには最適だということです。
いかがだったでしょうか。
このページが皆様のお役に立てれば幸いです。
最後までお読み頂き、真に有難うございました。