50代空手の基本ストレッチ⑤は肩のストレッチです。
通常ストレッチといえば下半身に集中しがちですが、下半身の筋肉も鎖骨や肩の筋肉につながっており、おろそかにできないストレッチといえます。
それではまず壁を使って肩のストレッチを試みます。
肩・背筋のストレッチ
壁に向かって少し離れて立ちます。
そして両手を挙げてそのまま壁に手を付けます。
そしてそのまま上体の重心を下へとかけます。
肩の筋肉をゆっくり伸ばすように上体を下にもってきます。
これを続けていくと肩の筋肉が柔らかくなり、次第に背筋の筋肉も伸ばされるようになります。
ゆっくりゆっくり時間をかけて伸ばします。
慌ててやると肩を痛めることになりますので、あくまでゆっくりと。
これが終わったら今度は壁を背にし、両手を後ろ手に壁につきます。
そしてこの体勢からゆっくり腰を落としていきます。
体の硬い人にはかなりきついストレッチですから、ゆっくり慎重に取り組みましょう。
このストレッチも同様、肩が柔らかくなってきたら次第に伸ばされる部位が背中に移ってきます。
慌てずゆっくりやりましょう。
これが終わったら今度は手を使ってストレッチを行います。
肩伸ばし
まず右手を上に挙げてひじ関節を曲げます。
そして左手で右ひじをつかみ、ゆっくり左に引きます。
これが終わったら今度は右手を左肩の上にもっていきます。
そしてこれもまた同じようにゆっくり左に引きます。
そして最後は右手を左脇にもっていき、同じように左に引きます。
これらはみな右肩のストレッチですが、それぞれ伸ばされる筋肉の部位が異なります。
よって丁寧にしていくことで柔軟な肩が出来上がります。
右肩のストレッチが終わったら手を換えて左手のストレッチも同じようにします。
前屈倒し
最後は肩の前屈倒しです。
足を肩幅に広げて立ち、両手を後ろ手に組みます。
そしてそのまま上体を前に倒すと同時に、組んだ手を同じように前に倒します。
ゆっくり反動をつけてやると効果的です。
これが終わったら今度は手首を返します。
そして同じように上体を前に倒し、組んだ手を前に倒します。
これもゆっくり反動をつけて、少しずつ肩の筋肉を伸ばしていくようにします。
この二つを繰り返し行うことによって肩の筋肉ばかりでなく、腰、脚、背筋の筋肉も伸ばされ、柔軟性を帯びた体に変化していきます。
根気よく続けてください。
なお50代の方にとっては、五十肩という言葉があるくらい肩の痛みで悩む方が多くいることと思います。
私の経験上、五十肩は肩だけの問題ではなく体幹の筋肉も大きく関係していると考えられ、背筋を含むあらゆる体幹の筋肉の柔軟性が高められると、五十肩も自然と良くなってくるようです。
今回は肩のストレッチについて解説しました。
参考にしていただければ幸いです。
最後までお読み頂き、真に有難うございました。