ローキックは攻撃の突破口を開くうえで重要な技です。
目から一番遠い距離にあるのは足で、その目の届きにくい足を狙ったローキックは攻撃には非常に有効とされ、タイミングさえよければ一撃で相手を倒すこともできます。
しかし問題は距離です。
いくら一撃で倒せるといっても離れた距離からのローキックでは効かず、表面を叩くだけの蹴りになってしまいます。
ローキックが一番効く距離とは至近距離で、その距離なら体重を蹴りに載せられるため相手に大きなダメージを与えることができます。
そのための練習が至近距離でのローキックサンドバック練習です。
至近距離でのローキックサンドバック練習
サンドバックを使った通常のローキック練習では背足を使います。
しかし背足では体重が載りきらず、威力のない蹴りになります。
相手にダメージを与えるためには脛を使うことが有効で、至近距離でのローキックはこの脛で蹴るようにします。
まずサンドバックの前に至近距離で立ちます。
距離にして50~60㎝。
左手を伸ばせばゆうにサンドバックに手が届く距離。
この位置から右ローキックを放ちます。
足で蹴るというより腰を捻って足を誘導しているような感じで膝を走らせ、
体重を足に載せて、
蹴る。
サンドバックに当てているのは背足ではなく脛の部分。
相手の左太腿の外側を狙ったもので、タイミングよく急所に当たればこの一撃で相手を倒すことができます。
今回は至近距離からのローキックサンドバック練習でした。
参考にしていただければ幸いです。
最後までご覧いただき真に有難うございました。