普段使いの指輪は、いわば自分のトレードマーク的な存在。
日常いつも身に付けているわけですから、自然そうなってきます。
ではそのトレードマーク的な存在の指輪に、どんな宝石が相応しいか?
自分の誕生石がいいのか、それとも自分好みの宝石がいいのか悩むところです。
ただ宝石の種類を決める前に考えておかなければならないことは、普段使いということ。
特別な日やお出かけの時だけ身に付けるのでなく、日常、常に身に付ける指輪ということです。
その普段使いということを考慮して宝石リングを選ばなければならないのです。
では、お出かけ用の宝石リングと普段使いの宝石リングとでは、選び方にどのような違いがあるのでしょうか?
まずはそこを説明させていただきます。
お出かけ用宝石リングの選び方
ダイヤやルビーなど、宝石がついた指輪を買う時にまず考えるのは、それに合わせる洋服のこと。
このリングをつけた場合どの洋服が合うのか?
宝石リングのおしゃれは単独で成立するものではなく、必ず洋服が絡んできます。
ルビーなら赤、サファイアならブルー、エメラルドならグリーンといった風に、宝石のカラーによってその洋服が合うかどうか判別します。
これがお出かけ用宝石リングの選び方です。
普段使い用宝石リングの選び方
では普段使いはどうでしょうか。
先述しましたように宝石リングのおしゃれは単独で成立しません。
必ず洋服とセットで考えなければなりません。
つまり普段に着る洋服とセットにして考えなければならないのです。
普段着る洋服、つまり普段着です。
その普段着に合う宝石の指輪はどれか?
こう考えると、その宝石リングはつまるところ、どんな服装にも合うものでなくてはならないということになります。
そんな宝石があるのか?
ひとつだけあります。
それがダイヤモンドです。
なぜならダイヤモンドは無色だからです。
無色はどんな服装にも合います。
これはいわばダイヤモンドの特権です。
ルビー、サファイア、エメラルドといった色石は、特定の色があしらわれた服装にしか合いません。
しかしダイヤモンドは違います。
どんな服装でも違和感なく溶け込み、自然と洋服にマッチしてくれます。
これがダイヤモンドの特性です。
普段使いに合う宝石リングは色のついたカラーストーンより、無色でどんな服装にも合わせやすいダイヤリングが最も適しているといえるんじゃないでしょうか。
宝石の硬さも考慮に入れたリング選び
普段使いですから毎日そのリングを身に付けるわけです。
毎日身に着けるということはリングが物に接触する回数も増え、その分キズもつきやすくなるということです。
毎日身に着けているマリッジリングに、たくさんキズが付いていることからもそれがわかるでしょう。
宝石がついたリングを毎日身に着けていたらどうなるか?
宝石自体も傷がついてしまいます。
キズが付いたらどうなるか?
最初に買った頃のツヤは消え、宝石のテリもなくなるでしょう。
つまり普段使いにする宝石の指輪は、宝石の硬度も考慮に入れて選ばなければならないのです。
普段使いの宝石にダイヤが適しているわけ
ダイヤモンドは永遠の輝き。
この意味をご存じですか?
ダイヤは鉱物の中で最も硬い鉱物で、その硬さはモース硬度で最高の10です。
つまりダイヤほど表面硬度が硬いものはないのです。
空気中には様々な固体粒子が浮遊しており、その物質のことをエアゾル粒子といいますが、そのエアゾル粒子がダイヤに付着しそれを拭き取ったとしてもダイヤには傷つきません。
なぜならダイヤは最も硬い鉱物ゆえ傷がつかないのです。
それゆえダイヤは永遠の輝きといわれるのです。
しかし他の鉱物ではそうはいきません。
エアゾル粒子の中には硬い粒子も含まれているやもしれません。
その粒子が宝石に付着しそれを拭き取った場合、宝石よりエアゾル粒子が硬ければ宝石は傷ついてしまい、ツヤやテリを失ってしまうのです。
ちなみに宝石のモース硬度を順番に挙げますと、ダイヤモンドが最高の10、そして次にコランダム(ルビー・サファイア)の9が続き、アレキサンドライト・キャッツアイが8.5、トパーズ、エメラルド、アクアマリンが8です。
エアゾル粒子の硬度がどの程度か定かではありませんが、やはり絶対に傷がつかないダイヤを普段使いのリングにする方が無難といえるんじゃないでしょうか。
普段使いのダイヤリングの選び方
では次に、普段使いに相応しいダイヤリングの選び方を解説します。
普段使いに使うダイヤリング条件は、使い勝手がいいことです。
毎日身に着けているわけですから、使い勝手が悪いと話になりません。
そしてそのダイヤリングというと想起されるのが立て爪ダイヤリングですが、
この立て爪ダイヤリングは普段使いには適しません。
なぜならダイヤの部分がリングより突出しているため引っかかるからです。
またダイヤを留めるために爪を用いられている点も普段使いには向きません。
爪は衣服などの繊維に引っ掛かる可能性があり、そのため衣服にも傷がつく恐れがあります。
こういった理由で立て爪ダイヤリングは普段使いには向かないといえるのですが、反対に、ここから普段使いに適したダイヤリングの諸条件がわかってきます。
つまり普段使いに向くダイヤリングとは、ダイヤがリングより突出せず、なおかつ爪が用いられていないこと。
この二つがそろえばそのダイヤリングが普段使いに適したものであるということができます。
ではそんなダイヤリングはどれか?
それがこれです。
ダイヤを留める爪は一切使っておらず、なおかつダイヤとリングは面一の関係にあり引っかかる心配はありません。
ダイヤは0.1ctと小粒ながら存在をしっかりアピールし、しかもさりげなく嫌味のない装いを呈しています。
そしてさらに18kではこちらのダイヤリングがそれにあたります。
ダイヤを留める爪は使っておらず、ダイヤとリングは面一の関係。
引っ掛かる心配は一切なく、安心して使えるダイヤリング。
さらにこのダイヤリングの特徴は、ダイヤを上からだけでなくサイドからの美しさも楽しめるということ。
ダイヤサイドは露出状態だから光が入射しやすい環境ゆえ、輝きも増すというもの。
0.1ctと小粒ながらさりげない存在感をアピールし、嫌味のない普段使いに適したダイヤリングといえます。
こういったダイヤリングなら普段使いにはもってこいのリングだといえます。
まとめ
普段使いに相応しい宝石の指輪についてまとめさせていただきました。
いかがだったでしょうか。
参考になりましたでしょうか。
このページが皆様のお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、真に有難うございました。