耳たぶの下でゆらゆら揺れて輝くダイヤフックピアス。
揺れるダイヤピアスとしても認知され、固定されたダイヤピアスより多くの輝きを放つ。
しかしその輝きもダイヤの留め方によって全然変わってきます。
このページでは、ダイヤフックピアスのダイヤの留め方による輝きの違いを比較してみたいと思います。
フックピアスのダイヤの留め方は3種類
揺れるダイヤピアスのダイヤの留め方は大きく分けて3つにわかれます。
ひとつはオーソドックスな爪留め。
ダイヤを4本か6本の爪でがっちり留めたもの。
そしてもうひとつはフクリン留め。
ダイヤの周りを地金が覆って留めたもの。
そして最後はレーザーホール留め。
レーザーホール留めとは、ダイヤにレーザーで穴をあけ、その穴に丸環を通してダイヤを留めたもの。
これら3つがダイヤフックピアスのダイヤの留め方になります。
ではこの3つの内、どのダイヤが最も輝くか?
ダイヤの輝きは露出度に比例する
ダイヤがなぜ輝くのかというと光を反射するからです。
ダイヤ内に光が入射し、その光がダイヤ内で反射され再びダイヤ外へ放射される。
これがダイヤが輝く仕組みです。
つまりより多くの光を取り込んだダイヤがより輝くということです。
より多くに光を取り込むためには何が必要か?
それはダイヤに光に接する部分が多いこと、つまり露出度が高いダイヤこそ多くの光を取り込むことができます。
では上記の3種類の中で一番露出度の高いダイヤはどれか。
言うまでもなくレーザーホールのダイヤです。
他の爪留めやフクリン留めは、ダイヤが地金で一部分隠されているため露出している部分は限られます。
しかしレーザーホールダイヤはほぼルース状態ですから、露出はほぼダイヤ全体に及びます。
したがって一番輝くダイヤピアスは、レーザーホールダイヤピアスというわけです。
レーザーホールダイヤピアスのメリット
ほぼ丸裸状態のレーザーホールダイヤピアス。
そのメリットは輝きばかりではありません。
輝きの死角をつくらないこともメリットのひとつです。
爪留めやフクリン留めのフックピアスは、ダイヤの裏側は地金で覆われています。
つまり正面からはダイヤは確認できても裏側からは確認できない状態です。
フックピアスはダイヤが宙ぶらりん状態ですから、サイドに回れば当然ダイヤの裏側も人の目に留まります。
この時爪留め・フクリン留めのフックピアスの場合、ダイヤの輝きは確認できません。
しかしレーザーホールダイヤは丸裸ですから、サイドに回っても大丈夫です。
どの位置に立たれようとダイヤの輝きは保持されたままです。
つまり輝きの死角をつくらないのがこのレーザーホールダイヤピアスというわけです。
品質にこだわらないレーザーホールダイヤ
ダイヤが輝くために必要な条件は何か?
それはこのブログで何度も申し上げている通り、クラリティがSIクラス以上、カットがGood以上のダイヤが輝くといえます。
通常爪留め、フクリン留めのダイヤの輝きは、ダイヤ正面に主眼が置かれています。
それゆえダイヤのカットグレードがGood以上求められるわけですが、レーザーホールダイヤの場合Goodカットにこだわる必要はありません。
むしろGoodカット未満の方がいいといえるかもしれません。
なぜなら輝きの主眼がダイヤ全体に置かれているからです。
ダイヤの全容を眺めることができるレーザーホールダイヤの場合、輝きがダイヤ正面に集中するより全体に分散するほうがダイヤピアスの価値を高めることになります。
よってGoodカットにこだわる必要はなく、むしろ光がダイヤ底部より漏れるFairカットでも十分対応できるということです。
ただこだわるとすれば透明度だけは譲れない部分です。
透明度が悪ければ光の透過が悪くなり輝きが劣ります。
よって透明度を示すクラリティはSIクラス以上必要です。
最後に
ダイヤフックピアスの輝きの違いについて述べさせていただきました。
いかがだったでしょうか。
参考になりましたでしょうか。
このページが皆様のお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、真に有難うございました。