鏡を壁に取り付ける方法 

鏡を壁掛けにするのは簡単ですが、重さが10㎏を超える鏡と5㎏以下の軽量鏡とでは、取り付ける金具と手間が異なります。
最近の壁は石膏ボードが多く、ビスなどはまともに打って効きませんから、それ専用の金具が必要となります。

こちらでは、10㎏を超える鏡と5㎏以下の軽量鏡を、石膏ボードの壁に取り付ける方法をそれぞれ解説します。

10kgを超える重い鏡の取り付け方法

重い鏡を石膏ボードに吊り下げる場合、ボードアンカーを使います。(以下画像参照)
ボードアンカーとはホームセンターなどで販売されている石膏ボード用のアンカーのことで、アンカー(anchor)とは、固定する、支えるなどの意味をもち、ここではビスのきかない石膏ボード中のビスを固定するという意味です。

まずアンカーを石膏ボードにあて、ボードの表面と面一になるまでねじ込みます。
次に取付器材(フック)をあてがい所定のネジをねじ込めば完了です。

このボードアンカーは9.5mm厚の石膏ボードに使用した場合、強度は21kgですから、20kg以内の鏡なら容易に吊り下げることができます。
なおボードアンカーをご購入前に、必ず使用方法、耐荷重をチェックしてください。

通常のガラス鏡なら10kgを超える重さがあり、石膏ボードに取り付ける場合このようなボードアンカーを使用しなければなりません。

このボードアンカーの欠点は、石膏ボードに大きく穴をあけることで、用がなくなったとき壁に大きな跡が残ってしまうことです。

5kg以下の軽量鏡を取り付ける方法

しかし鏡が軽量であればボードアンカーを使う必要がなく、別の方法で取り付けが可能です。

それが石膏ボード用フックです。
以下にその取り付け方法をご説明します。

こちらが石膏ボード用のフック(耐荷重7kg)です。
このタイプのものはアンカーが必要なく、その代わり耐荷重7kgしかありませんから、10㎏を超える鏡を壁に吊るすことはできません。
しかし軽量鏡なら、この方法で壁掛けが可能です。

フックの取り付けはいたって簡単!
取り付けたい位置にフックをあてがって釘を3本打ち込みます。
釘は大変細く、石膏ボード中でクロスする状態で打ち込まれ、フックを固定する形になります。

フックの位置を変更する場合でも、簡単に釘を抜き取ることができ、また釘が非常に細いため跡が残りにくく、たとえ残っても跡の周りを木槌などで軽く叩いてやると、ほとんどわからなくなります。

このフックの利点は賃貸マンションの壁にも使用できることで、跡がほとんど残りませんから、何かを壁に吊るすときのフックとして大変重宝されています。

このように、石膏ボード用のフックなら軽量な鏡を壁に吊るすことができるのです。

まだ割れる鏡を使っているのですか?

重いガラス鏡を壁掛けにすることは何かと危険です。
フックから外れて倒れてでもしたら割れてしまいます。

また最近は地震も多く、鏡が割れて飛散したらケガをします。
それゆえ飛散防止加工された軽い鏡や割れない鏡がよく売れているのです。

あなたが鏡を壁掛けにしようと思っているのなら、まず軽い鏡で、割れない、あるいは割れても飛散しないものにした方がいいと思います。
家族の安全のために、まず鏡の選択からはじめましょう。

おすすめ!軽量 割れない 壁掛け鏡

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