子供用ベッドを選ぶ時、一番のポイントとなるのが安全性です。
親が遠目からでも安心して子供を寝かせられるベッド。
そんな安全なベッドが、理想といえます。
では子供にとって安全なベッドとは、どういう条件が揃ったベッドでしょうか?
このページでは、『子供に安全なベッドの選び方』をテーマに、どのようなベッドが子供には安全かを検証してみたいと思います。
子供にとっての安全ベッドの条件
低ホルムアルデヒド製品か
製造過程で使われる接着剤のなかに有害物質が含まれている場合、その臭いによって気分が悪くなるなどの障害を発生させることがあります。
子供は神経が過敏です。
少しの刺激で思わぬ反応を表すことがあります。
子供用に選ぶベッドやマットレスには、こういった有害物質を含んだ製品を用いないよう、気を付ける必要があります。
子供用ベッドには、低ホルムアルデヒド製品が望ましいといえます。
通気性は良好か
子供は新陳代謝が活発なため、大人より汗をかきます。
その汗が、ベッドに浸み込み、湿気となってマットレスに留まります。
湿気はカビを発生させ、他の菌も繁殖させる可能性もあります。
また湿気に加えて、ふけや垢などがあるとダニの発生にもつながります。
つまりベッドを清潔に保つためには、通気性がいいかどうかが問題になります。
子供には通気性のいいベッドを選ぶ必要があるのです。
柵があるか
これは当然の条件です。
子供は元気です。寝返りもよく打ちます。
だからベッドから落ちる確率も高くなります。
そのためには、柵が必要です。
子供用のベッドには必ず柵が必要です。
添い寝が必要な場合の条件
赤ちゃんより少し大きくなり、添い寝をする時期があると思います。
そんな時には、さらに別の条件が加わります。
添い寝をするケースについての条件も検証してみましょう。
夫婦のベッドはどんなベッド?
ご夫婦でベッドに寝ている場合、その大きさが問題です。
ダブルベッドひとつに夫婦二人で寝ているのか、それともシングルやセミダブルのベッドでそれぞれが一人一人寝ているのか、その場合そのベッドは二つ並べられてしかも連結できるかどうかです。
ダブルベッドひとつに夫婦二人で寝ている場合、その間に子供を入れて添い寝をすることは不可能です。とても狭すぎてできません。
どちらかの親がそのベッドで添い寝をし、もう片方の親は別の場所で寝る必要があります。
ただし大人用のダブルベッドには柵がありませんから、そんなベッドに子供を寝かせるのは危険といえます。
そしてシングルやセミダブル、夫婦がそれぞれ別々に寝ている場合、それをくっつけて使うことができますが、そのサイズは添い寝ができるほどの幅があるのか。またベッド同士をくっつけた時、間に隙間があかないのかをチェックしなければなりません。
そして隙間があかなかったとしても、それが離れることのないように固定できるかです。
固定できなければ知らぬ間に隙間があき、とても危険な状態になります。
添い寝ができるベッドは連結式ローベッド
上記の検証から明らかなように、大人用ベッドに柵はありませんから、選ぶベッドは、子供が落ちても大丈夫な高さのベッド、というのが条件になります。
そのようなベッドは、ローベッドしかありません。
ローベッドなら高さは僅か20cmほどですから、落ちてケガをすることはないでしょう。
しかも連結できるローベッドが条件です。
なぜ連結ベッドがいいかといいますと、添い寝を考えて だだっ広いベッドを最初に買ってしまいますと、子供が大きくなって独立するとき困るからです。
子供はいつまでも添い寝をするわけではなく、いずれ独立します。
独立したら連結ベッドの場合切り離して使えば、そのベッドは子供専用になります。
わざわざその時に子供用のベッドを買う必要がなくなるわけです。
残ったベッドは夫婦二人が寝ればいいわけですから、どれも無駄になることはありません。
このように、子供用のベッドのことを考えるのであれば、添い寝の時期から青少年になるまでの状況を踏まえて考える必要があります。
このようにすれば無駄なく、そして子供に相応しいベッドを選ぶことができます。
危険!フロアベッドを選ぶときの注意点
ローベッドと同じように、高さが低いベッドで、フロアベッドというのがありますが、このベッドを子供用ベッドに選ぶとき、注意すべき点がありますので述べておきます。
フロアベッドの構造を簡単に言いますと、ベッドフレームの枠の中に床板を敷き、その上にマットレスを置くといったシンプルなものです。
特徴は、ローベッドと同じく高さが低く、部屋を広く開放的な雰囲気にしてくれます。ただし床板をフローリングに直接置く形になるので、ベッド下に隙間がなく、湿気がこもりやすといえます。
このフロアベッドは、一人暮らしの方に人気のベッドなのですが、最近家族で寝れるように、連結できるフロアベッドも売り出されているのです。
実はこのフロアベッドに、少々問題があるのです。
マットレスとベッドフレームの間に足を挟む危険!
これは、フロアベッドという構造に問題があります。
ベッドフレームの木枠の中に、床板とマットレスを敷く形をとるフロアベッドには、どうしてもフレームとマットレスとの間に隙間ができるのです。
この隙間に足を挟む危険があります。
これは子供だけでなく、大人も注意しなければならないことです。
ベッドから降りようとしてこの隙間に足を挟み、前につんのめって足をケガする危険があります。家族で寝れるベッドとして売り出されていますが、フロアベッドの場合この点を注意して購入しなければなりません。
すべての条件を満たした安全ベッド
以上述べてきたことを総括しますと、子供用ベッドにはローベッドが相応しく、危険性のない低ホルムアルデヒド製品で、床板が通気性のいいすのこ状になっているものがいいといえるでしょう。
そして将来的に考えて、子供が独立したら切り離して使える連結できるベッドが望ましく、その方が新しくベッドを買う必要がなく、経済的にも負担が少なくて済みます。
以下に、すべての条件を満たした安全なベッドをご紹介します。
子供の添い寝の時期から独立まで、長期にわたって活用できるベッドです。
足を挟む危険がない安全フロアベッド
家族みんなで寝れるフロアベッド『フラッコ』
ベッドフレームと床板がフラット構造のため、マットレスとフレームとの間に隙間がなく、子供が使用しても安心なベッドです。
連結・分割が可能で子供が大きくなってもそのまま使え、床板はすのこで作られているから通気性に優れ湿気がこもる心配は緩和されます。
そしてこのベッドは安全な低ホルムアルデヒド製品です。