目視ストレッチとは私の造語です。
ストレッチする姿を、姿見で見て確認することを目視ストレッチといっています。
どういうメリットがあるかというと、体の歪みがわかるのです。
私はこのストレッチ法で体の歪みを発見し、その根本原因である骨盤の歪みに気づいたのです。
まずは例をあげて目視ストレッチのメリットについて説明します。
上体反らしストレッチ
ラジオ体操にもある、上体を前に倒し、そのあと後ろに反らす運動。
自分では真後ろに体を反らしているつもりでも、鏡を見るとそうではなかったのです。
私の場合、若干左寄りに体を反らしていました。
なぜそうなったのか?
左の腰が右に比べて柔らかいため、無意識に体は左に寄っていたのです。
もし鏡を使わずにこの体操をしていたなら、それに気づかず左寄りの上体反らしをやっていたでしょう。
それから私は常に真後ろに反らすよう鏡でチェックしながらストレッチを行いました。
そうすると腰椎当たりの筋肉に、今まで感じたことのないハリや痛みを感じ、骨盤が明らかに歪んでいるということがわかったのです。
そしてこの目視ストレッチを続けるうちに、骨盤がどういう角度で歪んでいるかまでわかり、それがそれ以降の骨盤矯正に大いに役立ったのです。
屈伸運動
足を肩幅に開いて立ち、そのまましゃがんで膝関節を十分に曲げ、そこから再び立ち上がって膝関節を十分に伸ばす。
ご存知屈伸運動ですが、この動きも鏡を通して目視することで、体の歪みを発見することができます。
屈伸運動は、踵を床につけた状態でしゃがまなければなりませんが、この時お尻の右の山と左の山は同じ高さにあるでしょうか?
床からの距離が、右の山と左の山とであまりにも違っていると、それは骨盤が歪んでいるか、もしくは体幹を含めた左右筋肉の柔らかさが、不均等になっているのが原因と考えられます。
これも普通に屈伸運動をやっていては気付きません。
鏡に映した自分の姿をみて発見できるのです。
この発見以降、常に体の歪みを意識し、それを直すように心がけることによってストレッチの成果も上がってきたのです。
上体横倒し
足を肩幅に開いて立ち、上体を左右に倒すストレッチです。
自分では真横に倒しているつもりでも、鏡を通してみるとそうでないことがあります。
人はラクな方に体を倒す傾向にあり、痛みを感じるところは避けようとします。
それゆえ真横でなく、やや前かがみで横に倒している場合がありますので、こういうところも鏡でチェックしてストレッチを行う必要があります。
そうすることで、バランスのとれたストレッチを行うことができ、ひいてはバランスの取れた体作りができようになったのです。
まとめ
ストレッチをする自分の姿を鏡に映すことは、ストレッチの飛躍につながり、ひいてはバランスの取れた体作りに役立ちます。
ただ漠然とストレッチをし体が柔らかくなったとしても、左右の筋肉がアンバランスでは歪んだ身体のままです。
それよりも、鏡に自分の姿を映し、歪みや傾きをチェックしながらストレッチを行う方が、バランスの取れた体作りにはいいのです。
このページが、ストレッチに取り組む皆様のお役に立てれば幸いです。
最後までお読み頂き、真に有難うございました。