女性が最も美しく輝く40代。
その40代に合うネックレスとはどんなネックレスでしょう。
普段身につけるネックレスもいいですが、外に出ていく機会が多くなった40代の女性には、それ相応のものが必要になります。
その代表的なものとして挙げられるのが、一粒ダイヤネックレス。
シンプルなデザインで嫌味を感じさせないこのネックレスが一番ポピュラーで、女性なら一つは持っておきたいアイテムです。
しかしこの手のダイヤネックレスは誰しも目にするもので、決して目新しいものではありません。
どうせ着飾るなら、他の人があまりしていないネックレスがいいですね。
そこでおすすめするのがUラインダイヤネックレス。
ネックレスを着けた時、デコルテ部にUラインが現れるダイヤネックレスで、ダイヤの煌びやかさは一粒ダイヤネックレス以上。
数粒のダイヤが並べてセッティングされた様は、エレガントと上品さを兼ね備えたデザイン。
一粒ダイヤネックレスにはない趣を持ち、人様と一味違ったおしゃれができるのもこのネックレスのメリット。
まさに40代女性に相応しいダイヤネックレスと言えます。
このページでは、Uラインダイヤネックレスを選ぶ際、どのような点に気をつけなければならないか、詳しく説明させて頂きます。
そのネックレス Uラインに見えますか?
Uラインダイヤネックレスは、ラインダイヤネックレスの中に含まれます。
ラインダイヤネックレスはダイヤが数石並べられたものですが、ダイヤの数はまちまちで、5石、7石、9石、11石といったふうに製品によってばらつきがあります。
そして一つ言えることは、これらすべてがUラインになるとは限らないということです。
つまり使われているダイヤの数によっては、Uラインにならないラインダイヤネックレスもあるのです。
まずは、実際の写真で証明して見せましょう。
下の写真は、総計0.3ctのダイヤラインネックレスのダイヤ数ごとの装着写真です。
この中でデコルテ部でU字になっているネックレスはどれでしょうか?
写真のアングルがそれぞれ違っているためわかりにくいですが、ひいき目に見て9石~17石、厳選すれば11石~17石といった感じでしょうか。
つまりこの装着写真で明らかなように、ダイヤの数が少なすぎればUラインにならずV字に近い形になり、ダイヤの数が25石のように多すぎれば円形のネックレスになってしまうのです。
つまりUラインネックレスになるためにはダイヤの数が重要で、適度のダイヤ数があるということです。
グラデーションの有る無し、Uラインに見えるのはどっち?
ラインダイヤネックレスには、ダイヤの大きさが均一のものとグラデーションがかかったものとがあります。
グラデーションとは、ダイヤの大きさを段階的に小さくしていく手法で、これによりネックレスがゴージャスな仕上げになるのです。
このグラデーションがあるかないかで、Uラインの見え方に若干の違いがあるのです。
まずは、グラデーションのない均一ダイヤが並べられたラインネックレスを見てみましょう。
以下の写真は、0.3ctダイヤ11石のラインネックレスです。
ダイヤの大きさは均一です。
次に、グラデーションのかかったラインネックレスを見てみましょう。
ダイヤサイズは同じく0.3ctで、11石のダイヤを使用しています。
いかがでしょうか。
Uラインと呼べるのはどちらのネックレスでしょうか。
個人の好みもあるでしょうが、ビジュアル的に見てUラインと呼べるのは均一のラインネックレス方だと感じます。
つまりUラインダイヤネックレスを選ぶ際、グラデーションがあるかどうかを確認する必要があります。
あまりに強いグラデーションがかかったラインネックレスを選ぶと、UラインというよりVラインということにもなります。
それゆえ、均一のダイヤか、グラデーションがあっても緩やかなものを選ぶ必要があるのです。
美しく輝くダイヤを選ぶ
次に、Uラインダイヤネックレスを選ぶときに重要なのはダイヤの質です。
使われているダイヤの質が劣れば当然、美しさと輝きが劣ります。
この項では、ダイヤの美しさと輝きに関して述べさせて頂きます。
カラーについて
カラーはダイヤの色を表す指標で、無色のダイヤほど高くランク付けされます。
最近では、Very Light Yellowとかブラウンダイヤなどが販売されていますが、要は色のついたダイヤのことであり、価値的に見れば無色のダイヤより劣っていることになります。
ダイヤはやはり無色の方が美しく、その理由はダイヤ内で起こるプリズム効果にあります。
太陽光を含む白色光はプリズムを通せば赤、橙、黄、緑、青、藍、紫と七色に分かれます。
これは色それぞれの波長が異なるため、屈折によって光が分散されるためです。
この現象がダイヤ内でも起こります。
ダイヤ内に光が入射すると、光の中にある波長の異なる色が屈折によって分散されます。
上質のダイヤモンドを覗き込むと、いろいろな色の光線が発見できます。
これはダイヤ内でプリズム効果がなされているからです。
無色のダイヤに光が入射すると、反射した光はありのままの光線を放ちます。
しかし色のついたダイヤモンドの場合、ダイヤのカラーの影響を受けてしまい、光線を変色させるのです。
これがダイヤの美しさに影響します。
ダイヤに美しさを求めるなら無色の方が望ましく、色のついたものは避けた方が無難です。
ではダイヤが美しくあるためには、カラーがどのランクのものがいいかというと「H」以上のものが望ましいといえます。
同じ「ほとんど無色」に属しているG、H、I、Jですが、IとJはその下の「わずかな黄色」のランクに近いこともあり、やはり幾分黄色く見えます。
プリズム効果にさほどの影響を与えないのは「Hカラー」以上のダイヤといえ、美しいダイヤを求めるならこれ以上のものを選ぶ必要があります。
クラリティについて
クラリティとはダイヤの透明度を表したものです。
ダイヤは天然鉱物ゆえ、必ずインクルージョン(内包物)が存在します。
このインクルージョンが多いダイヤは透明度が低くなり光の透過率が劣るわけですが、このインクルージョンの多い少ないのグレードを表したのがクラリティなのです。
そしてこのクラリティは11段階にランク付けされます。
インクルージョンの全くないFL(フローレス)を最高とし、インクルージョンの量が増えるにしたがい、IF、VVS1、VVS2、VS1というふうにランク付けされるわけです。
では透明度のあるダイヤとは、クラリティがどの程度なのか?
それはSIクラスです。
以下の表をご覧ください。
SIクラスというのは表でもおわかりのように、肉眼で発見が困難なほどインクルージョンが微小なため、光の透過にそれほど影響を与えることはありません。
しかしその下の「Iクラス」になると、肉眼での発見が容易なほどインクルージョンが大きいため、光の透過を邪魔してしまうのです。
その結果、輝きも劣ってしまうのです。
つまりSIクラス以上のダイヤは透明度が高く、光が透過しやすいダイヤといえます。
ただし、透明度が高いからといって輝きを保証するものではありません。
ダイヤが輝くためには、クラリティSI以上のほかに、次に説明するカットが重要な要素となります。
カットについて
採掘されたダイヤの原石は、一見スリガラスのようです。
それが人間の手によってあのような素晴らしい輝きを放つ石になるのです。
そしてその方法が、ラウンドブリリアントカットというカット法です。
しかしラウンドブリリアントカットすれば何でも輝くというものではありません。
カットの良し悪しによって輝いたりそうでなかったりするのです。
Excellentカットされたダイヤに光が入射すると、光はダイヤ内で漏れることなく反射され、再びダイヤ外へ放射されます。これを全反射といいます。(下イラスト左参照)
しかしダイヤのカットが深すぎたり浅すぎたりすると、光は全反射せずダイヤ底部より漏れてしまい輝きが劣ることになるのです。
これがカットの良し悪しによる輝きの違いです。
ダイヤ内の光が全反射するためには、その理想となるプロポーションが存在し、それが以下の比率で構成されています。
ダイヤは、この構成比率に近くて研磨状態が良好なものから、Excellent、VeryGood、Good、Fair、Poorとランク付けされます。
ではダイヤが輝くためにはカットはどのランク以上のものがいいかというと、「Good」以上のダイヤなら輝くといえます。
FairやPoorカットのダイヤはプロポーションに問題があり、輝くとは言えません。
よってカットがGood以上のダイヤが、輝くダイヤといえるのです。
ハートアンドキューピットとは
ここでハートアンドキューピットについて説明させて頂きます。
販売されているダイヤ製品の中で、ハートアンドキューピットという記載が見られます。
これは何のことかというと、カットに関する記載です。
素晴らしいカットが施されたダイヤを特別のスコープで覗き込むと、8つのハートとアロー像が確認されることがあります。
これをハートアンドキューピットが現れるダイヤとして重宝されています。
これはプロポーションとシンメトリ(対称性)の良い最高のカットをダイヤに施した場合、8つのハートとアロー像が特殊スコープで確認できるのです。
つまりハートアンドキューピットが現れるダイヤとは、最高のカットが施されたということで、カットグレードでいえばExcellentかVery Goodのカットにあたります。
ハートアンドキューピットと記載があれば、最高のカットが施されたダイヤを使っているという意味です。
おすすめUラインダイヤネックレス
まとめ
40代に合うUラインダイヤネックレスの選び方を解説しました。
参考になりましたでしょうか。
このページが皆様のお役に立てれば幸いです。
最後までお読み頂き、真に有難うございました。