今から30年以上前ですが、私は30歳にして英検2級を取得しました。
しかし学生時代の私の英語の成績はどうかというと、決していいとは言えずどちらかといえば悪い方で、英語はあまり好きになれない教科でした。
ではなぜそんな私が英会話を始めたのかというと、職業柄英会話が必要と思ったからです。
私は30年前は宝石商を営んでおり卸屋から宝石を購入していたのですが、ある時海外から直接購入してみたいと思うようになり、それで英会話を始めるようになったのです。
このページでは、英語が苦手な私がどのようにして英検2級を取得するまでになったか、その勉強法をお話ししたいと思います。
まずは中学英語
スポーツにしろ学問にしろ、まず一番大事なのは基本です。
基本ができえずして飛躍は望めません。
そこで私が最初に取り組んだのは中学英語です。
しかし中学の教科書を開いて勉強したわけではありません。
私の中学英語の勉強法は、少し違っていました。
その勉強法は、ある外国人から教わったものです。
英語小説を音読する
その時私は梅田の紀伊国屋書店で英語の教材を探していました。
洋書ばかりが並べられたコーナーでいろんな本を手に取り物色しているとき、ある外国人が何やら独り言を言いながら何かを探していました。
私は何気なく「What are you looking for ?」と話しかけました。
この話しかけが、英語勉強法を知るきっかけとなりました。
聞くところによると、彼は大学で英語の教師をしており、何か教材になるものはないかと探していたようです。
私はすかさず「私も今英語の勉強中でいい教材を探している」というと、彼は一冊の本を手に取りこれがいいと勧めてくれました。
その本とは「The Adventures of Tom Sawyer 」トムソーヤの冒険でした。
彼が言うには、自分の教え子にこの本を紹介し読むように勧めたら、その子は英検準1級を取得したというのです。
そして彼は、英語はリスニングではなくリーディングが重要だとも言いました。
リーディング、つまり読むことが重要で、最初は語彙数の少なく、中学程度の英語で構成された小説を読むのが一番いいということです。
そして黙読ではなく音読すること。
なぜ黙読ではダメなのか?
その時はわかりませんでしたが、音読を繰り返すうちにその意味が分かりました。
英語は訳さずイメージで覚える
日本人は英語を理解するとき、まず日本語に訳してそれを理解しようとします。
しかし考えてみると、私たち日本人は日本語を聞いて訳しません。
なぜなら訳さずともそのまま理解できるからです。
なぜ理解できるのか?
イメージで理解できるからです。
つまり英語も同様に、訳さずにそのまま理解するようにするのです。
つまり言語ではなくイメージで理解すれば訳さずともいいわけです。
英語を黙読をして気づくのは、英語を訳そうという働きが脳にあります。
英語は、主語、動詞、目的語などの順番で並んでいますが、黙読の場合、主語から目的語にいきそして動詞を訳そうとします。
そうすることで理解しやすい日本語に変換されます。
しかし音読の場合、主語、動詞、目的語を頭から順に脳が理解しようとしますので、イメージで英語をとらえようとします。
つまり黙読は英語を訳してしまいがちになるが、音読はイメージで覚えようとする。
ここのところが黙読と音読の違いです。
私は自分で黙読・音読両方を体験して、音読の有効性を発見しました。
英語勉強の初心者は、是非この勉強法を取り入れてください。
最後までお読みいただき。真に有難うございました。