スピードラーニングの効果的な使い方

妻が興味本位で取り寄せたスピードラーニングのサンプルCD、これを試聴してみました。

実は私、30年前に英検2級を取得しており、英語のリスリング力が30年たった今でも衰えていないか試してみたんです。

で、どうだったかというと、なかなかどうして内容がほとんど理解できたのです。

ただし、スピードラーニングが謳った宣伝文句、聞き流しではありません。

集中して聴いての結果です。

私は約2年かけて英語と会話を勉強し英検2級を取得したわけですが、その勉強方法はリーディングとリスニング、イディオムの暗記や英語による日記の記帳など様々な方法を取り入れて行いました。

そのような過程を経てようやくそのような結果を手に入れたわけです。

それゆえ聞き流すだけで英語が話せるというのはほとんど不可能と思っていましたし、実際私が検証した結果でも英語は話せませんでした。

ただ、スピードラーニングの教材すべてを否定するものではありません。

使い方によっては英語を話せるようになります。

ではどのように使えば効果があるのかお話しします。

聞き流しでなく集中して聴く

中学・高校と英語を習い、その後英語から遠ざかっていた人がこのCDを聞き流すだけで英語力が身に付くかというと、それは無理といえます。

ほとんどが雑音として耳に入り、結果何も心に残っていません。

しかし中学英語を多少勉強しなおし、基礎的な構文を把握した後このCDを集中して聴くと、少し内容が理解できるようになります。

ここのところが肝心なところで、構文自体を全く理解せず、単語の意味だけ分かっていても内容は理解できません。

やはり基礎的な知識は必要といえます。

そして聞き取りは何より集中力です。

脳になじみのない英会話を理解するには聞き流しではダメで、集中して聴くことが重要だといえます。

よってスピードラーニングのCDを効果的に生かすには、基礎的な英語知識と集中力が不可欠といえます。

英会話の復唱

ただ、会話を聞いてるだけでは全く話すことはできません。

英語を話せるようになるためには、実際に語られた会話を復唱しなくてはいけません。

英会話学校でティーチャーがよく言う「リピート・アフター・ミー」です。

先生の言ったことを復唱する。

そうすることによってはじめて脳が反応し口ずさめるようになるのです。

そのためにはCDに収められた英会話を復唱する必要があります。

ただ、このサンプルCDには会話内容をおさめた教材などは添付されておらず、したがって自ら書き起こす必要があります。

その書き起こしたものを何度も口ずさみ、脳にインプットしてしまえば話せるようになるでしょう。

こういうふうに使えば、サンプルCDも効果的に使えるのではないかと思います。

会話を丸暗記しCDに合わせて重唱する

次にやることは、英会話の内容を丸暗記してしまうことです。

そして丸暗記したらCDの会話に合わせて重唱するのです。

CDに収められている会話は、すべて2人で行われています。

そのうちの一人を自分がなりきって、話すと同時にそれと重ねて自分も話すのです。

会話にはある程度のリズムがあります。

そのリズムに合わせて、自分が重ねて話すわけです。

文章を単調に自分で繰り返すより、相手の言葉に対して答えるという形で話す方がより脳にインプットされるでしょう。

こういう使い方をすれば、スピードラーニングでは英語が話せないという概念はなくなるでしょう。

まとめ

私はスピードラーニングの教材はいい教材だと思います。

ただ使い方が聞き流すだけでは英語は身に付かないというのが私の考えです。

ひとつの教材を工夫して使ってみる。

こうすることでより効果的になるのではないかと思うのです。

このページが皆様のお役に立てれば幸いです。

最後までお読みいただき、真に有難うございました。

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