今回は、少し高度な足刀練習法をお伝えします。
足刀というのは非常に便利な技で、相手の出鼻を挫くストッピングによく用いられますが、その理由は足刀のリーチが幸いしているからです。
同じリーチ同士で対戦した場合、相手のパンチが届かない距離でも足刀なら相手のボディに届きます。
それくらい足刀のリーチは長いのです。
それゆえ足刀ストッピングが有効打になるわけです。
しかし足刀のリーチが長いからといってヒットしなければ意味がありません。
ヒットさせるためにはそれなりのスピードと蹴りの角度が重要になります。
そこで今回の練習は、少し高度な足刀練習法をお話しします。
パイプ椅子を使っての足刀練習
足刀を防ぐにはどうしたらいいか。
足刀は前足で蹴る技で、蹴る前にまず膝を上げます。
足刀を防ぐにはその上げた膝が伸ばせないように、こちらも膝を上げてやるのです。
そうするとその膝が邪魔になって足を伸ばせなくなるのです。
これが足刀の防ぎ方です。
しかしこのような防御法を無意味にするのが今からやる練習法です。
それはパイプ椅子を使います。
まずパイプ椅子の前に構えて立ちます。
背もたれを相手の上げた膝だと思い、その膝の上を越すイメージで膝を上げ
相手のボディめがけて蹴り込む
蹴った後は膝をたたみながら引き
元に戻す
最初は背もたれの上を越すイメージで蹴り足を出すことに集中し、動きはゆっくりで構わないと思います。
しかし慣れてきたらこの一連の動きをスピーディに行うように訓練していきます。
そうすると鋭い、まさに足の刀のような足刀ができるようになります。
今回は足刀練習の中級編をお伝えしました。
参考になれば幸いです。
最後までご覧いただき、真に有難うございました。