飽きのこないシンプルなデザインで、幅広い年代層で人気のある一粒ダイヤネックレス。
流行に左右されず、いくつになっても身に着けられるという理由から、多くの人がこのネックレスを選ぶようです。
最近では、ティファニーやカルティエ、アガットといったブランド品にも、こういった一粒ダイヤネックレスのジュエリーがあり、人気を博しています。
しかし見ておりますと、ブランド品はやはりブランド品だけあって値段が高い。
私なら迷わずノンブランド品でよく似たネックレスを探しますが、みなさんはどうですか?
やはりブランド品を選びますか?
ブランド品とノンブランド品。
人によって価値観はバラバラですから、どちらを選ぼうと勝手ですが、それぞれのメリットとデメリットを考察した場合、どちらが本当におすすめのネックレスなのでしょうか?
本ページではこの点に着目し、ブランド、ノンブランドを比較してみたいと思います。
ブランド品のメリット
ブランド品の一粒ダイヤネックレスを身に着けたときの利点は何でしょう。
ノンブランド品にも同じようなデザインがあり値段も格段に安いのに、なぜブランド品を選ぶのでしょうか?
私なりに考えられる答えを挙げてみました。
ステータスを感じられる
ステータスとは社会的地位、身分を意味します。
つまりブランド品を身に着けることによって、社会的な地位を得たように感じられる。
他人より一段上にいるように感じられる。
ブランド品のネックレスを着けることによって、人より一段上の人間と感じられるということです。
優越感に浸れる
これはステータスと通じるものですが、人が持っていないものを自分はもっている。
私はあなたとはちょっと違うといった感覚になれる。
ブランド品のネックレスを着けることによって、そうした感覚になれるということです。
考えてみますと、ブランド品を身に着ける理由としては、物的なことより心的なものが多いということです。
安くて品質のいいダイヤネックレスなら、ノンブランドでたくさんあります。
にもかかわらずブランド品を選ぶということは、心的要素が深く関わっているという証拠です。
これがいいとか悪いとかは言いません。
第一宝石自体が、ステータスを感じさせ、優越感を感じさせるものですから。
ブランド品の場合は、さらに高いステータスを、優越感を感じさせるものなのでしょう。
ブランド品のデメリット
次にブランド品のダイヤネックレスのデメリットを挙げてみましょう。
メリットが心的要素に支配されていることを思えば、デメリットは物的要素が大半を占めているため比較にやや無理がありますが、あえて物的デメリットを挙げてみました。
値段が高い
とにかくブランド品だから値段が高い。
たとえばティファニーのバイザヤードの場合、ダイヤの大きさが0.1ct未満であるにもかかわらず値段が約9万円近くになっております。
そしてカルティエに至っては中古でも9万円強の値段が付いております。
どのブランド品もダイヤのカラット数の割に値段が高く設定されています。
ダイヤの品質が不明
ダイヤは輝きが命です。
輝いてこそダイヤといえますが、ブランド品の場合ダイヤが輝くかどうか定かではありません。
ダイヤが輝くかどうかはダイヤの4C評価を見ればわかりますが、どのブランドの一粒ダイヤネックレスもダイヤの品質を謳ったものはありません。
よって輝くかどうかわからないのです。
ダイヤが小さい
上記の例にあげたダイヤネックレスでもおわかりですが、10万近くするダイヤネックレスのダイヤが0.1ctを切るのです。
これはファッションとして敢えてダイヤを小さくしているようですが、それでも小さすぎるほどのダイヤがセッティングされています。
リフォームできない
ブランド品をリフォームする人はいないでしょうが、ノンブランド品ならデザインに飽きたら違うデザインにリフォームが可能です。
例えば18金に飽きたらプラチナにリフォームできるのです。
つまりブランド品のダイヤネックレスはリフォームできないのです。
ノンブランド品のメリット
次にノンブランド品のメリットを挙げてみましょう。
ブランド品と同じように、宝石はノンブランドであってもステータスを感じさせ優越感を感じさせるアイテムです。
そこはブランドノンブランド関係ありません。
ブランド品のメリットは心的要素を挙げましたが、
ここでは心的要素は除外して物的要素のメリットについてお話しします。
ブランド品に比べ安い
ノンブランド品なら安くて品質のいいダイヤネックレスが手に入ります。
0.1ctのダイヤネックレスなら安いもので1万円以内で手に入り、上質のダイヤなら1万6~7千円で手に入ります。
ダイヤの品質が明らか
ノンブランド品のダイヤネックレスなら、ダイヤの品質が謳ってあります。
それゆえダイヤが輝くかどうか判別できます。
中には品質表示がないものもありますが、そんなものは無視すればいいのです。
要は品質が明らかで、輝く要素が揃ったダイヤネックレスだけを選べば問題はないのです。
ちなみにダイヤの輝く要素とはクラリティSI2以上、カットがGood以上のダイヤがセッティングされたものです。
リフォームできる
ノンブランド品の場合は、デザインに飽きたらリフォームができます。
18金からプラチナに加工するのはたやすいことです。
ただ料金は発生しますが。
ノンブランド品のデメリット
最後にノンブランド品のデメリットを挙げてみました。
ブランド品に比べデメリットが少ないのがノンブランド品といえます。
しかし一つだけブランド品に劣ることがあります。
買取価格が安い
これは遺品整理をしたときの体験ですが、ある買い取り業者に遺品の買取をお願いしたとき、その見積額がブランド品とノンブランド品とで全然違うことを教えられたのです。
例えば真珠のネックレスの場合、ミキモトというブランドのあるパールネックレスと何のブランドもないパールネックレスでは、品質が同じであってもミキモトと刻印されたパールネックレスが格段に高くなるということなのです。
つまりダイヤネックレスであっても同様で、ティファニーやアガットなどのブランドが刻印されたダイヤネックレスと、ノンブランドのダイヤネックレスでは、ブランドの方が格段に買取価格が高いということです。
将来ダイヤネックレスを換金したいとお考えの方は、ノンブランドよりブランドにした方がお得ということを覚えておいてください。
これがノンブランドのダイヤネックレスのデメリットといえるかもしれません。
まとめ
ブランドのダイヤネックレスとノンブランドのダイヤネックレス。
それぞれのメリットデメリットを挙げ、どちらがおすすめか考察しました。
しかし冒頭で申し上げましたように、どちらを選ぶかはその人の価値観によります。
よりステータスや優越感に浸りたい方はブランド品を。
名より実を取る方はノンブランド品を選ぶのがいいと思います。
このページが少しでもお役に立てたら光栄です。
最後までお読み頂き、真に有難うございました。