両足を前に伸ばして座り、上体を前に倒す。
ご存知前屈ストレッチですが、これがビタッと折れ曲がるまでになるには大変です。
まず初めてする人は、手が足に届かない。
無理に上体を前に倒そうとすると、ひざが浮き上がってしまう。
この状態では前に進まず、いつまでたっても前屈はできるようになりません。
そこで、だれもが前屈ストレッチができるようになる方法をお話しします。
片方ずつストレッチする
両足を一緒に柔らかくしようとすると、先述したようにひざが浮き上がります。
しかし、これを片足ずつすればできるようになるのです。
まず両足を伸ばして座り、右足を左膝の上に載せます。
ちょうどプロレスでいう4の字固めのような恰好を作ります。
こうすれば、右足の重みで左ひざは浮き上がりません。
この体勢で上体を前に倒すのです。
まずは左手で左つま先を掴むように努力します。
掴めたらそのまま静止します。
もし掴めなかったら、手を伸ばした状態で静止します。
かなり痛いですが、しばらくすると筋肉が伸び、その痛みが和らいできます。
そこでもう少しその体勢を維持したまま静止します。
1分ぐらい経過したら、左膝に載せていた右足を横に降ろします。
わかりやすいように、体の向きを変えた写真を載せます。
この体勢で再び左手で左つま先を掴みます。
おそらく先ほどの足載せストレッチの効果で、それほどの苦もなく掴まえられるでしょう。
ここでも1分間ほど静止状態を保ちます。
1分が経過したら足を交代します。
今度は左足を右膝の上に載せ、同じことを繰り返します。
両方の足のストレッチが終わったら、両足を伸ばして前屈ストレッチをしてみてください。
手が届かなかった人は届くようになり、届いていた人はより深くつま先を掴まえられるようになっているはずです。
負荷をかけ続ける
このストレッチをとにかく毎日行うことです。
そして慣れてきたら、より負荷をかけることです。
足載せストレッチの際、上体をより深く倒すようにすることで負荷がかかります。
この負荷によって、体の柔軟性は加速度的に飛躍します。
無理のない少しずつの負荷によって体は日に日に柔らかくなり、足載せする必要がなくなり、いきなり前屈ストレッチをしても大丈夫になります。
まとめ
ストレッチはとにかく痛みが付きまといます。
この痛さゆえに、途中でやめてしまう人が多いのでしょう。
ですがこの痛みに負けず根気よく続ければ、必ず体は柔らかくなります。
このページが皆様の健康に役立てれば幸いです。
最後までお読み頂き、真に有難うございました。
皆様の健闘を祈ります。