40代のころから体力の衰えを感じ始めた私は、50歳を契機にストレッチを始めました。
若いころ空手をしていた私は、柔軟性には多少の自信はあったのですが、50歳になって再びやり始めるとその自信はどこへやら、体は悲鳴をあげストレッチの最中うめき声をあげる始末。
およそ30年もの間、ストレッチらしきものを全くしていなかったから無理もないこと。
それでも痛みをこらえてほぼ毎日ストレッチを取り組んだところ、180度開脚、前後開脚ができるようになりました。
今年60歳を迎える私ですが、こうなるまで約10年かかっています。
空手をやっていたころはここまで柔らかくなく、ある程度の柔軟性で妥協していたのですが、やってるうちに少し意地になり、どうせやるなら床にビタッとつけるくらいまでやってやれと思い、続けた結果こうなったのです。
前後開脚ができたことでのメリット
若いころは前後開脚はできても写真のように床に座るまでには至っておりません。
床とお尻の間にわずかな空間がある状態でした。
しかし思い切って座れるようになるまで腰を落とし続けた結果、ついにできるようになったのです。
この間、激痛が走ったのは言うまでもありません。
ただこの前後開脚ができるようになったおかげであることが改善されました。
それは、歩行姿勢がまっすぐになったこと。
そして腰痛がなくなったことです。
その理由は、おそらく骨盤の矯正がなされたからだと思います。
長年の癖で骨盤が歪んでいた
人間は無くて七癖といって、どんな人にも癖があります。
私の場合、身体の重心を左足に置く癖がありました。
その癖が災いして、骨盤がいつしか歪んでいたのです。
車の運転にも原因があるようです。
ミッションタイプの車ならクラッチがあり、左右の足を使うことになりますが、オートマタイプの車は右足しか使いません。
それゆえ運転姿勢に影響がでて、体が傾いてしまっていたのです。
これも骨盤が歪んだ原因だとも考えられます。
私の場合、この骨盤の歪みが歩行に影響を与えていました。
左足はまっすぐ前に出るのですが、右足は少し外股に前に出るのです。
自分で意識して右足をまっすぐ前に出そうとするのですが、気が付いたらやはりつま先が外を向いています。
初めは股関節の部分が原因で、足先が外へ向いているのかと思いましたが、そうではありませんでした。
前後開脚ができてからは、右足は意識しなくてもまっすぐ前にでるようになったのです。
なぜそのように改善されたのでしょうか?
前後開脚ストレッチは骨盤を正面に向けなければなりません。
骨盤を正面に向けるとどうなるかというと、骨盤が正常位置に戻ることになります。
つまり骨盤矯正がなされるということです。
つまり今までは、骨盤がねじれた状態だったため、右足が外を向いていたことになります。
しかし前後開脚による骨盤矯正で骨盤が正常位置に戻り、右足がまっすぐ前に出るようになったと推察できます。
さらにこの骨盤矯正は、腰痛もなくしてくれました。
長年右腰の慢性的な痛みに悩まされてきましたが、前後開脚により骨盤矯正が行われのでしょう、痛みはすっかりなくなりました。
おそらく腰にかかる負荷が均等に分散されたため、腰痛が解消したものと推察されます。
180度開脚だけでは腰痛改善にはならなかった
これは私の体験談としてお聞きください。
以前テレビで180度開脚が話題になり、腰痛も改善されると謳われていましたが、私の場合180度開脚だけでは腰痛は改善されませんでした。
180度開脚ができても右腰痛は残ったままでした。
私はうすうす骨盤の歪みが腰痛を引き起こしているのではないかと感じていました。
それで骨盤の歪みを矯正するストレッチはないものかと考え、前後開脚なら治せるんじゃないかと思い、実践した結果よくなったのです。
万人に当てはまるわけではない
180度開脚、前後開脚。
私にとっては身体が軽くなり腰痛もなくなって万々歳ですが、これがすべての人に当てはまるわけではありません。
私の場合は良くなったというだけのことです。
以上のお話は、あくまで私の体験談としてお聞きください。
ただ、人生100年時代といわれる昨今、健康増進に何がおすすめかと聞かれると、私は迷わずストレッチとお答えします。
180度開脚とまではいかなくとも、体の柔軟性の向上は可動域のアップと体の軽さを体感できる方法であり、動ける体つくりにはもってこいの運動法と思うからです。
このブログには、私が50歳から始めたストレッチ法を解説してありますので、興味のある方はお読み頂けたらと思います。
最後までお読み頂き、真に有難うございました。