肩こりに効果あり!体の歪み矯正ストレッチ

中高年で肩こりで悩む人は多いと思います。

私もその一人でした。
ですが50歳から始めたストレッチのお蔭で、その悩みはなくなりました。

私は10年間ストレッチに取り組んでわかったことは、肩こり、腰痛等の原因は体の歪みから来ているのではないかということです。

人には様々な癖があります。

例えば、立った時右足に重心を置く人、あるいは左足に重心を置く人です。

私の場合は左足に重心を置く癖があり、そのため体が歪んでいたのです。

ほかには、椅子に座ったとき足を組む癖のある人は、組む方の足はいつも同じはずです。
それが原因で骨盤が歪み体も歪んできます。

体の歪みを普段は意識はしませんし、自分が歪んでいるとは思わないでしょう。
しかし人の体は少なからず歪んでいるのです。

私はそれをストレッチをしてはじめてわかったのです。

それからは、体の歪みを正すことを意識して、左右の筋肉が均等に柔らかくなるようなストレッチを試みたのです。

その結果肩こりは解消し、そればかりか肩の凝りにくい体へと生まれ変わったのです。

このページでは、肩こり解消に至るまで、私がどのようなストレッチを試みたかをお話しさせて頂きます。

体の歪みは骨盤の歪みから始まる?

癖によって体は歪んできます。
ですがその根本はどこかと考えた時、私は骨盤ではないかと思ったのです。

骨盤が人の癖によってある方向に歪むと、そのバランスをとろうとして腰椎が歪み、それにつながる背筋が歪みます。さらにそのバランスをとろうとして肩が歪む。

こういう具合に、歪みは骨盤から次々に連動し、体全体への歪みにつながったのではないかと推察したのです。

そこで取り組んだのが、左右バランスよく柔らかくすることを意識して、骨盤周りの筋肉を柔らかくするストレッチを行いました。

しゃがみストレッチ

こんなストレッチ法は、他では聞いたことがないでしょう。
そりゃそうです。私が考えたものですから。

やり方は簡単!
かかとを浮かすことなく、そのまましゃがみます。
そしてそのままの体勢をキープします。

これで骨盤周りの筋肉の柔軟性をみます。

じっとそのままの姿勢をキープしていると、伸ばされて痛い筋肉、ハリのある筋肉、硬い筋肉などを感じることができます。

さらにそれが、左右まちまちであることも感じることができます。

つまり骨盤の歪みは、周りの筋肉の硬い柔らかいによって生まれたことがわかるのです。

さらにもう一つチェックしてください。

この体勢で、お尻の右の山と左の山のどちらが床に近いかを。

これは姿見を使って確認すれば一番わかりますが、たいていの人の場合、左右どちらかのお尻の山が床に近くなっているのです。

これは明らかに骨盤が歪んでいる証拠となります。

歪んでいなければ、お尻の山は左右ほぼ同じ高さになっていますが、明らかに違う場合、骨盤が歪んでいるといってほぼ間違いないでしょう。

このお尻の山の違いも、周りの筋肉の柔軟性の違いによって生まれたものであり、これを均等に柔らかくすることで骨盤の歪みを矯正することになります。

そしてストレッチ法は、この体勢で体重を前後左右斜めに移動し、硬い筋肉、ハリのある筋肉を柔らかくしていきます。

私はこのストレッチを、朝起きてすぐに布団の上で行います。
そうすることで骨盤周りの筋肉が伸び、非常に立ち上がりやすくなるのです。

最初はかかとが浮いてしまうかもしれませんが、根気よく続けるとかかとをつけてしゃがむことができるようになります。

前屈ストレッチ

一番オーソドックスなストレッチで、いわゆる前かがみストレッチです。

やり方は、両足を伸ばして座り、上体を前に倒します。

はじめてやる方は、おそらく手が足に届くまでにはいかないでしょう。

無理に手を伸ばすと、今度はひざが床から浮き上がってしまいます。

これではストレッチになりませんから一工夫します。

まずは右足を左脚の上に載せて、ちょうどプロレスの4の字固めのような恰好を作ります。

この体勢で上体を倒すのです。
こうすれば、右足の重みで左足が床から浮き上がることはありません。

そして左手で足を掴み、しばらくじっとしています。

痛いですが我慢です。
しばらくすると痛みに慣れ、筋肉が伸びてきますので、さらに前に倒します。

ある程度柔らかくなったら、足を交代します。

今度は左足を右脚の上に載せて同じような体勢を作ります。
そして上体を前に倒します。

このとき比べてみてください。
右足を載せた時と左足を載せた時、どちらがより上体が前に倒れるかを。

おそらくどちらか一方が、より上体が前に倒れたことと思います。

これは、筋肉の柔らかさが左右異なるということで、これによって体の歪みも生まれてくるわけです。

このストレッチによって、左右の筋肉が均等の柔らかさを持つように伸ばしてきます。

この片足ずつのストレッチによって筋肉が次第に柔らかくなると、両足を伸ばした前屈ストレッチもラクラクできるようになります。

捻りストレッチ

おもに上体の筋肉のツイスト性を高めるストレッチです。

やり方は、まず両足を前に伸ばして座り、右足を左脚にクロスするように引っ掛けます。

そして上体を右に捻り、左腕を右ひざに引っ掛けます。

そして左腕を右ひざに突っ張るように押し、上体を捻ります。

右捻りが終わったら左捻りをします。

この時、左右どちらの捻りが柔らかいか確認してください。

おそらくどちらかかが柔らかく、どちらかが硬いでしょう。

これも左右筋肉の柔軟性の違いです。
言うまでもなく、これも体の歪みにつながっています。

このストレッチで、左右が均等になるまで続けます。

股関節ストレッチ

両足裏を合わせて、背筋を伸ばして座ります。

これは主に股関節周りの筋肉を柔らかくするストレッチです。

理想の姿勢は、両ひざが床にピタッとくっついた状態です。

しかし股関節の硬い人はそれができず、ひざが床から浮き上がっている姿勢になります。

まずはこの姿勢を理想の姿勢にするためのストレッチを行います。

それは、新聞を読むとき、あるいはテレビを観る時でもいいですから、この姿勢を必ず取ることです。そして時折ちょうちょの羽のようにバタバタと上下に動かしてやればいいのです。

これを日常的に行うことで股関節は柔らかくなり、自然と理想の姿勢になっていきます。

理想の姿勢になったら、今度は上体を前に倒します。

無理のないようにゆっくり前に倒します。
そしてまずは足の親指に顎がつくのを目標にして頑張ります。

それができたら足に胸がつくように。
そしてそれができたらお腹といった具合に、目標を次々上げていってください。

そうするとしまいには、以下のように体が柔らかくなります。

大事なのは根気よく続けることです。
根気よく続ければ誰でもできます。

目視ストレッチ

普通にストレッチをしていると、筋肉のハリや痛みでしか体の歪みがわかりません。

しかしそれを目で見て判断できるのが目視ストレッチです。

どうするかというと姿見を使います。

自分のストレッチしている姿を鏡に映し、正確にストレッチできているかどうかをチェックするのです。

たとえば、立った状態で、上体を前に倒し、そのあと上体を後ろに反らせるストレッチがあります。

自分では真後ろに体を反らせているつもりでも、実際は僅かに右寄り、あるいは左寄りに反らしているケースがあるのです。

これは明らかに柔らかい筋肉の方に体が寄っている証であり、左右筋肉の柔軟性の違いがあるのです。

こういう細かいところを鏡をつかってチェックするのです。
そうすることで、より細かい部分まで筋肉を調整することができ、歪み矯正が早くできるのです。

開脚背筋伸ばし

これは私のオリジナルストレッチです。

意外や意外、このストレッチで骨盤がどの向きに歪んでいるのかがわかったのです。

通常、背筋伸ばしのストレッチは腹ばいになり、そのまま上体を反らす運動です。

しかしこれでは骨盤がどの向きに歪んでいるかわかりません。

そこで脚を開き、つま先は外に向けて上体を反らすのです。

この時重量はどこにかかるかというと、腰椎あたりにかかります。
そして微妙な痛みを感じます。

微妙な痛みとは、腰椎周りにある筋肉のハリと痛みが、左右それぞれ違うということ。

そしてそれによって、明らかに骨盤がまっすぐ体の正面に向いていないのがわかったのです。

この状態で腰をゆっくり上下に振り、左右の筋肉のハリが均等になるようストレッチします。

私の場合はストレッチ効果が増すように、指を立ててさらに上体を起こしました。

そしてこの状態で腰を上下に振り、骨盤の調整を行ったのです。

このストレッチを毎日行うことにより、左右の筋肉のハリは均等化に向かい、骨盤の向きが徐々に正面に向くようになりました。

ウォーキング

私の体験から、ストレッチとウォーキングは切っても切れない関係といえます。

ストレッチで柔らかくなった筋肉をウォーキングでほぐす。
ストレッチが静ならウォーキングは動。

静と動の反復により、筋肉は飛躍的に柔らかくなると確信しています。

骨盤矯正においてもウォーキングは有効に働きます。
ただし、ウォーキングもやり方があります。

それは正しいフォームでのウォーキングです。

人間にはそれぞれ癖があり、歩き方もみな癖を持っています。

それを正しいフォームに切り替えることで、ストレッチ効果もあがり骨盤矯正にも大いに役立つのです。

では正しいフォームとは何か?
背筋をまっすぐ伸ばし、足をまっすぐ前に出して歩くということ。

人それぞれ歩くときの癖がありますから、簡単なようでなかなかできない。

前傾姿勢で歩く人、外股で歩く人など様々ですが、これを意識してなおしていくのです。

そうすることで、普段歩くときに使わない筋肉を使うようになり、それが徐々に柔らかくなり体になじんできますから、意識しなくても正しいフォームで歩けるようになるのです。

そしてウォーキングとストレッチを反復して行ううちに、筋肉の変化を感じます。

ストレッチによって柔らかくなった骨盤周りの筋肉が、ウォーキングによってさらに奥に入っていくのです。

つまり柔らかくなった筋肉の、さらにその奥の体の深部の筋肉まで柔らかくなってくるのです。これは私の体験談ですから、否定のしようがありません。

それが日に日に変わってくるのです。
つまり日によって刺激される筋肉が異なるということ。

これはウォーキングでしか味わえないストレッチです。

私がストレッチとウォーキングは切っても切れない関係というのは、ここからきています。

私は体験から、ストレッチが体全体の柔軟性を高める運動としたら、ウォーキングは体細部の柔軟性を高め、心地よい姿勢に調整してくれる運動だといえます。

私はストレッチにウォーキングを加えたことで、骨盤の歪みが矯正されつつあることを確信しています。それは意識せずとも正しいフォームでの歩行ができるようになったことが証明してくれています。

まとめ

これらのストレッチを通して、私の骨盤は正常位置に戻りつつあり、それに伴って肩こり、腰痛などが改善しました。

医学的見地からはわかりませんが、これは私の体験談ですのでまぎれもない事実です。

そして肩こりの改善はもちろん、肩がこりにくい体となり、たとえ肩が凝ってもストレッチですぐに解消してしまうことも驚きです。

実体験を通して、私は体の歪みが肩こりや腰痛の原因ではないかと改めて確信したのです。

ここで紹介したストレッチのほかにも、私が実際行ったストレッチもたくさんあります。

他のページで紹介しておりますので、興味があればご覧ください。

このページが肩こりで悩みの方に役立てたら幸いです。

最後までお読み頂き、真に有難うございました。

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