50代からのストレッチはウォーキングから

50代になってメタボや運動不足を理由にストレッチを始めようとする方もいると思います。

実際私もその口で、50歳を契機にストレッチを始めましたが、いきなりのストレッチは体への負担が大きく、やり終えたあとの疲労感はひどいものでした。

今思うと、体を徐々に慣らす必要があったのではないかと思います。

その方法として挙げられるのがウォーキングで、実際私も途中から取り入れたのですが、ストレッチを始める前にこれをやっていれば疲労感もマシになっていたと思います。

50代でこれからストレッチを始めようとする方にアドバイスしたいのは、先ほど申し上げたようにいきなりのストレッチは体への負担が大きすぎるため、やめておいた方がいいです。

まずは無理のないウォーキングで体を慣らし、それからストレッチに取り組んだ方が柔軟な体作りへの早道になると思います。

このページでは、ウォーキングの効用と、それにつながる50代のストレッチ法をお伝えさせて頂きます。

ウォーキングの効用

早朝、私の家の近辺ではたくさんの高齢者がウォーキングをしておられます。

やはり体力の衰えを憂いて取り組んでいらっしゃるのでしょう。

ウォーキングの効用は、単に足腰の鍛錬ではなくそれ以外にも体のバランスを整えるという効果もあります。

私はウォーキングとストレッチを毎日やっておりますが、その経験から言わせてもらえば、たいていの人は体が歪んでいます。

その歪みが原因で、肩こりや腰痛などの障害が起こっているものと推察します。

実際私もかなりの歪みが体に生じていて、それが原因で長年肩こり腰痛に悩まされてきました。

しかしウォーキングとストレッチで体の歪みを発見し、自分なりにストレッチやウォーキングの仕方に工夫を加えてやったところ、それが徐々に改善し、今では肩こりや腰痛から解放されています。

もっとも、ストレッチによる筋肉痛は多少体に残っていますが。

このようにウォーキングには体の歪みを発見し、それを改善するための方法があるのです。

ではどのような歩き方をすればそれができるのでしょうか。

その方法を次に解説します。

意識してのウォーキング

人にはそれぞれ歩き方に癖があります。

前傾姿勢で歩く方、やや猫背で歩く方、外股で歩く方など、中高年の方ほどその癖が強く表れています。

しかしこの自分流の歩き方でウォーキングすると同じ筋肉ばかりが使われ、ストレッチの進展性が望めません。いつまでたっても体の柔軟性は変わらないのです。

それゆえ正しいフォームでのウォーキングが望まれます。

正しいフォームとは、背筋を伸ばし足をまっすぐに前に出す歩き方です。
しかしわかっていてもなかなかできないのが現実です。

なぜなら、体自体が歩くときに使う筋肉を覚えているため、意識しないとすぐに自分流の歩き方に戻ってしまうからです。

つまり、常に歩き方を意識したウォーキングでないとダメだということです。

そして歩くときは足だけで歩くのではありません。
腕を振って上半身のひねりも使って歩くのです。

そうすることで背筋、腰、骨盤周りの筋肉まで伸ばされ、体全体の柔軟性も高まってくるのです。

このように、正しいフォームを意識して行うことで効果が全然違ってきます。

この意識してのウォーキングをすることで、自分の体の歪み具合、骨盤の歪み具合までわかるようになり、それを改善するためには、この筋肉をさらに伸ばすような歩き方がいいと、自分なりの工夫が生まれるのです。

そしてこの工夫を繰り返すことによって体の歪みが徐々に改善され、終いには意識しなくても正しいフォームでのウォーキングができるようになるのです。

なぜそんなことが言えるかというと、実はこれ、私がすべて実践し体験したことなのです。

この実例がすべての人に当てはまるとは言えませんが、まるっきりのウソではありません。

試してみる価値はあると思います。

屈伸運動

ウォーキングとセットにして考えて頂きたいのがこの屈伸運動です。

足を肩幅に開いて立ち、手で膝を押さえてしゃがみます。
そして2回膝に弾みをつけます。

この時踵は床から浮かさないように注意します。

そして2回弾んだら立ち上がり、今度は膝を2回しっかり押さえて伸ばします。

これが屈伸運動です。

単純な動作ですが、この動きの中には足首、ふくらはぎ、脛、股関節、骨盤周り、背筋の筋肉を伸ばす働きがあります。

そして何より各部の筋肉のハリ具合によって、体の歪み具合も発見できるのです。

ひとつひとつ丁寧に筋肉の伸びを感じながら行うことで、筋肉の細かいストレッチを実現できます。

ウォーキングを行う前と後にこれを行うことで効果的に働き、体の柔軟性の高まりに貢献してくれます。

これも私が実際に取り入れているストレッチ法です。

ウォーキングと屈伸運動をセットに行うことで、体の柔軟性を高めると同時にバランスも整えてくれるのです。

是非取り組んでいただきたいと思います。

まとめ

50代でストレッチを始めようとする方は、是非ウォーキングと屈伸運動から始めてください。

筋肉を伸ばすのにも順番があります。
まず適度にほぐし、それに慣れてから本格的なストレッチを始めるのがいいと思います。

順番を間違うと、私のように疲労感でいっぱいになりますから注意してください。

このページが皆様のお役に立てれば幸いです。

最後までお読み頂き、真に有難うございました。

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