ラインネックレス 1カラットの選び方

誰もが憧れる1カラットダイヤネックレス。

欲しいのはやまやまですが、高品質になると値段も高く、手が出ませんね。

でも一粒ダイヤは無理でも、ラインネックレスなら何とかなります。

ラインネックレスは、約5石~20石のダイヤが横並びにカーブを描いてセッティングされたダイヤネックレスで、一粒ダイヤネックレスと比べて値段は格段に安いです。

しかも高品質のダイヤであっても、手が出ないというわけではありません。

十分に手に入る範囲での価格が設定されています。

こちらのページでは、1カラットのラインネックレスを買う際、どの点に注意すればいいかを解説させて頂きます。

何ピースのダイヤのものを選ぶか?

冒頭で申し上げましたように、ラインネックレスは5石~20石のダイヤがセッティングされたネックレスです。

1カラットのラインネックレスとは、これらの総計が1カラットということです。

つまりダイヤの石数が多いほど、ひとつひとつのダイヤは小さくなるということです。

理屈ではわかっていても実際にイメージが湧かないと思いますので、画像で見て頂きます。


5石

7石

9石

10石

11石

17石

20石

23石

お気付きのように、セッティングしているダイヤ数は奇数が多いです。

これはトップの先端に一粒のダイヤがくるようにするためであり、それを中心に大きさをやや落としてサイドのダイヤがセッティングされており、それをもってグラデーションが施されています。

しかしダイヤの数が多くなるとグラデーション化を図るのは難しく、ほぼ均一のダイヤが並べられているのが多いですね。

またたとえグラデーション化していても、見た目にはダイヤが均一に見えたりします。

それゆえ、グラデーションのラインネックレスを望むなら、11石までのものがいいかもしれません。

いかに輝くダイヤを選ぶか?

1カラットのダイヤを買うんですから、やはりいいものを買いたいですね。

そのためには輝くダイヤがセッティングされたラインネックレスを選ばなければなりません。

そこで次に、輝くダイヤの見分け方の説明をさせて頂きます。

ご存知のようにダイヤの品質は4Cでわかります。

4Cとは、カラット(重さ)、カラー(色)、クラリティ(透明度)、カット(研磨・プロポーション)の頭文字をとってそう呼びます。

このなかでダイヤの輝きに大きく関係するのは、クラリティとカットです。

そしてダイヤの美しさに関係するのは、カラーです。

これらについて詳しく説明させて頂きます。

クラリティ

クラリティとはダイヤの透明度を表す指標で、透明度の高いダイヤほど輝きます。

ダイヤは天然鉱物ゆえ、必ずインクルージョン(内包物)が存在します。

このインクルージョンが多いダイヤは透明度が低くなり輝きが劣るわけですが、このインクルージョンの多い少ないのグレードを表したのがクラリティなのです。

クラリティは11段階にランク付けされます。

インクルージョンの全くないFL(フローレス)を最高とし、インクルージョンの量が増えるにしたがい、IF、VVS1、VVS2、VS1というふうにランク付けされるわけです。

ではダイヤが輝くためにはクラリティはどのランク以上のものがいいかというと、「SIクラス」以上のダイヤなら輝くといえます。

SIクラスというのは表でもおわかりのように、肉眼で発見が困難なほどインクルージョンが微小なため、光の透過にそれほど影響を与えることはありません。

しかしその下の「Iクラス」になると、肉眼での発見が容易なほどインクルージョンが大きいため、光の透過を邪魔し輝きを著しく落としてしまうのです。

言葉だけの説明ではわかりにくいと思いますので、実際に比較画像を見てみましょう。

左がSIクラス、右がIクラスのダイヤです。
明らかに透明度が違うでしょう。

このように、輝くダイヤを見つけるためにはクラリティがSIクラス以上のものにする必要があるのです。

カット

採掘されたダイヤの原石は、一見スリガラスのようです。

それが人間の手によってあのような素晴らしい輝きを放つ石になるのです。

そしてその方法が、ラウンドブリリアントカットというカット法です。

しかしラウンドブリリアントカットすれば何でも輝くというものではありません。

カットの良し悪しによって輝いたりそうでなかったりするのです。

Excellentカットされたダイヤに光が入射すると、光はダイヤ内で漏れることなく反射され、再びダイヤ外へ放射されます。これを全反射といいます。(下イラスト左参照)

しかしダイヤのカットが深すぎたり浅すぎたりすると、光は全反射せずダイヤ底部より漏れてしまい輝きが劣ることになるのです。

これがカットの良し悪しによる輝きの違いです。

ダイヤ内の光が全反射するためには、その理想となるプロポーションが存在し、それが以下の比率で構成されています。

ダイヤは、この構成比率に近くて研磨状態が良好なものから、Excellent、VeryGood、Good、Fair、Poorとランク付けされます。

ではダイヤが輝くためにはカットはどのランク以上のものがいいかというと、「Good」以上のダイヤなら輝くといえます。

FairやPoorカットのダイヤはプロポーションに問題があり、輝くとは言えません。

よって輝くダイヤを見つけるためには、カットがGood以上のものにする必要があるのです。

ハートアンドキューピットが現れるダイヤ

カットに関して付随してご説明させていただきます。

素晴らしいカットが施されたダイヤを特別のスコープで覗き込むと、8つのハートとアロー像が確認されることがあります。

これをハートアンドキューピットが現れるダイヤとして重宝されています。

これはプロポーションとシンメトリ(対称性)の良い最高のカットをダイヤに施した場合、8つのハートとアロー像が特殊スコープで確認できるのです。

このような像を確認できたダイヤは、クラリティとカラーが2~3段階アップして見える極上のダイヤモンドになるといわれています。

つまりハートアンドキューピットが現れるダイヤとは、最高のカットが施されたということで、ダイヤの輝きに大きく影響を与えます。

カットグレードでいえばExcellentかVery Goodのカットにあたり、ダイヤの輝きに大きく貢献しているということです。

カラー

輝くダイヤの見分け方は理解できたと思います。

しかし輝くだけでなく、そこにプラス美しさも加えたいと望むならカラーも重要な要素です。

カラーはダイヤの色を表す指標で、無色のダイヤほど高くランク付けされます。

最近では、Very Light Yellowとかブラウンダイヤなどが販売されていますが、要は色のついたダイヤのことであり、価値的に見れば無色のダイヤより劣っていることになります。

ダイヤはやはり無色の方が美しく、美しく輝くダイヤを望むならカラーにもこだわりたいものです。

プリズム効果を発揮する無色のダイヤ

太陽光を含む白色光はプリズムを通せば赤、橙、黄、緑、青、藍、紫と七色に分かれます。

これは色それぞれの波長が異なるため、屈折によって光が分散されるためです。

この現象がダイヤ内でも起こります。

ダイヤ内に光が入射すると、光の中にある波長の異なる色が屈折によって分散されます。

上質のダイヤモンドを覗き込むと、いろいろな色の光線が発見できます。
これはダイヤ内でプリズム効果がなされているからです。

無色のダイヤに光が入射すると、反射した光は変色されることなくありのままの光線を放ちます。

しかし色のついたダイヤモンドの場合、ダイヤのカラーの影響を受けてしまい、光線を変色させるのです。

これがダイヤの美しさに影響します。
ダイヤに美しさを求めるなら無色の方が望ましく、色のついたものは避けた方が無難です。

ではダイヤが美しく輝くためには、カラーがどのランクのものがいいかというと「H」以上のものが望ましいといえます。

同じ「ほとんど無色」に属しているG、H、I、Jですが、IとJはその下の「わずかな黄色」のランクに近いこともあり、やはり幾分黄色く見えます。

プリズム効果にさほどの影響を与えないのは「Hカラー」以上のダイヤといえ、美しいダイヤを求めるならこれ以上のものを選ぶ必要があります。

選んでみよう 輝く1カラットラインネックレス

楽天より上の条件に沿った1カラットラインネックレスを選んでみました。

参考までにご覧ください。

美しく輝くラインネックレス

ハートアンドキューピットが現れるラインネックレス

まとめ

1カラット ダイヤラインネックレスの選び方をまとめてみました。

参考になりましたでしょうか。

このページが皆様のお役に立てれば幸いです。

最後までお読み頂き、真に有難うございました。

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