高齢になるにつれてエメラルドなどの色石ネックレスが欲しくなる。
どんな服装にも合うダイヤモンドと違って、特定の衣装にだけ合う色石のネックレスを。
しかし選ぶとなると非常に難しいのが色石。
若い時、たとえばルビーネックレスを選ぶ時などは、デザインが主流でルビーはひとつのお飾り。
如何にかわいいデザインかが問題で、ルビーの本質については問題外。
しかし年齢を重ねるとデザインよりも色石の本質の方に重点が置かれ、安っぽいものに見えるとカッコ悪いという見栄も手伝って、いいものを身に着けたいという欲望が表に出てきます。
それだけに、いい色石を見つけ、選ぶのは難しい。
では高齢者に相応しい色石ネックレスを見つけるにはどうしたらいいのか?
このページでは高齢者に相応しい色石ネックレスの選び方を解説いたします。
色石には評価基準がない
ダイヤモンドの場合、評価基準がはっきりしています。
特にラウンドブリリアントカットされたダイヤの関しては、4C評価があります。
4Cとは、カラット(重量)、カラー(色)、クラリティ(透明度)、カット(研磨・プロポーション)の頭文字をとってそう呼びますが、これらを見ればダイヤの大きさ、美しさ、輝きなどがわかります。
たとえばカラーにおいてはアルファベットのD~Zまでにランク付けられます。
クラリティではFL~I3まで11段階に分けられます。
そしてカットはExcellent~Poorの5段階に分けられます。
この基準に従ってダイヤモンドを見ると、その美しさ、輝きがはっきりと掴むことができますので、買うか買わないかを決めることができるわけです。
しかし色石となるとこういった基準がありません。
よって選ぶ目安は目視による見た目だけ。
たとえばネットでの色石ネックレスの商品説明を見ると、謳っているのは色石の大きさ(カラット数、もしくは縦横の寸法)だけで、色の濃さ・深み、インクルージョン(内包物)の量などの言葉での記述はなく、あてになるのは商品画像だけという粗末なもの。
確かにダイヤモンドのようにはっきりとランク付けされる基準があれば言葉での記述も可能でしょうが、そんなランク付けがない以上、これが限界かもしれません。
しかしこのような状況下で選ばなければならないのが色石ネックレス。
まして色石に関する知識が全くない素人では、選ぶのに迷走するのは目に見えています。
色石の価値判断は奥深い
一口に色石といっても様々な宝石があります。
5大宝石に代表されるもので、ルビー、サファイア、エメラルドなどがありますが、これらの価値をはっきり見極めるのは至難といえます。
たとえばルビー。
赤ければいいというものではなく、その赤も鳩血色、いわゆるピジョンブラッドと呼ばれるものが高品質で、鉄分を多く含んだ赤黒いものや、ピンクに近い薄い赤などは品質的には落ちます。
またルービーと呼ばれるのにも赤の基準があり、これは見る人によっても見解が異なるのですが、その基準を下回ればルビーとは呼ばずサファイアに属してしまうのです。
そしてサファイアに関しても同様です。
サファイアはブルーが一番いいとされていますが、ブルーといっても濃淡があり、黒っぽい青や紫がかった青などにも分かれることもあり、ブルーであれば何でもいいというわけではないのです。
それにこれも見る人によって見解が分かれるところで、良し悪しをつけがたいのです。
エメラルドに至っても緑であればいいというものではなく、緑にも色々あり、濃い緑や薄い緑、黒っぽい緑や黄色っぽい緑等様々あり、これも見る者の見解が分かれるところで良し悪しがつけがたいといえます。
またエメラルドはインクルージョンが混じりやすい鉱石で、それゆえ透明度が比較的悪いといえます。
しかしインクルージョンがあるということは天然の証ということで、敢えて隠さずカッティングしている場合もあるのです。
このように色石の価値判断は奥深く、それゆえ非常に難しいといえるのが現状で、ネットで良質の色石ネックレスを判断するのは非常に難しいといえます。
天然では無理でも人工なら可能
天然宝石は唯一無二の存在で一つとして同じものが存在しません。
よって色石の場合、色相・色むら・インクルージョンの多い少ないには石それぞれに違いがあるのは当然で、たとえば商品画像が美しいからといってそれと同じものが送られてくるはずがないのです。
しかしこれは天然宝石だからこうなるのであって、人工宝石ならほぼ同じものが送られてきます。
その人工宝石とは、京セラがつくるクレサンベールの製品です。
クレサンベールとは、天然の鉱石の成分そのままを溶かし、それを時間をかけて再結晶させた宝石で、極めて天然宝石に近い人工宝石といえる代物です。
これなら先ほど申し上げた色石選別の難しさを解決し、高齢者に相応しい色石ネックレスを探し当てることができるわけです。
クレサンベールを選ぶメリット
輝きが天然ものと同一
クレサンベールの成分は天然ものと同一と申し上げました。
これは何を意味するかというと、成分が同じということは光の屈折率も同じということです。
媒体には必ず屈折率が存在し、屈折率が高いものほど光は鋭角に曲がります。
屈折率は以下の数式で産出されます。
屈折率は臨界角に関係し、臨界角とは光が逃げない角度のことを言います。
わかりやすく水と空気とで説明すると、光源を水の中に置き、そこから光を放射したとします。
放たれた光は水中から空気へと進みますが、媒質が異なるため、空気中に出ると光は屈折します。(①の場合)
水面に対して光源はほぼ真下にあるので光はこういう方向に進みますが、これがもし光源から離れたところの水面ではどうでしょう。
②のように、光は水中から出られず、そのまま水中に反射されることになるのです。
この角度を臨界角といいます。
この臨界角は宝石の場合輝きに影響し、臨界角が狭いほど光を逃さず効率的に光を反射させることができます。
ダイヤが輝くのは臨界角が極端に小さいからで、そのおかげで入射した光を逃さずあのような素晴らしい輝きを放つことができるのです。
話を元に戻しますと、クレサンベールの宝石は天然ものと同一の成分を有しているため、屈折率は同じです。
屈折率は同じだから臨界角も同じということになり、輝きも天然のものと同じということなのです。
これがクレサンベールのメリットのひとつなのです。
カラーが均一
天然宝石にはどうしても色むらがあります。
濃いもののあれば薄いものもあり均一されていません。
それゆえ、選ぶ宝石によって色むらが発生するのです。
しかしクレサンベールの場合は違います。
クレサンベールは再結晶されたもの全部を使うわけではなく、そのいいところだけを抽出し、選びに選び抜かれた宝石ですから色むらがほとんどありません。
すべて色が均一化された宝石がクレサンベールなのです。
それゆえ、天然ものと違って商品ごとに色むらは発生せず、商品画像に極めて近いものだけが送り届けられます。
インクルージョン(内包物)がほとんどない
天然宝石には必ずインクルージョン(内包物)が存在します。
これは天然物ゆえ仕方がないことです。
しかしクレサンベールは違います。
極力インクルージョンの少ない部分をカットし抽出したものですから、濁りのもとであるインクルージョンがほとんど存在しないのです。
それゆえ常に透き通った宝石を提供できるのがクレサンベールというわけです。
商品が届いた後、こんなはずじゃなかったと言わずに済む製品だけが送り届けられます。
まとめ
高齢者に相応しい色石ネックレスの選び方を解説しました。
高齢者が身に着ける色石となると、安っぽいものは身に着けられません。
ある程度のカラーの奥深さと輝きが求められます。
しかし申し上げましたように選別は極めて奥深く難しいものです。
ましてネットでの判断となると尚更です。
それゆえ一番確かなのがクレサンベールなのです。
いかがだったでしょうか。
参考になりましたでしょうか。
最後に高齢者に相応しい色石、エメラルドとサファイアのネックレスを紹介しこのページを閉じたいと思います。
最後までお読み頂き、真に有難うございました。