30代ともなると本物が欲しくなります。
20代ではジルコニアのピアスで満足していても、さすがに30代になると本物のダイヤピアスが身に着けたくなるもんです。
30代は大人の入り口。
いつまでもおもちゃのようなアクセサリーを着けていれば品位に関わる。
そんなふうに考えるのは無理からぬこと。
ダイヤというのは不思議な力を持っています。
身に着けるだけで気分が高揚し、自信にも似た気持ちが着けている人の雰囲気をも変えてしまうのです。
これがダイヤの持つパワーです。
ジルコニアではこうはならない!
やはり本物とフェイクとの違いです。
30代は大人の女性。
本物のダイヤピアスを身に着けて、さらにグレードアップしてみてはいかがでしょう。
身に着けることで今までにない自分を発見し、新しい出会いに恵まれるかもしれません。
このページでは、30代に相応しい一粒ダイヤピアスの選び方をお話しします。
ダイヤの大きさの決め方
ダイヤピアス選びで一番悩まれるのがダイヤの大きさ、カラット数です。
顔の大きさや耳たぶの大きさなどからカラット数を決める方が多いのですが、まずその前にそのピアスをいつ着けるのかを考えなければなりません。
フォーマルの場で着けるのか、普段使いなのか、それとも仕事場に着けていくのか。
ダイヤピアスはまずT.P.Oによって選ぶことが大切です。
フォーマルの場では、少し目立つボリュームのあるダイヤがよく、普段使いや仕事場での装着は、あまり目立たない控えめな小粒のダイヤが相応しいといえます。
具体的にはフォーマルの場において、30代ですから0.3ctあたり。
普段使いや仕事場では0.1~0.2ctあたりが適当かと思います。
これを目安にして、顔の大きさや耳たぶの大きさなどを考慮し、あなた自身に相応しい大きさを選べば間違いは少ないと思います。
ダイヤの質の決め方
ダイヤといってもピンからキリまであり、よく輝くものもあればそうでないものもあります。
そしてカラーに関しても同様で、無色のものから黄色味がかったものまで存在します。
では30代の女性にとって、どのようなダイヤの質のピアスを選べばいいのでしょう。
一般に、フォーマルの場では無色でよく輝くダイヤピアスが選ばれます。
そして普段使いや仕事場では、少しランクを落とした黄色系・ブラウン系ダイヤで、輝きも少し落としたものが選ばれています。
ダイヤの質に関しても、T.P.Oに配慮した選び方ですね。
30代の女性も同様、これに従って選べばいいのです。
では、よく輝くダイヤとそうでないダイヤ。
これをどうやって見分けるのか?
無色のダイヤといっても、どの程度の無色ならいいのか?
そして無色のダイヤを選ぶメリットは?
なぜブラン系のダイヤが普段使い用ピアスに選ばれているのか?
疑問の残るところです。
そこでこれらを順にご説明させて頂きます。
輝くダイヤの見分け方
ダイヤ製品を選ぶときはある程度の知識が必要です。
その知識がないと商品画像だけで判断してしまい、あとで後悔することになります。
輝くダイヤを見つけるためには、クラリティとカットが重要なカギを握ります。
そして輝くだけでなく、美しさも求めるならカラーが重要な要素となります。
それをこれから詳しく述べていきます。
クラリティとは
ダイヤの価値を測る指標として4Cがあります。
カラット(重さ)、カラー(色)、クラリティ(透明度)、カット(研磨・プロポーション)の頭文字をとってそう呼びます。
この中のクラリティとはダイヤの透明度を表す指標で、透明度の高いダイヤほど輝きます。
ダイヤは天然鉱物ゆえ、必ずインクルージョン(内包物)が存在します。
このインクルージョンが多いダイヤは透明度が低くなり輝きが劣るわけですが、このインクルージョンの多い少ないを表したのがクラリティなのです。
クラリティは11段階にランク付けされます。
インクルージョンの全くない状態のダイヤをFL(フローレス)と評価し、インクルージョンの量が増えるにしたがい、IF、VVS1、VVS2、VS1というふうに評価されるわけです。
ではダイヤが輝くためにはクラリティはどの評価以上のものがいいかというと、「SIクラス」以上のダイヤなら輝くといえます。
SIクラスというのは表でもおわかりのように、肉眼で発見が困難なほどインクルージョンが微小なため、光の透過にそれほど影響を与えることはありません。
しかしその下の「Iクラス」になると、肉眼での発見が容易なほどインクルージョンが大きいため、光の透過を邪魔し輝きを著しく落としてしまうのです。
言葉だけの説明ではわかりにくいと思いますので、実際に比較画像を見てみましょう。
左がSIクラス、右がIクラスのダイヤです。
明らかに透明度が違うでしょう。
このように、輝くダイヤを見つけるためにはクラリティがSIクラス以上のものにする必要があるのです。
カットとは
採掘されたダイヤの原石は、一見スリガラスのようです。
それが人間の手によってあのような素晴らしい輝きを放つ宝石に変貌するのです。
その方法が、ラウンドブリリアントカットというカット法です。
しかしラウンドブリリアントカットすれば何でも輝くというものではありません。
カットの出来如何によって輝いたりそうでなかったりするのです。
Excellentカットされたダイヤに光が入射すると、光はダイヤ内で漏れることなく反射され、再びダイヤ外へ放射されます。これを全反射といいます。(下イラスト左参照)
しかしダイヤのカットが深すぎたり浅すぎたりすると、光は全反射せずダイヤ底部より漏れてしまい輝きが劣ることになるのです。
これがカットの出来如何による輝きの違いです。
ダイヤ内の光が全反射するためには、その理想となるプロポーションが存在し、それが以下の比率で構成されています。
ダイヤは、この構成比率に近くて研磨状態が良好なものから、Excellent、VeryGood、Good、Fair、Poorとランク付けされます。
ではダイヤが輝くためにはカットはどのランク以上のものがいいかというと、「Good」以上のダイヤなら輝くといえます。
FairやPoorカットのダイヤはプロポーションに問題があり、輝くとは言えません。
よって輝くダイヤを見つけるためには、カットがGood以上のものにすることです。
ダイヤが美しくあるためには
輝くダイヤの見分け方は理解できたと思います。
しかし輝くだけでなく、そこに美しさも望むならカラーも要素に加える必要があります。
カラーはダイヤの色を表す指標で、無色のダイヤほど高くランク付けされます。
最近では、Very Light Yellowとかブラウンダイヤなどが販売されていますが、要は色のついたダイヤのことであり、価値的に見れば無色のダイヤより劣っていることになります。
ダイヤはやはり無色の方が美しく、その理由はプリズム効果が発揮されるからです。
プリズム効果を発揮する無色のダイヤ
太陽光を含む白色光はプリズムを通せば赤、橙、黄、緑、青、藍、紫と七色に分かれます。
これは色それぞれの波長が異なるため、屈折によって光が分散されるためです。
この現象がダイヤ内でも起こります。
ダイヤ内に光が入射すると、光の中にある波長の異なる色が屈折によって分散されます。
上質のダイヤモンドを覗き込むと、いろいろな色の光線が発見できます。
これはダイヤ内でプリズム効果が発揮されているからです。
無色のダイヤに光が入射すると、反射した光は屈折され、ありのままの光線を放ちます。
しかし色のついたダイヤの場合、カラーの影響を受けてしまい、光線を変色させるのです。
これがダイヤの美しさに影響します。
ダイヤに美しさを求めるなら無色の方が望ましく、色のついたものは避けた方が無難です。
ではダイヤが美しく輝くためには、カラーがどのランクのものがいいかというと「H」以上のものが望ましいといえます。
G、H、I、Jは同じ「ほとんど無色」に属していますが、IとJはその下の「わずかな黄色」のランクに近いこともあり、やはり幾分黄色く見えます。
プリズム効果にさほどの影響を与えないのは「Hカラー」以上のダイヤといえ、美しいダイヤを求めるならこれ以上のものを選ぶ必要があります。
ブラウン系ダイヤが普段使い用ピアスに選ばれている理由
ブラウン系ダイヤといってもその色は真っ茶色ではなく、濃淡様々です。
ベリーライトブラウン、ライトブラウン、シャンパンカラーと様々な名前がショップごとに付けられており、色の基準はありません。
つまりショップがカラーを見て、独自の判断でネーミングしているわけです。
このダイヤの特徴は、たとえ輝いても派手さがないことです。
無色のダイヤなら輝けば派手さが目立ち、人の気を惹きますが、ブランダイヤではカラーが輝きの度合いを抑え、派手に映らないのです。
これが普段使いや仕事場でのピアスにはピッタリなのです。
それにブラウンなのにブラウンに見えないというのも選ばれる理由でしょう。
ブラウンダイヤピアスの場合、多くは地金にゴールドを使っています。
それが保護色となり無色に近い色になるのです。
またゴールドは肌に近い色ですから、それが肌に溶け込んで目立たなくします。
目立たず誇示しないダイヤピアス。
これこそ普段使いや仕事場でのピアスに相応しいとされ、多くの方に人気があるのです。
30代に相応しい一粒ダイヤピアス
フォーマル
普段使い・仕事場用ダイヤピアス
まとめ
30代の一粒ダイヤピアスの選び方をまとめました。
参考になりましたでしょうか。
このページが少しでもお役に立てたら幸いです。
最後までお読み頂き、真に有難うございました。