ちょっとした揺れにも反応し、揺れるたびにキラキラ輝く揺れるダイヤピアス。
一粒ダイヤピアスに比べ格段に周囲の目を引きつけるのは、その揺れによる輝きの多さによるものです。
揺れるたびに光は乱反射され、周囲の目を引きつけるばかりでなくその美しさにうっとりしてしまうほど。
しかし揺れるダイヤピアスといっても様々なデザインがあり、すべてのものが期待通りの輝きを放ってくれるかはわかりません。
このページではダイヤの輝きに重点を置き、どの揺れるダイヤピアスが輝くか見てみたいと思います。
揺れるダイヤピアスいろいろ
揺れるダイヤピアスには大きく分けて以下の5つに分かれます。
一般のピアスデザインからダイヤだけを吊るすようにセッティングしたダイヤピアス。
そしてチェーンの先にダイヤをセッティングした別名アメリカンピアスことチェーンピアス。
耳たぶに引っ掛けるようにして装着するダイヤフックピアス
そして同じフックピアスでも、レーザーで穴をあけたダイヤ仕様のレーザーホールダイヤピアス
最後に、中石のダイヤを揺れるようセッティングしたダンシングダイヤピアス
このように揺れるダイヤピアスといっても5種類あり、どのデザインのものを選ぶかは選ぶ人の好みにもよりますが、どの手のダイヤピアスが輝くかというと限定されてきます。
ダイヤの輝きは露出度に比例する
ではどのデザインの揺れるダイヤピアスが輝くのか?
それはダイヤの露出度が関係してきます。
そもそもダイヤがなぜ輝くのかというと、光の反射によるものです。
ダイヤ内に光が入射し、その光がダイヤ内で反射され再びダイヤ外へ放射される。
エクセレントカットされたダイヤがよく輝くのもこの原理によるものです。
つまり入射する光の量が多ければ、それだけ輝く度合いが高くなるというわけです。
光の入射を高めるにはダイヤの露出度を上げなけれなりません。
つまり露出度の高いダイヤほど輝きやすいということになります。
上の5種類のダイヤピアスのうち、どれがダイヤの露出度が高いかというとレーザーホールダイヤピアスです。
なぜなら他のダイヤピアスはどれも爪で留められているからです。
ダイヤピアスのほとんどは6本爪でダイヤが留められており、この爪が光の入射を遮り輝きの度合いを弱めます。
しかしレーザーホールダイヤの場合、ホールを利用してのダイヤ留めですから爪はなく、それゆえほぼルース(裸石)状態といえます。
つまり最も露出度が高く輝きやすい環境にあるのがレーザーホールダイヤのピアスということになります。
揺れるダイヤピアスならレーザーホールが最も輝く
ダイヤの露出度から考えてレーザーホールダイヤは最も輝く環境にあるといえます。
それゆえ揺れるダイヤピアスを選ぶならレーザーホールのダイヤのものが最も輝くといえましょう。
しかし最も輝きやすい環境にあるからといって、どんなダイヤでもキラキラ輝くというわけにはいきません。
やはり輝くには、光をスムーズに透過させる透明度が重要になってくるのです。
ではどの程度の透明度があればダイヤは輝くのか?
ダイヤを評価する指標として4Cがありますが、このうちの透明度を示すクラリティが少なくともSIクラスのものが必要となってきます。
クラリティとは
ダイヤの価値を測る指標として4Cがあります。
カラット(重さ)、カラー(色)、クラリティ(透明度)、カット(研磨・プロポーション)の頭文字をとってそう呼びます。
この中のクラリティとはダイヤの透明度を表す指標で、ダイヤの輝きに大きく影響します。
ダイヤは天然鉱物ゆえ、必ずインクルージョン(内包物)が存在します。
このインクルージョンの多い少ないによってダイヤの透明度は大きく変わります。
簡単に言うとクラリティとは、このインクルージョンの多い少ないを表した指標といえます。
インクルージョンが全く存在しないダイヤのクラリティはFL(フローレス)と評価されます。
そしてインクルージョンが増えるにしたがい、IF、VVS1、VVS2、VS1と評価されます。
ではダイヤが輝くためにはどのランクのものがいいかというと「SIクラス」以上です。
SIクラスとは、インクルージョンの発見が肉眼では困難な時につけられる評価で、そのくらいインクルージョンが微小なのです。
しかしその下の「Iクラス」になると、インクルージョンが肉眼で容易に発見できる時につけられる評価で、それくらい大きいと光の透過を遮り、輝きを著しく落としてしまうのです。
言葉だけの説明ではわかりにくいと思いますので、実際に比較画像を見てみましょう。
左がSIクラス、右がIクラスのダイヤです。
明らかに透明度が違うでしょう。
このように輝くダイヤを望むなら、クラリティが「SIクラス」以上のものを選ぶ必要があるのです。
ダイヤに美しさを求めるならカラーも重要
さらにダイヤに美しさを求めるならカラーにもこだわらなければなりません。
ダイヤは天然鉱石ゆえ、すべてが無色というわけではありません。
素材の混入により、黄色味を帯びたものが存在します。
最近ではVery Light BrownとかYellowといったダイヤが売り出されていますが、要は色のついたダイヤであり、価値的に見れば無色のダイヤより劣っているといえます。
やはり選ぶとしたら無色のダイヤがおすすめです。
私が無色のダイヤをすすめる理由は、プリズム効果があるからです。
プリズム効果を発揮する無色のダイヤ
太陽光を含む白色光はプリズムを通せば赤、橙、黄、緑、青、藍、紫と七色に分かれます。
これは色それぞれの波長が異なるため、屈折によって光が分散されるためです。
この現象がダイヤ内でも起こります。
ダイヤ内に光が入射すると、光の中にある波長の異なる色が屈折によって分散されます。
上質のダイヤモンドを覗き込むと、いろいろな色の光線が発見できます。
これはダイヤ内でプリズム効果がなされているからです。
無色のダイヤに光が入射すると、反射した光は変色されることなくありのままの光線を放ちます。
しかし色のついたダイヤモンドの場合、ダイヤのカラーの影響を受けてしまい、光線を変色させるのです。
これがダイヤの美しさに影響します。
ダイヤに美しさを求めるなら無色の方が望ましく、色のついたものは避けた方が無難です。
ではダイヤが美しく輝くためには、カラーがどのランクのものがいいかというと「H」以上のものが望ましいといえます。
同じ「ほとんど無色」に属しているG、H、I、Jですが、IとJはその下の「わずかな黄色」のランクに近いこともあり、やはり幾分黄色く見えます。
プリズム効果にさほどの影響を与えないのは「Hカラー」以上のダイヤといえ、美しいダイヤを求めるならこれ以上のものを選ぶ必要があります。
まとめ
輝き重視の揺れるダイヤピアス選びを述べさせていただきました。
参考になりましたでしょうか。
最後に、おすすめのレーザーホールダイヤピアスを紹介し、このページを閉じたいと思います。
最後までお読みいただき、真に有難うございました。