婚約時にもらった立て爪ダイヤリング。
ほとんどの方がタンスに眠ったままで、あまり使用する機会がないのが現状といえるんじゃないでしょうか。
その理由は、ダイヤがリングより突起してるため使い勝手が悪いから。
それにダイヤを留めてある爪が衣服の繊維に引っかかることがあり、衣服自体も傷めてしまう恐れがあるという理由も挙げられます。
こういった理由から、立て爪ダイヤリングは普段身に付けるにはあまり向かないリングといえ、そのためリフォームする方も多いと聞きます。
ではどのようなダイヤリングなら普段使いに合うのでしょうか。
今挙げた普段使いに合わない理由の反対、つまりリングよりダイヤ部分が突き出ていなくて、繊維に引っ掛ける心配のない爪のないダイヤリング。
こういったダイヤリングなら普段使いに合うリングだといえましょう。
そんなダイヤリングがあるのかというと、あります。
それが伏せ込み留めのダイヤリングです。
伏せ込み留めダイヤリングとは
伏せ込み留めとは、リングのアームとダイヤのトップが面一（つらいち）にある状態の留め方で、これにより一粒ダイヤリングにありがちな突起はなくなり、引っ掛かりがなくなるのです。
それにダイヤを留める爪はなく、リングのアームが上下から挟むようにダイヤを留めた格好ですから、衣服などの繊維に引っ掛ける心配はないのです。
伏せ込みダイヤリングのメリット
ただリングアームとダイヤが面一で、爪のないダイヤリングならほかにもあります。
埋め込み留めのダイヤリングとフクリン留めのダイヤリングがそれです。
しかし伏せ込み留めダイヤリングには、これらふたつに優るメリットがあるのです。
それはダイヤの露出度です。
ダイヤは光を浴びてこそ輝く
そもそもダイヤが輝くのは、光を浴びるからです。
光がダイヤ内に入射し、その入射した光がダイヤ内で反射され、再びダイヤ外へ放射される。
これがダイヤの輝きの仕組みですが、つまりダイヤがより輝くためにはより多くの光を浴びなければなりません。
そのためにはダイヤの露出度が高くなければなりません。
では伏せ込みダイヤリングのダイヤの露出度はどうでしょう。
伏せ込みダイヤリングは以下の通りダイヤを上下から挟んだ格好で留めています。
しかしリング内に埋め込んだようにはなっておらず、ダイヤサイドは露出した状態です。
しかし埋め込み留めダイヤリングの場合はダイヤがまさしくリング内に埋め込まれた格好でセッティングされているため、ダイヤの露出度は伏せ込み留めに比べやや低いといえます。
また覆輪留めダイヤリングのダイヤは、周囲を地金が覆った形で留められているため光の入射はダイヤの表面に限られ、伏せ込み留め、埋め込み留めダイヤの露出度に比べればかなり低いといえます。
このようにダイヤの露出度の観点から考えると、伏せ込み留めダイヤリングが最も光を浴びやすい環境にあるといえ、それゆえ最も輝きやすいとも言えるのです。
おすすめ 伏せ込み留めダイヤリング
まとめ
伏せ込み留めダイヤリングが普段使いに合う理由について述べさせていただきました。
いかがだったでしょうか。
参考になりましたでしょうか。
このページが皆様のお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、真に有難うございました。